今日は月に一度の静電気除去抑制コーティングのメンテナンス日でした。
静電気除去抑制コーティング剤の静電気除去抑制剤の成分は水に弱く、屋外駐車で雨天でも車に乗られるのあれば、1ヶ月サイクルは性能維持のためには是非とも守って頂きたいものです。Air Repair iQは殆ど雨天には乗らず、車庫保管なので静電気除去抑制性能の低下速度は遅いのですが、風で舞う埃が積もってしまうので、やはり洗車と静電気除去抑制コーティングのメンテナンスを1ヶ月サイクルで行うようになってしまいます。上手くいかないものですね~
ただ静電気除去抑制コーティングの効能が効いていると思うのが埃が固着していないというところ。薄いシャンプーでほぼ完ぺきに汚れが落ちてしまうんですよね。
汚れの固着のしにくさというのが静電気除去抑制コーティングの一般的なメリットとなるんですが、実はそれは開発時にはほとんど考えていなかったところなんですね。本来は車両の横風に対する安定性確保であったり、空気抵抗減少による燃費の向上であったりなんです。
空気抵抗の一つに渦(反転流)と渦が剥離して波打つ不整脈的な乱流というものがあります。前者は風切り音や抵抗を生み、後者は走行安定性を損なうようになります。
※基本のドロップダンサー2
タイヤに関して言えば、ゴムの弾性は分子構造によるものなので、静電気帯電すると分子の動きが磁力的な観点から阻害されて本来の弾性を発揮させる事が難しくなります。また水の分子をひきつけてしまうので水はけを邪魔する結果となります。コンパウンド特性やトレッドデザイン、ケース剛性などの部分以外の根本的な物性に対しての影響というものが静電気帯電にはあるんですね。
※エレスタビタイヤコートHG+
※ガラスにはエレスタビガラスコートfor RACE
ガラスの静電気帯電除去も車体並みに重要で影響があるんです。とにかく面積が大きいので車体表面を流れる空気流への影響が大きいんです。また鳥の糞や虫の死骸などの固着も静電気除去抑制コーティングをしておけば少ないです。
作業後の帰路の時に感じるのが雑音の少なさ、そして車が”す~”と走り車速のノリが良いんですね。その流れのままで信号が変わり停車させる時のブレーキングポイントの変化も結構あって、作業前の感覚でブレーキングしても止まらない感じに焦ったり(笑)
実際に開発当初の実験でRN1ステラカスタムで1時間高速定速走行での燃費比較をすると16.5/Lから最大で19.4/Lへの変化があったんです
※実証実験中の動画
静電気の影響云々っていうと眉唾のように思われるのですが実は確実に効くところがあるんです。注意すべきは拡大解釈や便乗的なものです。”静電気の影響で○○”なので除去するのが良いなんていうパターンは本質が解っていない場合が多いです。ご注意を・・・
静電気除去抑制技術によって空力特性や通電特性を良くして最高のパフォーマンスを引き出すエレスタビシリーズ。燃料の改質によりエンジンの本来の力を引き出すタンクタイガーはこちら。むろん直接販売も大丈夫ですよ