当社のチューニングのポイントの一つはハードな触り方ではなく、如何に通電条件を良くしていくか、です(とはいえパワーを出すには混良い空気、良い燃料、良い火花という事に関しては重要なことで外す事はありません。それを詰めた上での話です。)。

 

今の車は電気の力で制御されています。それも簡単な電気信号でのON&OFF的なものではなく、関数的な信号で細かくデータ化した情報を、複数の機器(補器類やセンサー)からECUが受けて同時処理を行い、次はそれを補器類に指示するように高度なフィードバック制御を行っています。

 

その制御の基本となるのがCAN通信です(Controller Area Network)

このCANの基本は電圧線における電圧の変化をデータに変換することにあるんですね。またCANはデータ転送における厄介なノイズに対する耐性があるということも大きなポイントです。

 

 

 

 

 

この優れたシステムであるCAN通信が今の車の運行を支配しているといっても過言ではありません。

では、このCAN通信の元となる電圧の状況について多くの方は考えた事はあるでしょうか?おそらくないのではないでしょうか?

 

車の電気の供給はバッテリーですよね。そして補器やセンサー類は専用線ではなく、様々なところでカプラー接続によって寸断されていて、通電状態にはあるけれど完璧な接続状態を作れているとは言い難い状態です。

寸断されているという事は通電していても、電気の漏れがあるということで電圧変化をベースとするデータ生成においては不利となる事はご理解いただけますよね。

 

その部分を補うために生まれたのがカーボンナノチューブ系の接点改質剤なのです。ただし一般的に販売されているものは、カーボンナノチューブをシリコンオイルに溶かしたものです。

実は厄介なのがこのシリコンオイル。油というのは絶縁体なのですよね。なので塗り過ぎると電極接点の性能向上はされずに逆に抵抗となり得る可能性が生まれるのです(これらの製品は電極が黒くなるほど塗るとダメとも・・・)。

 

その部分を解消したのが当社の販売しているカーボンナノチューブペースト(CNT)なのです。通電性を損なわずに作業性を高めたものです。

 

※FORTEとカーボンナノチューブペースト

 

一番オーソドックスな施工場所が、バッテリーの+ー両端子と+側から車体に落としているケーブルの接地部分。これだけも効果を体感できるかと思います。

 

このカーボンナノチューブペーストは諸刃の剣的な一面をもっていて、カプラーの電極に施工を行う際には細心の注意が必要になるという事なんです。はみ出したりしていたらブリッジ短絡を起す可能性が高いですからね。ただ、センサーや補器類への施工を行い成功すればかなりの基本性能の向上が得られます。

 

このカーボンナノチューブペースト、車だけではなくCAN制御を行うもの全てに対応ができるのではと思っています。制御の質があがればより繊細な制御が可能になるので、車で言えばより安全で確実なパワー&燃費&ドライブフィールの向上が可能になるのです。

 

 

 

静電気除去抑制技術によって空力特性や通電特性を良くして最高のパフォーマンスを引き出すエレスタビシリーズ。燃料の改質によりエンジンの本来の力を引き出すタンクタイガーはこちら。むろん直接販売も大丈夫ですよ


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