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奥村大介(神魂 I am GOD)神は自分の中に
個人投資家×不労所得×FIRE×資産設計アドバイザー×人生設計トータルアドバイザー×真実YouTuber×真実系ブロガー×俳優×スピリチュアル×ヒーラー×衣食住×時間×健康×人生コンサルタントしています。

古着転売をビジネス化、月数千万円を売上で「FIRE」した男性のノウハウ…「スマホ転売」は止めて衣料品に変えるべきだ

フロリダ州コーラル・スプリングスにある古着屋「ザ・スポット」でのリチャード・S。

フロリダ州コーラル・スプリングスにある自身の古着店「ザ・スポット」でのリチャード・Sさん。

Courtesy of Richard S.

2008年、リチャード・S(Richard S)さん(プライバシー上の理由から姓を明かすことを控えている)が家電量販店のサーキットシティで働き始めてから数週間後、同社が破産を申請し、彼は解雇されることになった。

フロリダ州フォート・ローダーデールで暮らすこのシングルファーザーには、あまり選択肢は残されていなかった。

「2008年当時、一度解雇されたら、またすぐに雇用されることはありませんでした」と彼はBusiness Insiderに語った。

住宅危機の真っただ中で、株式市場は57%下落し、雇用の機会も減っていたのです。

さらに使っていた携帯電話のT-Mobile Sidekickが壊れてしまったことで、彼の経済状況はさらに悪化した。イーベイ(eBay)で新品を購入すると75ドル(約1万1625円、1ドル=150円換算)もしてしまうのだった。

「その時、手元には75ドルもありませんでした」と当時20代前半だったリチャードさんは話している。しかし彼は同じT-Mobile Sidekick(携帯端末)が、クレイグスリスト(Craigslist、コミュニティ単位で情報交換できる掲示板サイト)で35ドル(約5425円)で販売されていることに気づいた。そこで彼はクレイグスリストでSidekickを購入し、その後、イーベイに出品することでお金を稼ぐことができた。

『お金が2倍になった』と思いました。35ドルで買って70ドルで売れました。この取引では35ドルが手元に残り、実質的にタダで携帯電話が手に入るのです。私はすぐにアクションを起こしました。

その後、リチャードさんはクレイグスリストでSidekickやiPhone、ブラックベリー(BlackBerry)を購入し、イーベイで転売することを始めた。

「息子のために食卓に食べ物を並べ、屋根のある家を確保しなければならなかったのです。毎週、毎月、その日暮らしで乗り切るだけの日々だった」と話す彼に、イーベイでの転売ビジネスは生活費や光熱費などを支払うのに十分な利益をもたらした。

リチャードは2008年に職を失って以来、「求職申込書を書いたことは一度もありません」と話している。

スマートフォンから衣料品へと方向転換
リチャードさんはスマートフォンの転売で十分な収入を得ていたものの、「キャッシュフローは非常に厳しかった」という。電子デバイスというのは転売ビジネスを行う人にとっては難しいカテゴリーになる可能性があると彼は説明する。

デバイスはテストする必要があります。また充電器や、ブラックベリーならスクロールホイールなど、新たに部品を買わなければならないこともあるのです。

しかし、衣料品なら「テストもトラブルシューティングも、部品も必要ありません」とリチャードさんは言う。

衣料品は郵送する途中で壊れることもなく、シャツを着るための説明書も必要ありません。サイズが合わなかったら、顧客は返品することで全額返金してもらうこともできます。

 

リチャードさんは、電子デバイスから中古衣料品の販売に切り替えた時、自分のクローゼットにすでにあるものから売り始めた。
Richard S.

リチャードさんがイーベイで販売した最初の衣料品は、自分のクローゼットから出してきたヴィンテージのNFLバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)のジャージだった。リチャードさんによると、このジャージは出品したその日に約80ドル(約1万2400円)で売れたという。

そしてクローゼットからさらにいくつかの服を出品した後、リチャードさんは何かをつかんだと感じた。「銀行口座にお金をたくさん入れるための最も楽な道は、電子デバイスから離れ、衣料品の専門知識を得ることだ」と気づいたのだ。

それでもリチャードは、自身のイーベイストアを「Technsports(テックンスポーツ)」と名付けた。

グッドウィル(Goodwill)、救世軍のバザー、そして地元のリサイクルショップやフリーマーケットを回っている間、リチャードさんは電子デバイスには目を向けず、誰も気にもとめていないような衣服の山を物色するようになった。

「地面には衣類が山のように積まれていました。これらを1ドルで買いたい人もいれば、50セントで買いたい人もいるのです」とリチャードさんはその時のことを振り返る。

何が良いものかを知っていれば、しかるべき市場に行って大きな利益を出すことができると考え、時間をかけてブランドについて勉強しました。

リチャードさんの基本的な戦略は、ナイキ(Nike)、ルルレモン(Lululemon)、ラルフローレン(Ralph Lauren)など、多くの人が毎日着用する「定番」ブランドを購入することだった。

「わざわざ出かけてグッチ(Gucci)を買うつもりはありません。ルイヴィトン(Louis Vuitton)も買いません。私は誰もが買うことができる、日常的な価値のあるものを買っています。そちらの方が市場がずっと大きいからです」とリチャードさんは話し、また日常的な商品の転売だけで生計を立てることは十分に可能だと付け加えた。

リチャードさんの平均商品原価は5ドル(約775円)ほどで、平均販売価格は約30ドル(約4650円)だった。ここから送料とイーベイの手数料を差し引くと、商品1点あたり約20ドル(約3100円)が手元に残ることになる。

それを1日14回やれば、1日あたり280ドル(約4万3400円)の利益になります。イーベイで1日に14点の商品を転売すれば、年間で10万ドル(約1550万円)を稼ぐことができるのです。

コロナ禍でもビジネスの規模を拡大し、1日250点を販売して数百万ドルの売り上げを達成
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、リチャードさんが在庫を仕入れている店を含む多くの小売店が、一時的に営業を停止することになった。しかし一部の古着リサイクル店はまだ営業していたため、リチャードさんはこれらの卸売店で買い付けを始め、最終的には調達を手伝ってくれる請負業者を雇うまでになった。

1日に120点の商品を出品するために何年も休みなく働き続けた後、リチャードさんは初めてフルタイムの従業員を雇用することになる。2人体制になれば仕事量を2倍にし、毎日の出品目標を120点から250点に引き上げることができると考えたのだ。

    リチャードさんは倉庫にフォトステーションを設置し、出品した商品を撮影している。


月10時間働いて、累計売り上げは約2億円…17歳の少年が家族の借金を返済しようと始めたビジネスとは
ピーク時には、リチャードさんのストアには5万点を超える商品の在庫があり、それらは倉庫に保管されていた。従業員は5人で、そのうち3人が商品ページや写真の作成を手伝い、2人が発送を担当していた。

「私たちは毎日、週7日、250点の商品を出品していました」とリチャードさんはいう。

イーベイで最も稼いだ年の売上は250万ドル(約3億8750万円)でした。

Business Insiderは、2022年の3カ月間の売上が47万2493ドル(約7324万円)であることを示す、イーベイのダッシュボードのスクリーンショットを確認している。これは月の売上にすると約15万7000ドル(約2434万円)になる。

この転売ビジネスで重要なのは、規模を拡大しながらも品質の高い出品ページと商品を維持することだという。

「少し語弊のある言い方ですが、ただゴミを並べてるだけで素晴らしい結果を期待することはできません」とリチャードさんは言う。

質の高い商品を、質の高い出品ページで出品する必要があります。そうすれば、イーベイと顧客は利益を生んでくれるのです。

イーベイの「リスティング・クオリティレポート」は出品者に上位10カテゴリーの業績概要を提供しているが、その2021年版で、リチャードさんのストア「テックンスポーツ」は、出品者数が13万7128人の古着Tシャツのカテゴリーや出品者数が19万3012人の古着Tポロシャツのカテゴリーで第1位にランクされている。Business Insiderは報告書のコピーでこれらの詳細を確認した。

「50年の休暇」に備えてビジネスの規模を縮小
テックンスポーツを15年間にわたって成長させてきたリチャードさんは、何年も前にパートナーと交わした「50年の休暇」を取るという約束を守るために、少しビジネスの規模を縮小している。

リチャードさんは、貯蓄と投資によって、すでに生活するのに十分な資産を保有しており、世界中を旅行して「1日18、20時間働いていたときに見逃していたものを見るつもり」だと話してくれた。



Courtesy of Richard S.

リチャードさんの倉庫のリースは2024年8月に終了し、更新する予定は今ところないという。この16カ月間で、彼のストアの商品数は約5万3000点から5000点へと縮小された。

「私は今後もずっとイーベイのストアは持ち続けます。イーベイが大好きなので」とリチャードさんは話す。リチャードさんは純粋に楽しむために1日20点程度の商品を出品する予定で、2019年にオープンしたコーラルスプリングスの実店舗も引き続き営業を続けるとのことだ。

またリチャードさんは、他の人がイーベイでの転売ビジネスでお金を稼ぐのを助けるために、2023年に始めたユーチューブ(YouTube)チャンネルも成長させていきたいと話している。

「私はあまり豊かな環境で育ったわけではありません」とリチャードさんは言う。

イーベイは私の人生を大きく変えるのに役立ちました。それが可能だということ、あなたにもできるということを多くの人に教えることができれば、それはとても名誉なことです。
フロリダ州コーラル・スプリングスにある古着屋「ザ・スポット」でのリチャード・S。
リチャードさんは、電子デバイスから中古衣料品の販売に切り替えた時、自分のクローゼットにすでにあるものから売り始めた。   リチャードさんは倉庫にフォトステーションを設置し、出品した商品を撮影している。