Air Repair iQはバッテリーを軽自動車用の小型バッテリーに変更しています。これは軽量化なのですが単純な意味での軽量化とは少し違うんですよね。要は搭載位置の問題なのです。
前のストラットより前の部分でボンネットの真下位置。これはロールセンターよりかなり上部に位置する事になるんです。ロールセンターから遠いという事はテコの原理でいうモーメントアームが長いという事。
ここに重量物があると運動エネルギーを得た時に運動加速力と慣性が大きくなるんです。切り返した時にはまだ切り返し前の慣性力が残っている状態。標準のQ55バッテリーは16Kgで今のM55は11Kgと5Kg減。これは走行性能に大きく影響します。
スポーツテイストでいうところの人馬一体感の部分に大きな影響を及ぼすのです。
(一番良いのはロールセンター近くで車体重心近くに置く事。そうすれば重量のデメリットはかなり減らせます)
さて、サイズは違えど能力的には同等なのですが、如何せん容量が小さくなるために定期的なドライブが必要になります。最低でも2~3日おきにはエンジン始動して充電してやる必要性があるんです。ドライブを行わずにエンジン始動を怠ると・・・
5日程度で始動困難に陥る確率がかなり大きくなります。
私は不便でも、乗った時の楽しさを重要視しますので元のサイズに戻そうとは思いませんから、定期的にエンジンを始動して充電します。
しかし放電能力に関しては妥協しませんし、通電条件に関しても妥協はしません。それは車の制御システムが車自身に大きく影響を与えているからです。だからカーボンナノチューブペースト(通電能力は銅の1000倍、ナノサイズなので電極間隙間に入り込む→極小放電が無くなり通電能力向上と放電ノイズの減少)施工、アーシング、エレスタビヒューズでしっかりと通電能力に関しての部分を補強します。
ナンバー無し競技専用車ならば燃料タンクとまとめて後部座席下位置に移動するのですが、車検に通る仕様が大前提のAir Repair iQはその改造はやりません(やれません)┐(´д`)┌
むやみなバッテリーの小型化はお勧めしませんが運動性能を考えた味付けを求める場合には、簡単なチューニング手法の一つとして知っておくと良いかと思います。バッテリーの価格も小さくなると安価になる傾向がありますし。
静電気除去抑制技術によって空力特性や通電特性を良くして最高のパフォーマンスを引き出すエレスタビシリーズ。燃料の改質によりエンジンの本来の力を引き出すタンクタイガーはこちら。むろん直接販売も大丈夫ですよ