今日は定期消耗部品であるブレーキパットとリヤのブレーキローター、それとVベルト二本(俗にいうファンベルト&オルタネーターベルト)の交換作業を行いました。
通常の考えだと、全ての作業が数時間のうちに終わる内容のように思われますがiQは違います。
今回はVベルトの交換は初だったのもありますが、サービスマニュアルの記載内容が大幅に違っていて、その謎を解くのに30分以上。
そして、その作業がかなりの無理な力任せのものだったので、かなりVベルト交換部分で時間をロスしました。
まず朝一は、昨日届いたジャッキの作動チェックを行うことから・・・
異常なしを確認して、作業に必要な工具類をセレクトして作業駐車場にて準備です。
スロープ、ジャッキ、リジッドジャッキ、輪留めは基本中の基本の作業工具です。
インナーフェンダーを外した状態です(インナーフェンダーとVベルトのカバーを外すだけでも時間がかかります)。
この足回りと、フレームの向こうにあるのが二本のVベルトのかかっているプーリーです。
写真は下側のVベルトカバー。上側のカバーの脱着はフレーム体とエンジンの隙間にあるために、特殊な工具と知恵の輪的思考が必要になります。
下から寝た状態で見上げた、カバーを外した状態の上側のVベルトテンショナーの様子。
このテンショナー(張り具合を調整する機構部)のテンションの緩め方が、サービスマニュアルで誤記されていたのと、見つけ出した方法がかなり力の必要なものだったので、脱着にはかなりの体力と時間を要しましたよ・・・
多分明日は疲れが尾を引くと思います。
事前にディーラーで、この部分のマニュアルの記載内容が怪しいと感じていたので、メカニックに作業概要を確認したのですが、マニュアル通りの説明をされて安心していたのですが・・・
iQは希少な車なので、作業経験がないメカニックが殆どなのかもしれません。
朝の10時前から作業を始めて、昼食を取らずにVベルト交換を終えたのが13:30頃。
トイレもいかず作業をしていたので、キリが良いところで昼食休憩です。
自身で握った白おむすび二個と一粒チョコ5個!5分で終了~
そのあと、Vベルトカバー二箇所、アンダーカバー装着(必要のない作業だった/マニュアルに外すよう記載)、インナーフェンダー装着。
ここまで終わった時点で15:30。
ここからがブレーキパット交換作業です。
まずは、専用スポイトでブレーキオイルリザーバーからブレーキオイルを抜きます。
これは、ブレーキパットが減り、キャリパーピストンがその分押し出されて、ブレーキオイルリザーバーの液面が下がるのですが、今までの間にブレーキライン交換とかを行い、ブレーキオイルを交換補充しているので、パットが減った分余計にブレーキフルードが入っている事になるんですよね。
ブレーキパットを交換する際には、飛び出したキャリパーピストンを押し込むのですが、ブレーキオイルを抜かずに押し込むと、リザーバーのブレーキフルードが溢れ出して凄いことになります。
リザーバーの下には苦労して交換した、Vベルトがあるのでそこにブレーキフルードがかかると、全ての苦労が水の泡となりますから・・・
抜く作業はキャリパー一箇所の作業を行う度に行います。
フロントブレーキパットの交換。
オリジナル4potキャリパーの制動力は、iQにはオーバーキャパシティくらいなので、ブレーキパットはブレーキローターに優しいものを使っています。
効き始めがマイルドで、リヤより少し遅れて面圧で効かすイメージでセッティングしています。
このパットの特徴のおかげでローターの消耗は殆どありません。
ただし、ローターのスリットのせいでセルフクリーニング効果もあり、パットはかなり減っていました。
新品の半分くらい、走行距離は25000Kmほどですね。
リヤパットはAir Repair iQの姿勢を決める重要な部分なので少し手間をかけます。
パットは初期制動が一番強いタイプなので、ブレーキローターも減っていきます。前回の交換時は純正ローターで交換したんですが、今回は社外のスリット入りローターに交換しました。
(ノーマルで前後ともブレーキローターとパットが同時に減り、同時に交換するようなものが最高のタッチを生みます。BMW、メルセデス、ポルシェetc欧州車が標準でいいタッチなのはそういう考え方です。ですから、ダストも多くてそれを不満に思う方も多いと思います。実はいい証拠なんですが・・・)
作業は少々手間をかけて、キャリパーピストンの出る量を調整しながら組み付けました。
ネジ調整式キャリパーピストンなので専用ツールを使いながら、三回ほど組んで回して・・・
ブレーキローターはホイルナットで固定されるのでタイヤ&ホイルを規定トルクで組んで、手で回して回転の軽さ(ブレーキの引きずり)をチェックですね。
三回目で満足が出来たので作業終了~そして着地♪
この時点で18:30。
このあと、近所を左足ブレーキでブレーキを引きずりながら低速で数百メートル走行し、新品ブレーキパットの表面の油分とリヤローターの表面保護材を取り全作業が終了です。
私は手間と時間はかかりますが、その工程でチューニング(本来の意味での)作業も行います。
何回も手間をかけるよりも効率的ですもんね。
費用は高めでも、二回の費用を支払うよりは安いので・・・
今回はハプニングがあって、半分キレかかりましたけれど、これもノウハウを得る大切な事だと認識しています。
リヤキャリパーの脱着も前回に苦労して行なったぶん、今回は賢くなりスムーズに作業が進みましたから。
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