桜花賞(GI) … 2024/4/7(日)阪神競馬場
先週は、レベルが低いはずの4歳牡馬のベラジオオペラが勝ち、初G1制覇となった。やはり、主役級がドバイ遠征へ行っているだけに、2番手組なら4歳でも通用するということかもしれない。今週からクラシック開幕となり、まずは桜花賞。例年と比べると豪華なメンバーであり、阪神JFの1〜3着、チューリップ賞の1〜3着、阪神Fレビューの1〜3着、アネモネSの1〜2着、クィーンCの1着、フェアリーSの1〜2着、エルフィンSの1〜2着、アルテミスSの1着と豪華絢爛、ここまでそろうの稀である。唯一、伝説の新馬戦の勝ち馬ボンドガールが、三分の二の抽選を突破できずに出走が叶わなかった(土曜重賞のNZT2着)のが、残念である。それでは、混戦の桜花賞を楽しみましょう。
◎⑫ステレンボッシュ112牝3Jモレイラ…4戦2勝2着2回、連を外していない、エピファネイア産駒、母父はルーラーシップ。阪神JFは赤松賞に続いて、不利を克服しての2着であり、負けて強しの競馬であった。今回Jモレイラ騎手に乗り替わることは、若干のマイナス材料である。それでも素質は一流であるため、今回は逆転すると信じて本命に推す。
○⑧コラソンビート110牝3横山武…6戦3勝2着1回3着2回のスワーヴリチャード産駒、母父はオルフェーヴル。阪神JFは惜しくも3着であったが、4着以下に3馬身差を付けているだけに、3強と言えるかもしれない。前走Fレビューでは、逃げ馬を捉え切れずに2着であった。しかしながら、前走を叩いて状態は急上昇しているとのこと。馬券圏内を外したことがない堅実派、今回も確実に走ってくれると信じて対抗に推す。
▲⑦スウィープフィート109牝3武豊…6戦2勝2着2回3着1回のスワーヴリチャード産駒、母父はディープスカイ。阪神JFは抽選を突破したが、永島まなみ騎手の初G1騎乗でもあり、7着に惜敗した。前走から、鞍上が武豊騎手となり、このレースと相性抜群のチューリップ賞を快勝した。母の母、名牝スイープトウショウは、チューリップ賞を勝ち、桜花賞5着であったが、孫娘がリベンジ冠載することを夢見て、単穴に推す。
☆⑪ライトバック104牝3坂井…3戦2勝4着1回のキズナ産駒、母父はExceed And Excel。唯一負けたのが、チェルヴィニアが勝ったアルテミスSの4着である。その後、エルフィンSを勝ち、そのときの2着がスウィープフィートである。スウィープフィートを単穴に推す以上は、この馬を買わないわけにはいかない。期待を込めて、特注に推す。
△④キャットファイト104牝3松山…6戦3勝のディスクリートキャット産駒、母父はパイロ。阪神JFは、レース前にテンションが上がり過ぎて、終わってしまったとのことで、10着に惨敗した。アスター賞をレコード勝ちした実績馬であり、ようやく前走、トライアルのアネモネSで復活勝利した。今回は輸送も二度目であり、陣営もテンションが上がり過ぎないよう、工夫するとのこと。力を発揮出来なかった阪神JFのリベンジを信じて、押さえることにする。
△⑨アスコリピチェーノ113牝3北村宏…3戦3勝、無敗のダイワメジャー産駒、母父はDanehill Dancer。牡馬相手に、新潟2歳Sを勝ち、前走は阪神JFを勝った実力馬。ダイワメジャー産駒だけに、オークスは距離が合わないと考えられ、ここが勝負なのは明らかである。阪神JF以来の休み明け、ぶっつけ本番なのは、最近のトレンドかもしれないが、やはりどこかを使って欲しかった。無敗の2歳女王であり、1番人気ではあるが、一応押さえることにする。
△⑱チェルヴィニア109牝3Bムルザバエフ…3戦2勝2着1回のハービンジャー産駒、母父はキングカメハメハ。伝説の新馬戦の2着馬であり、その後未勝利戦をぶっちぎって勝ち、アルテミスSを快勝した。そのときの4着馬がライトバックであるため、レース比較としても評価できる。元々、Cルメールが騎乗予定だった素質馬であり、今回はBムルザバエフに乗り替わるが、連に絡む力はあると思う。不利な大外枠を引いたため、評価を下げたが、押さえることにする。