ユーラシア大陸バイク旅 2019
（バイク旅に必要なもの10点）
－①パスポートと②ロシア業務ビザマルチ編－
今回は、ユーラシア大陸バイク旅（海外ツーリング）に必要なものとして①パスポート、②VISAの手配をご紹介します
ロシアビザは日本出発前に取得する必要があります。
ロシアのビジネスビザを個人で取得する人は少なく、自分でビジネスビザを取得する方法を掲載しているブログほぼ皆無なので、丁寧に解説しています。
≪バイクについて≫
バイクはスーパーカブプロ110をタンデム仕様（2人乗り）に改造しました。
オカキン、ミホキンの男女2人旅です。
こちらについては、また後日後述します。
今回の旅のルート（予定）
①ロシア→ ②モンゴル→ ③ロシア→ ④カザフスタン→ （船）→ ⑤アゼルバイジャン→ ⑥ジョージア→ ⑦アルメニア→ ⑧ジョージア→ （船）→ ⑨ウクライナ→ （飛行機）→ ⑩モロッコ
※⑨ウクライナに一時的にバイクを置いて、後日ロシア経由で日本まで自走予定です。
出発日と旅の期間（予定）
2019年7月6日より4～5カ月
バイク旅に必要なもの③国際免許証
④登録証書
⑤自動車カルネ（渡航国によっては必要）
⑥国際ナンバープレートとJマーク
⑦フェリー予約
⑧通関依頼（上組 境港支店とLinsk）
⑨海外旅行保険
⑩予防接種
≪全体の概要はこちら≫
①パスポート
説明不要ですが、お手元にない方は一番初めに準備する必要がございます。
また、渡航国によって残存有効期間が異なります。
大体半年以上と明記している国が多いですが、必ず、訪問前にご確認下さい。
パスポートのページについて残存枚数〇ページ以上と規定がございます。
こちらも渡航国によって異なるため、残り枚数少ない方はページの増刷に必要がございます。
≪パスポートの作成≫
ICチップ内蔵のパスポートの申請から受取に約1週間です。
IC旅券作成機が設置されていない在外公館の場合は10日～3週間ですが、日本在住の方は関係ないかと思います。
10年間有効なパスポート（20歳以上）で都道府県収入証紙2,000円、収入印紙14,000円で合計16,000円です。
発行料金は10年間有効なパスポートで16,000円。
②VISA編
日本のパスポートは世界最強で、ノーVISAで入国出来る数は190ヵ国（2019年1月現在）。
（VISA免除や到着後に申請可能な国を含める。）
残り35ヵ国は他国でVISA申請が必要となります。
但し、ブラジルについては、2019年6月17日より日本人のビザが免除されました。
詳しくはブラジル連邦共和国総領事館のHPよりご確認下さい。
私たちがバイクで旅する中で日本出発前に必要な国は≪ロシア≫のみとなります。
それ以外は他国で取得が出来る（例えば、アゼルバイジャンVISAならカザフスタンで取得可能）ので、日本出発後に取得します。
≪VISA申請が事前に必要な国≫
・アジア＝アフガニスタン、ブータン、北朝鮮、パキスタン、トルクメニスタン。
・中東＝イラク、サウジアラビア、シリア、イエメン。
・ヨーロッパ＝ロシア。
・中南米＝キューバ、ブラジル。・オセアニア＝ナウル。
・アフリカ＝アルジェリア、アンゴラ、ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、中央アフリカ、チャド、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボアール、赤道ギアナ、エリトリア、ガンビア、ガーナ、ギニア、リベリア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、シェラレオネ、南スーダン、スーダン。
≪東京のロシア大使館について≫
東京のロシア大使館は2019年6月より完全予約制になりました。
ロシア大使館へ申請に行かれる方は、こちらより予約が必要となります。
かなり混雑するようなので早めの予約をオススメします。
尚、東京のロシア大使館のみの制度で、2019年6月現在では大阪や新潟など、他の領事館では予約を必要としているわけではありません。
≪自分で取得！！ロシアビザの手配≫
観光ビザの場合、シングルでもダブルでも最大30日までの滞在となります。
30日ですとバイク旅の自走ではかなりギリギリでほぼ観光せず、走り切って終わりです。笑
そのため皆さん、業務ビザで申請しているため、今回は業務ビザのマルチ12カ月で申請しました。
申請の手順は≪出典≫momcom別館さんが丁寧に解説してくれています。
シングル、ダブル、マルチとは、ビザの期間内にロシアへ入国出来る回数の事を指します。
ざっくりとした申請の手順は、
↓
↓
③ロシア大使館、ロシア領事館へ行きパスポート＆書類を持ち込む
↓
④ロシア大使館、ロシア領事館へ行きビザ受領
≪今回の申請日≫
5月28日 ①招聘状を依頼
↓
6月13日 ①招聘状を取得
↓
6月13日 ②オンライン申請（EVA）
↓
6月17日 ③大使館へ持ち込み
↓
6月20日 ④ビザ受領
①の招聘状作成で業務ビザのマルチは12カ月の一番安いもので21営業日（オリジナルだと20日ですが別途送料が掛かります）で発行されます。
（営業日なので土日祝を含めると実質は4週間程度です。）
④のビザの受け取りは、費用が掛からないものだと業務ビザの場合6営業日となります。
そのため、業務ビザのマルチ12カ月で申請する場合、一番安く済ませるなら申請から受取までに1カ月強掛かると想定されます。
Travel Russiaでの招聘状の発行費用は、業務ビザのマルチ12カ月を21営業日で『電子招聘状（Electronic code from the Federal Migration Department）』で受け取る場合、RUB6,499（約11,000円）です。
今回、VISA申請に取り掛かるのが遅かったので、13営業日で申請しました。
ユーロで申請したのでこの時のレートで€107.85（約13,000円/RUB7,800）でした。
Travel Russia 業務ビザ申請画面（momcom別館さんを参照ください。）
こちらのページは後日、スクショを取ったので申請した時と€の金額が異なります。
先ほどの画面を進むと受付番号が表示されます。
メールが送られてきますが、Gmailの場合、『迷惑メールフォルダ』に入ってしまいます。
最初気付かずそのままスルーして、ATTENTIONの下のFor payment and review of your order details click here.から支払画面に進みました。
メールの内容は受付状況（受付番号付き）と支払い状況が確認できるリンクと諸所の注意事項です。
先ほどの画面のFor payment and review of your order details click hereをクリックか、メールのリンクをクリックすると以下の画面に。
『PAY BY CREDIT CARD』（最初の画面の支払方法でクレジットカードを選択しました）をクリックすると、支払手続きに移ります。
個人情報の関係で、後日上記のダミーページを作成しスクショしました。
個人情報の関係で、次の支払画面のスクショは控えておりません。
支払いを終えると、次のページで『Thank you for choosing our company』の文言が。
これで招聘状の申請は終わりです。
同時にメールにも支払いの受付完了メールが届きます。
1件目のメール（迷惑メールに入っていた）のリンクを確認すると、進捗状況が確認できます。
そこで受け取れる日が記載されているのですが、予定より2営業日早く入手出来ました。
『招聘状』と『注意事項』が掛かれた2枚のpdfがメールに添付されておりますので、招聘状を印刷して②EVA申請します。
≪届いた招聘状≫
※個人情報の関係で、全て白抜きで掲載しております。
最初の画面で『査証申請の国』で『JAPAN』、ヒントの言語を『日本語』を選択すると、次回以降のページで英語の他に日本語での説明が出てきます。
下に確認事項が出てきますので、必ず目を通してください。
（確認事項にも書いていますがセッションは1ページに付き20分で切れます。）
読んだら『この情報を読みました』をチェックし、『新申請書を記入する』をクリック。
パスワードは好きな数字で。
右上には『8桁の申請書番号』が出てきます。
これは再度、入力する事があれば必要になりますので、メモして下さい。
左下のランダムに出る英数字を入れて次の画面へ。
次の画面ではまた、申請書番号が出ます。
番号をメモしたら次へ進みます。
業務ビザのマルチで申請したので以下のように入力しました。
ロシアの入出国日は必ず、招聘状の日付と合わせること。
一致していないとビザ申請の際、不備で申請が通らない可能性がございます。
『Your place of birth』はパスポートと同じ本籍地を入力します。
『Which institution you are going to visit?』はTravelrussiaから招聘状を買ったので『Organization』のまま。
会社名、住所はTravelrussiaの住所を入力します。
※TravelrussiaのHPやメールに記載の住所をコピペでは何故かエラーが出ました。
Googleマップの住所をコピペ（日本語のロシアを英語のRUSSIAへ変更）したら大丈夫でした。
『Invitation number』は招聘状の左上に数字6桁と英数字9桁がございます。
英数字9桁（1桁の数字＋アルファベット1文字＋7桁の数字）を入力。
『City name』は招聘状に入力した訪問予定都市を入力します。
招聘状はロシア語で記載されております。
私は念の為、ケータイにロシア語入力のキーボードを入れ、ロシア語から日本語へ翻訳し都市の確認をしました。
上段は自分の住所や連絡先電話番号、E-mailアドレス、下段は勤め先の情報です。
『Work position』は自営業なので『Self-employed』にしました。
最後に、どの大使館で申請するか選択項目がございます。
次へを押すと、画面上で入力した内容の確認画面が出ます。
万が一、誤りがございましたら、『編集』より訂正が可能です。
『保存する』を押すと、EVAの入力したフォームが2枚出てきます。
こちらを印刷します。
印刷した2枚目に『写真の貼り付け』、『日付』、『サイン』をします。
写真はパスポート用の4.5㎝×3.5㎝で写真の大きさに対し顔が小さすぎたりすると、受理されませんのでお気を付けください。
≪EVA内容≫
③ロシア大使館、ロシア領事館へ行きパスポート＆書類を持ち込む。
『招聘状』と『EVA』と『パスポート』、（身分証明書）を持ってロシア大使館（領事館）へ申請に行きます。
入り口の警備員の方に身分証明書を確認されました。領事館へ持って行く時点でパスポートを預ける必要がございます。
水、土日祝、ロシアの祝日はお休みです。臨時休館（公式サイトの『領事部からのお知らせ』）もあるようなので、詳しくは公式サイトまで。
ビジネスビザの場合、1週間（6営業日）だと発行手数料が無料です。
6月20日にビザがついたパスポートを受け取りました。
≪ビザ代≫
招聘状約13,000円
ビザ発行手数料4,000円
交通費1,120円（2往復分）
合計18,120円で済みました。
これに、オカキンのビザ代別途約17,000円ございますが。
もっと申請のタイミングに余裕があって招聘状の発行を21営業日、ビザの発行を6営業日にしてたら、約6,000円安い12,120円で済みました。
業者を使う場合、安くても50,800円です。
なんと、32,680円も節約出来ました！！
②ロシア連邦外務省領事局のEVA取得サイト
※事前予約（ロシア大使館）
次回は③国際免許証、④登録証書の詳細や手続きの仕方をご案内します。
その他の準備記事をまとめてご覧になられたい方はこちら
ご質問のある方は、以下までご連絡下さい
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