宝塚記念(GI) … 2026/6/14(日)阪神競馬場


春のG1シリーズも、いよいよ最終戦。昨年から開催時期が早まり、安田記念の翌週となった。とはいえ、梅雨どきであることに違いはなく、馬場状態が心配であるが、今年はなんとか良馬場で行われそうである。今年はG1馬5頭が参戦し、超豪華なメンバーとなった。しかも、春古馬三冠の報奨金3億狙いのクロワディノール、父子制覇狙いのメイショウタバル、春秋グランプリ制覇狙いのミュージアムマイルとレガレイラ、宝塚記念2連覇狙いのメイショウタバルと記録挑戦が多く、ダービー馬対決のダノンデザイルも戸崎騎手に戻り、見どころ満載である。もしも、ミュージアムマイルかレガレイラが勝った場合、天馬トウショウボーイ以来の有馬記念1着からの休み明け勝利になるとか…。今年も、夢を託す馬を応援し、熱戦に期待しましょう♪



◎⑯メイショウタバル121牡5武豊…14戦5勝2着1回のゴールドシップ産駒、母父はフレンチデピュティ。昨年のこのレースでは、鮮やかに逃げ切り、3馬身差の圧勝。阪神コースは4戦3勝2着1回の好相性。昨年に比べると骨っぽいメンバーがそろい、逃げ馬だけに、展開に左右されるもろさはあるものの、前走の大阪杯2着から、さらに調子が上がってるとのこと。5歳になった今年は、折り合いにも成長が感じられ、父子2世代の宝塚記念連覇の偉業に期待する。先週の安田記念を勝って、G1勝利の最年長記録となった武豊騎手の記録更新にも期待して、本命に推す。


◯①ダノンデザイル125牡5戸崎…13戦5勝3着4回のエピファネイア産駒、母父はCongrats。 昨年のジャパンカップから、有馬記念、大阪杯とG1を3戦連続3着している実績馬。しかも、昨年のドバイシーマでは、世界最強馬カランダガンを下して、優勝した。コンスタントに好走しているが、勝ちきれないもどかしさもある。今回は、大阪杯3着からの上積みが期待でき、G2勝ちもある2200mと得意の距離でもある。何といっても鞍上が、馬の合うベリーホース戸崎に戻ることが最大のストロングポイントとなる。東京ダービーを勝って、調子を上げている鞍上にも期待して、対抗に推す。


▲②ミュージアムマイル121牡4Dレーン…10戦5勝2着2回のリオンディーズ産駒、母父はハーツクライ。皐月賞馬であり、昨年の有馬記念馬でもある、そしてセントライト記念勝ちもあり、非根幹距離(2200m、2500mなどの、400mで割り切れない距離)実績は抜群である。昨年の有馬記念以来で長期休養明けとはなるが、今年に入ってから、何度か海外遠征を予定して、仕上げた実績がある。本来は、叩き良化型の馬ではあるが、途中何度か使おうとしたことで、休み明け感は少ない。ダービーで2番人気6着に敗れた鞍上ではあるが、リベンジも兼ねて、グランプリ連覇を期待して、単穴に推す。


☆④ミクニインスパイア109牡4丹内…8戦4勝2着2回のアドマイヤマーズ産駒、母父はティンバーカントリー。 新馬戦の6着以外は、全て馬券圏内という堅実派。未勝利を勝ち上がってから、4連勝と確実に結果を積み上げて、前走は非根幹距離の日経賞2500mを2着に好走した。先行できる器用さがあり、底を見せていない魅力があるため、特注に推す。


△⑩ジューンテイク114牡5松山…19戦4勝2着2回のキズナ産駒、母父はシンボリクリスエス。朝日杯FSとダービーにも出走しているが、なんといっても、距離実績が秀逸である。すみれS2着、京都新聞杯勝ち、神戸新聞杯2着、京都記念勝ちと、2200mで重賞2勝している。昨年の宝塚記念こそ重馬場で16着に惨敗しているが、成長したいま、良馬場なら好走しても不思議はない。前走は香港のQE2世Cで、ロマンチックウォーリア、マスカレードボール相手に8着と惜敗したが、ローテーションは悪くない。鞍上はダービー騎手となった松山騎手であり、押さえることにする。


△⑫マイネルエンペラー112牡6川田…24戦5勝2着5回のゴールドシップ産駒、母父はロージズインメイ。父はメイショウタバルと同じ、宝塚記念を連覇しているゴールドシップである。出世は遅かったが、昨年日経賞を勝ち、天皇賞・春でも掲示板を確保した。この7月のファンド募集をもって新規募集を終了するマイネル軍団にとって、区切りのG1挑戦となる。鞍上は川田騎手であり、前走からの鞍上強化にも期待して、押さえることにする。


△⑰レガレイラ117牝5Cルメール…12戦5勝3着1回のスワーヴリチャード産駒、母父はハービンジャー。2歳時から4歳まで、毎年G1を勝っている実績馬。一時期は中山コース専用馬かと思われたが、京都コースでもエリザベス女王杯を勝ち、非根幹距離の適性は高い。有馬記念4着以来の長期休養明けではあるが、骨折休養明けだった昨年より仕上がりは良いとのこと。人気馬であり、昨年惨敗し過ぎて買い難いが、一応押さえることにする。


安田記念(GI) … 2026/6/7(日)東京競馬場


現役最強マイラーのジャンタルマンタルが不出走、そしてマイルG1馬アドマイヤズームが回避して、さらにさびしいメンバーとなり、混戦模様の安田記念となった。古馬G1馬不在の安田記念は、過去2回目とか、これまでの傾向とは違った結果になることも考えられる。それでも昨年の2着ガイアフォース、暮れのマイルCSの2着〜3着ウォーターリヒト、4着オフトレイルが参戦する。ガイアフォースも既に7歳、悲願のG1制覇となるか。雨が心配ではあるが、なんとか良〜やや重馬場で開催されそうである。これといった逃げ馬不在にて、時計勝負にはならないかもしれないが、熱い戦いに期待しましょう。


◎⑰トロヴァトーレ113牡5Cルメール…16戦8勝2着2回のレイデオロ産駒、母父はエンパイアメーカー。大きく負けたのは、距離適性が合わなかった青葉賞と、昨年の安田記念で8番人気17着と初G1の壁に跳ね返された。年明けから重賞にて、4着1着1着と充実した結果を残しており、現在重賞連勝中で、しかも府中コースでの東京新聞杯とエプソムCである。鞍上は引き続き府中マイルが得意なルメール騎手である。勝ち切るまではなくても、連軸に最適と考えて、本命に推す。


◯①レーベンスティール117牡6戸崎…17戦7勝2着2回のリアルスティール産駒、母父はトウカイテイオー。府中では、エプソムCと毎日王冠と、1800mながら重賞2勝。他に中山で3重賞勝ちがあり、全部で重賞を5勝している実績馬。マイルG1は暮れのマイルCSに出走したが、輸送が苦手でもあり、5番人気12着に惨敗した。今回は得意な府中コースであり、好枠を引いたこともあり、対抗に推す。


▲④シックスペンス117牡5武豊…12戦5勝2着1回のキズナ産駒、母父はTwiling Candy。昨年の3番人気ながら、荒れ馬場に苦戦して12着に惨敗した。元々、毎日王冠勝ちで、府中コース適性は高い。鞍上はアドマイヤズームの回避にて空きとなった武豊騎手、運良くレジェンドの騎乗が可能となり、昨年のリベンジに期待できる。元国枝厩舎であり、転厩2戦目の変わり身にも期待して単穴に推す。


☆⑪ワールズエンド111牡5津村…10戦5勝2着3回のロードカナロア産駒、母父はゼンノロブロイ。新馬戦からマイル中心に使われており、3勝2着3回と好成績である。前走京王杯SCにて初重賞勝ちとなったが、1400mを余力十分で快勝した。京王杯SC勝ちからの安田記念好走は、久しぶりとはなるが、古くは王道であった。今回が初G1挑戦とはなるが、前走の勝ちっぷりから、マイルならさらに上昇が見込めると考えて、特注に推す。


△③オフトレイル115牡5菅原…18戦4勝2着4回のFarhh産駒、母父はKingmambo。重賞勝ちは、1800mのラジオNIKKEI賞と、1400mのスワンSの2勝。しかしながら、暮れのマイルCSでは、7番人気ながら上がり最速で4着に好走した。前走マイラーズCでも、2番人気で0.2秒差の5着と踏ん張っている。府中コースの成績が悪いせいか、現在13番人気と売れていない。実績の割に人気がなさ過ぎと考えて、押さえることにする。


△⑥ステレンボッシュ108牝5Dレーン…14戦3勝2着4回のエピファネイア産駒、母父はルーラーシップ。今回、唯一の牝馬であり、マイルG1の阪神JF2着、桜花賞馬、オークス2着、秋華賞3着という実績がある。4歳時は低迷していたが、国枝厩舎からの転厩2戦目となる前走エプソムCで、トロヴァトーレの2着と好走した。桜花賞馬が復活したとなれば、ここでも十分戦えると考えて、押さえることにする。


△⑮ドラゴンブースト110牡4丹内…11戦3勝2着3回のスクリーンヒーロー産駒、母父はエンパイアメーカー。2歳時からデイリー杯2歳Sの2着、3歳になって京成杯2着と好走し、皐月賞とダービーにも出走した馬。その後、1800mのリステッド競走を2勝し、前走はマイラーズCでアドマイヤズームの2着に好走した。重賞勝ちがなく、府中コース実績もなく、人気もないが、前走の差し脚が良かったので、マイラーズC組からこの馬を押さえることにする。


ダービー(GI) … 2026/5/31(日)東京競馬場


オークスは、JRA女性騎手によるクラシック初騎乗、そしてG1初制覇という歴史的快挙で幕を閉じた。しかも勝ったジュウリョクピエロは、凱旋門賞に登録しており、秋が楽しみである。今週は牡馬クラシックの最高峰日本ダービー、皐月賞馬を始めトライアル勝ち馬もそろって参戦し、見応えのある一戦となった。今年のオークス上位馬(1着〜5着)の血統は、オルフェーヴル、キズナ、アルアイン、シルバーステート、リアルインパクト産駒。ダービーの血統連動としては、キズナ産駒に注目したい。皐月賞の上位組で堅く収まるのか、それとも3着以下からの逆襲か、はたまたオークス同様にトライアル組が上位に来るのか、青葉賞馬の初制覇か、父子3世代無敗のダービー馬誕生か、非常に楽しみである。今回も良馬場でやれそうであり、スピードも大事であるが、脚質と枠など、運も大事なレースになりそうである。



◎⑭ゴーイントゥスカイ113牡3武豊…4戦2勝3着1回のコントレイル産駒、母父はTapit。前走の青葉賞勝ちが圧巻の走りで、快勝した。これで府中コースは2戦2勝となった。青葉賞馬はダービーを勝てないというジンクスは、今年こそ破られる。昨年から中4週のローテーションになったのはJRAも青葉賞馬のダービー制覇を望んでのこと。(昨年の青葉賞馬はダービー不出走)鞍上は、ダービー7勝目を狙うレジェンド武豊、これ以上ない強力なコンビである。上原厩舎4頭出しの筆頭として、素直に本命に推す。


◯⑯グリーンエナジー111牡3戸崎…4戦2勝3着1回のスワーヴリチャード産駒、母父はSingspiel。父はダービー2着であり、息子が雪辱を果たすか。皐月賞は流れが向かず2番人気7着と惜敗したが、現在10番人気とは…。未勝利戦は府中コース2000mで3馬身差の快勝。その後の京成杯の勝ちっぷりが圧巻であり、その末脚は府中コースでこそ生きるはずである。上原厩舎4頭出しの2番手、皐月賞からの逆襲に期待して対抗に推す。


▲⑥コンジェスタス113牡3西村…3戦3勝無敗のコントレイル産駒、母父はAlamosa。 母は豪G1オークスの勝ち馬という良血馬。前走は3連勝で京都新聞杯を勝った。そのレースでは、クロノジェネシスの子で共同通信杯2着のベレシートが2着であり、今回通用しても不思議はない馬。しかも、前走は万全の仕上げではなかったとの話もあり、今回はさらに上昇しているとのこと。ディープインパクトからコントレイルと3世代続く無敗のダービー馬誕生なるか、期待を込めて単穴に推す。


☆⑨アウダーシア113牡3Dレーン…4戦2勝2着2回オール連対のキズナ産駒、母父はルーラーシップ。母リリーノーブルは阪神JFとオークス2着という良血馬、父キズナはオークス2着馬を出しており、血統連動的にも狙いたくなる。前走は、スプリングS勝ちであり、そのときの2着が皐月賞4着のアスクエジンバラのため、今回通用しても不思議はない。皐月賞を回避してダービー1本に絞ったローテーションも好感が持てる。手塚厩舎2頭出しは、こちらが上位とみて、特注に推す。


△⑪リアライズシリウス117牡3津村…5戦3勝2着1回のポエティックフレア産駒、母父はステイゴールド。父の血統的には、1600mから2000mが適距離と思われるが、ステイゴールドの血が補うかもしれない。府中コースが得意であり、マイルの新馬戦と1800mの共同通信杯と、2戦2勝である。しかも共同通信杯では、後の皐月賞馬ロブチェンを3着に下している。皐月賞では、ロブチェンに逃げられて、2着に惜敗したが、今回は状態も含めて逆転の余地があると考えて、押さえることにする。


△⑬パントルナイーフ111牡3Cルメール…4戦2勝2着1回のキズナ産駒、母父はMakfi。東スポ杯2歳Sの勝ち馬であり、その時の3着が皐月賞3着のライヒスアドラーである。皐月賞は休み明けであり、展開のアヤもあり、何度か前が詰まる不利が重なり、14着に惨敗した。今回は皐月賞を叩いて、状態が急上昇しており、G2を勝った府中コースにかわることは、大きなプラスである。鞍上ルメール騎手も、ドリームコアを桜花賞9着からオークス2着に持ってきた手腕があり、元々期待の大きかった馬との話で、押さえることにする。


△⑮フォルテアンジェロ113牡3荻野…4戦1勝2着2回のフィエールマン産駒、母父はDark Angel。父は菊花賞馬であり、天皇賞・春を連覇した名ステイヤーのため、距離不安はない。ホープフルSでは4番人気ながら、2着に好走した。休み明けの皐月賞では、10番人気と低評価ながら、出遅れたにもかかわらず、最後の直線で上がり最速で5着まで押し上げた。未だ1勝馬であり、若き鞍上が不安ではあるが、3着に突っ込んでくる可能性を考えて、押さえることにする。