当社は自社カーボンナノチューブペーストを販売し始めてから以降、徐々に施工箇所を広げてきました。当初は基本部分であるバッテリーの±両端子及び電極、+側から車体へ電気を供給するアース端子面及び接地箇所から始めて、徐々にセンサー及び代表的補器類のカプラー電極部へ施工箇所を広げてきました。
ご存じのとおりカーボンナノチューブの電気的優位性はかなりのもので、銅の1,000倍以上の高電流密度耐性、銅の10倍の高熱伝導特性というかなりの導通性能。サイズがナノなので電極のナノサイズの凹凸に入り込み電気の通る量がかなり多くすることが可能になります。
基本施工箇所であるバッテリー関連部分への施工(Air Repair iQは軽自動車用バッテリーを使っているので端子サイズが違います。なので変換アダプターが噛んでいますのでロスがある)だけでも効果を感じる事ができ、始動性の向上や灯火類の照度の向上、オーディオの音質の変化などを感じる事ができ、スロットル動作関連、点火系関連、エアフロ関連、サブコン系統の接続部にも施工箇所を増やしていき、かなりの変化を感じるようになりましたよね。
ただ、この細かな部分への施工をAir Repair iQに行った時のエピソードなんですが、一気に施工を行ったんです。するとAir Repair iQのイグニッションをONにしても全く動作しなくなったんです
そりゃあ焦りました・・・
ECU(サブも)を含めて全てが壊れたか?なんて。ヒューズ類もメイン回路の焼損など全て点検。異常無し・・・
ひょっとして回路全交換か?
ダメもとでバッテリーを再接続しイグニッションON・・・全てのウォーニングランプが点灯後消灯
やった
どうやら通電条件が一気に良くなりECUへの情報信号伝達量が増えすぎてフリーズしたみたい・・・(これは予想ですが)
その後、アイドリング学習を行い走り始めるとかなりの変化を感じるようになったんですよね。どこがどのように、といったようなピンポイントなものではなく全般にしっかりした感じとでも言いましょうか・・・難しい
この施工時期に気になっていたのがオルタネーターのB端子接続部と制御用カプラーへのカーボンナノチューブペーストの施工。実は一瞬フリーズした時の事が記憶に残っていて、電流量の多い個所に施工する事にちょっとした恐怖があったんですね。
だから販売開始して2年ほども経った今頃になってしまったんですよ。
施工は4日ほど前で午前中に施工しました。
そして、午後に試走を行いチェック。
既に感じたのが走り始めからのエンジンの回転上昇やトルク感やレスポンスの良さ。これは当初から私の予測&期待していたことでオルタネーターで喰われるエンジンの力(昔の車とは違いロスはかなり軽減されているとはいえ)のロスを抑えられていると思われます。
そして充電回路における送電ロスが少なくなりバッテリーの充電容量の回復が早くなっているということも。
充電時電圧が0.1V上昇していることからもわかりますよね。
そして4日間放置後の本日の夜明時(気温0℃)に始動してみると・・・
セルモーターの始動瞬間は一瞬鈍かったものの元気に初爆
暖気後に定期参加しているCars&Coffeeに向かいました。
これで当社のカーボンナノチューブペーストの施工に関しての実務的裏付けに自信がもてるようになりました。施工時における優先順位もですね。エレスタビヒューズや追加アーシングとも相まって実質的に満足のいく電気的チューニングとなると確信しています。
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