急に寒くなりましたゲッソリ

この冬は暖かい傾向にあると聞いていたし、思っていたんですがまさか急激に来るとは滝汗

私の近くではというと名神高速の関ケ原の雪ですか・・・

あそこまでいくと個人の力ではどうしようもないですえーん

 

でも小さなことですが、身近なところで気をつけるとつけないでは差が生まれる事があるんですよね。

それは何かというと路面温度に関する事なんです。

 

この路面温度に対して意識するだけで、低温時のスリップに対するリスクを減らす事ができるようになるんですね。

私がモータースポーツをやってきた中で、絶対に重要なのが路面温度に対する認識なんです。

 

モータースポーツではタイヤの性能発揮ができる温度領域というのが存在します。トレッドデザインやタイヤケース剛性のこともありますがこの性能を発揮できる温度を外すともうお手上げ・・・

 

今のスポ―ツ用ラジアルタイヤは一昔前のSタイヤ(公道走行可能なセミレーシングタイヤ)を凌駕する性能をもっていますので、その頃のタイヤに対してのような路面温度に対しての心構えは必要ないかと思いますが、知っていても損にはならないかと思います。

 

Sタイヤはコンパウンド特性によって概ね3種類ほどあります。低温路面用、中温路面用、高温路面用ですね。モータースポーツの世界では俗にソフト、ミディアム、ハードと言われています。私のスポンサーであったTOYOTIRESの例でいくとR888のソフトコンパウンドは路面温度~15℃、ミディアムは路面温度15℃前後~25℃前後、ハードは路面温度25℃~となっていました。

タイヤの路面温度と、タイヤの持つ性能を発揮できる温度に如何に合わせていくかが、勝敗を決める大きな要素となります。

 

 

この考え方は一般道におけるドライビングに対しても当てはまるんですよ。モータースポーツにおいては路面温度によって最低でもショックアブソーバーの減衰力値やタイヤの内圧を変えて対処します。そこでマシンの操縦性が変わりますからそれにドライバーは対応して頑張る・・・当然ですよね。成績が絡みますから。

 

じゃあ一般車両はどうでしょうか?そこまで頑張る必要性はないのですが、外気温から路面温度を読みそれに合わせるような運転方法にスイッチする必要があります。スリップ事故は条件の良い時の操作タイミング(晴れた時のいつもの感覚)を低温、ウェット、夜間、早朝、霧、降雨、凍結、積雪などの悪条件でやってしまう事から起きてしまうんですよね。

 

そして一番難しいのが、温度+αの要因が重なった時・・・

路面温度0℃として寒い風が吹いている、湿度が高い(相対湿度)、塩カルが撒かれている、太陽光がない、橋の上なんかです。

 

経験上厄介だったのが気温は0℃以上で最低気温が瞬間的に0℃程度、そして路面が濡れていてその水が過冷却状態にある時ですか・・・

タイヤが瞬間コンタクトする時の刺激力でそこのところだけが瞬間凍りスリップする・・・

塩カルが撒かれた条件でこの現象が起こるとかなり怖いし事故る確率が高いです。実は私その経験で1台壊しています・・・

 

今、世界ラリー選手権2024シーズン開幕戦のラリーモンテカルロが開催されています。舗装ですが雪と氷も多い伝統のラリー。世界最高峰のドライバーなのに多くのドラマが待ち受けるようなアクシデントが多いです。

 

 

 

 

冬場で気をつけること・・・

・太陽光の有無

・外気温(路面温度が標示されている表示に注目)

・風の状態

・前日の天気と今後の天気

・走行コースの特徴

・リスキーな状況の場合、操作方法はただ速度を落とすだけでは足りません。一呼吸おいてジワリな感じ。

・自身の車両に関する理解

 

私はAir Repair iQを開発するという立場なので、走行パターン毎に温度とタイヤ内圧との関連性を計測しデータとして持っています。その積み重ねで、現在はほぼ的確に短時間で調整できます。それでも前記のことは常に念頭においています。夏場も同様ですか・・・

 

 

 

 

何も気にせず単調なドライビングは様々な危険を呼び寄せます。常に心を開き、手、脚、腰に伝わる変化を敏感に捉えてドライビングに変化を与えるようにしましょう。きっと安全度が高まると思いますよラブラブ

 

 

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