車好きが最初に考えるのが車高とタイヤ&ホイルとマフラーだと思いますが如何でしょうか?私もご多分に漏れずそうなんです(笑)

 

ただ、これらの事は走行性能にも関係ありますし、マフラーの音なんかは周辺の人なんかの感情にも関係してくるので、その辺りの配慮も必要な部品でもあります。

 

今日のブログではマフラーについて・・・

 

マフラーは内燃機関の内部で燃焼が起こった後の排気ガスを、大気に放出する大切な装置です。ただ、単なるパイプだけではなく、消音機を取り付けて周辺に騒音をまき散らさないようにもなっています。

 

音量や音質なんかの事は、よくある車雑誌やそれ系のWEB記事に書いてあるので、私のブログでは割愛させて頂きます。

 

マフラー(=排気管)は一種の”ガスを運ぶための配管である”というのが私の考え方です。この考え方からするとガス配管という事になり、ガスを運ぶための効率というものを考える事が必要になるんです。

 

エルボ(管の曲げのところ)には圧力損失が必ず存在していて、総合的な性能を考える場合この損失を考慮しなければいけません。

 

 

この図をみると曲げだけではなく、径がかわるところにも影響が出てくることがわかりますよね。たとえばサイレンサー部分の処理方法でも損失が大きくなってしまったり?

 

 

※90度曲げの場合の損失例

 

私的に、マフラーメーカーさん(完成車のノーマルでも)の製品の曲げ方をみてたまに?と思うところも正直あったりするんですね。

 

私が以前乗っていたGC8インプレッサSTI-RAのA4(B3)競技車両に採用していたマフラーは、日本メーカーの物ではなくARTというイタリアのメーカーのものでした。競技用なのですが大容量のサイレンサーがついていたので日本のメーカーの物より静かだった気がします。

 

違いは随所にみられましたね。サイレンサーの外側の造りは完全な溶接で、日本メーカーのような筒の両端を板で蓋をしたような形ではなく、Rのついたファンネルのような形の蓋を丁寧な溶接でくっつけたような感じ。こうすれば圧力損失が軽減するし、ガスが壁に当たって発生する排気干渉音が少なくなります。ガスの抜けは当然良いですよね。

 

Air Repair iQに装着しているオリジナルのテールパイプも曲げ角度と太さを考えました。モデリスタマフラーを最初から装着していたのですが、どうも排気干渉音が強く、そして車自体のエンジンのピックアップが宜しくない。

 

よくよく観察してみるとメインサイレンサーから後ろのパイプの造りが全くの手抜き。これじゃ圧力損失も大きいし、排出ガスも詰まってしまうので作る事にしたんですね。

 

※上がAir Repair、下がモデリスタ

パイプの太さと曲げ角度が違います

 

一番あり得ないと感じたのがデュアルに分岐するところの造り。細くしている上にプレス型に細いパイプをより細くして押し込んだ形です。これじゃガスは詰まるし音も濁りますよね。

 

※問題の部分、コスト削減の極致のような造り(笑)

 

※きちんと考えましたよ~

 

テールパイプを変えただけでも音量は変わらないままで音質がかわり、レスポンスも良くなり燃費も向上しました(他のお客様も同様な感想を頂いています)。重量も軽くなり良い事づくめ♪

 

小さい車だから細かいところは手を抜く、じゃいけないと思うのです。プレミアムコンパクトとして生み出されたiQだからこそ、手を抜かずにきちんと手間をかけた車に仕上げる必要があったのではないかと・・・

 

メーカーがやらないならば私が!

そう思い考えて創ってきたのがAir Repair iQなのです(Air Repairメソッドとでも言いましょう照れ

 

 

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