私の工学基礎知識は航空機を主体にしています。航空機が空を飛ぶ原理は、空気の流れから浮く力を発生させて揚力を発生させる。速度を得るためには動力を使う。その動力にはレシプロエンジン、ジェットエンジンを使う。空中で曲げるには空気の流れをコントロールさせ重心移動をさせ動力とのバランスで曲げる。安定した運行条件を作るには安定した電源供給力や制御力が必要。機体の性能を考えるには空気の流れの基本がわからなくてはならない。エンジンの性能を考えるにも、エンジン内や補器での気体(燃焼ガスも混合気も)の流れを考えないと、安定した高効率な性能を発揮させてやることができない。即ち、すべて気体の流れを如何に工夫して効率を上げるか?なんです。それを考え、生まれ変わらせる、という意味からAir Repair(空気を補修=流体の流れを改善)という名前にしたのです。

 

iQという車に注目したのは、日本製初で世界市場に打って出たAセグメント車だからです。これをスポーツカー的なモノに仕上げるように考えたのはカール・アバルト氏という先駆者がいたからです。大衆メーカーの作ったFIAT500を、アバルト氏の手によりコンペティブなABARTH500という車に生まれ変わらせた手法。これを今に置き換えて考えるとどうなるのか?その答えがTOYOTA‐iQを元にしたAir Repair iQとなったのです。

 

 

小さな機体に大出力エンジンの組み合わせ。これは航空機にも存在していています。今はジムカーナ的なRed Bull Air Raceというのがありますが、昔からエアレースは存在していました。エアレース用の機体はパワーウェイトレシオの優れた大排気量大馬力のエンジンを軽量機体に押し込んで使う感じ。もしくはレシプロ戦闘機の翼端をカットして低高度での運動性能と最高速を上げるという手法が取られていました。私が唯一設計した経験があるのがこのエアレーサー。諸元表を作った際に”こりゃ弾丸だ。何かあったらパイロットは死ぬ。”というものでした。まあ、未熟だったんですね(笑)

 

この、Air Racerの機体バランスとiQの車体バランス(とはいっても平面的なバランスですが)が同じだった事もテーマ車両に選んだ理由です。CAN制御初期で完全にエコに振り、大量生産主体のパーツ構成になり、旨みが完全に封印されてしまった生産型iQを如何に性能を上げていくか?かなり試行錯誤しました・・・

 

最初に空力を意識し、対策したのは実は車体ではなく、インテークシステムだったんです。車のチューニングにはスポーツフィルターや通称キノコ型と呼ばれるタイプが一般的。詳しく書くにはブログ程度では足りないので割愛させて頂きます。

 

初期にリリースしたのが”エアスムーサー”。これは、フィルター以降のエンジン側のエアクリーナーケースの容量が大きいので、考える事ができたものです(私のリリース以降自動車メーカーさんで同サイズのファンネルが採用されているのを見ましたが・・・残念(笑))。中に仕込まれるファンネルのサイズ、長さ、口径、曲率はエンジン本体の欲しがる空気量から吸入流速を割り出して決定しました。設計上、ファンネルの曲率はNCAA翼型モデルから選んで採用しています。実際の生産はそこまで厳密にはできないのですが(笑)。

 

 

生産工場でファンネルの元型はできるのですが、それ以上の仕上げは私の手で行います(工場では不可能だとか)。ですから生産は限定で条件を満たした時期に少量生産するに留まっています。これ単体でも、スロットルコントローラーを使った擬似レスポンスUPよりも、リアルなコントロールが可能になります。こいつの良いところは、純正ECUの補正領域内での吸入条件向上なのでエラーが出ないというとろなんですね♪

 

航空機エンジニアの感覚は結構自動車や二輪の部品に使われています。二輪のエキゾーストシステムの”スーパートラップ”、Gr-BカーのMGメトロ6R4のボディは知る人ぞ知るもの。あのYAMAHAも納入先に防衛庁がありますから(今は知りませんが私の在籍中はミサイル標的機がありました)。

 

航空機技術者は、あらゆる方向性から事象を見る能力が必要とされています。ほんの僅かでもそこを知ったものの特徴を皆様に活かしていきたい、そう思いAir Repairを興したのです。

 

 

当社はiQ専門かと思われるかもしれませんが決してそうではありません(笑)

中古車のご紹介(マニュアル車に注力していますが)&ご準備もできますし、無論iQを探すお手伝い&ご準備させて頂くこともできます♪
これから仕入れられる車であればAir Repairのノウハウを入れた仕様も出来ますよ(^_-)-☆
今ご紹介できるのがこちらの3台

 

・ホンダ CR-Z α アルファ インターナビ TEIN車高調 1500cc
年式(初度登録):2010(平成22)年
次の車検:2019(令和1)年12月
走行距離:8.4万km
車体色:ガンM
その他:6速マニュアル ハイブリッド

・日産 スカイライン 350GT 6速マニュアル ハーフレザー 18インチAW 3500cc(商談中)
年式(初度登録):2003(平成15)年
次の車検:車検整備付
走行距離:7.2万km
車体色:シルバー
その他:ブレンボキャリパー

・日産 シルビア K’s SRターボ サンルーフ 足廻り改 前置IC エキマニ 2000cc
年式(初度登録):1992(平成4)年
次の車検:2021(令和3)年4月
走行距離:17.7万km
車体色:パール
その他:社外インタークーラー、エキマニ、ワンオフマフラー、車高調、足廻り公認

 

 

 

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