天皇賞(秋)(GI) … 2026/11/1(日)東京競馬場


先週は、三冠馬誕生ならず、斜行による不利もあり、消化不良の菊花賞であった。今週は、秋古馬三冠(ウマ娘では、秋シニア三冠)の初戦、中距離のトップを決める天皇賞(秋)。春の中距離G1大阪杯を勝って、春天も勝ったクロワディノールが参戦し、春秋盾制覇を目指す。そして、昨年の覇者マスカレードボールも参戦し、秋天連覇を目指す。他にもシャンパンカラー、ダノンデザイル、レガレイラなどのG1馬達が参戦して盛り上げる。今週は天気の心配ないため、不利のない実力勝負のレースに期待したい。秋古馬三冠の一冠目は、どの馬の頭上に輝くのか、秋晴れの秋天を楽しみましょう♪



◎⑰ダノンデザイル118牡5戸崎…14戦5勝3着5回のエピファネイア産駒、母父はCongrats。血統的には、父が菊花賞とJCの勝ち馬なので、2000mは少し距離が短いのかもしれない。この馬もダービーとドバイシーマCを勝っているとおり、ベストは2400mと思われる。近走は、昨年のJCからG1で4戦連続3着と歯がゆい結果が続いている。今回は、得意の左回り府中コース、多少距離が短くても、好走可能と考える。元々、ドバイでカランダガンに勝利しているとおり、世界一流の馬、ここでさらなる勲章を手に入れると考えて、本命に推す。


◯①クロワディノール122牡4Cデムーロ…11戦7勝2着2回のキタサンブラック産駒、母父はCape Cross。血統的には、父キタサンブラックは不良馬場ながら、秋天勝ちがある。ダービー馬であり、今年の春は、大阪杯と春天を勝ち、二冠を達成したが宝塚記念で惜しくも2着に惜敗した。秋三冠を目指して秋天からの始動となったが、元々叩き良化型だけに、休み明けが気になるところである。今回から鞍上強化として、世界のCデムーロに乗り替わる点は、大幅プラスと考えられる。本来なら素直に本命といきたいが、2番手と考えて対抗に推す。


▲⑦マスカレードボール122牡4Cルメール…10戦4勝2着3回のドゥラメンテ産駒、母父はディープインパクト。血統的には、ともにダービー馬であるが、秋天は不出走。昨年の覇者であり、昨年同様の⑦番をゲットした幸運な馬。今回は海外帰りの休み明けという状態になり、過去実績的には好走例が少ない条件になる。しかしながら、鞍上Cルメールの土曜日は、5連勝2着2回3着1回と全て馬券にからむ活躍と確変状態、非常に心強い。昨年は3歳の恩恵にて2キロ減での勝利であったが、今年は古馬と同斤量となる。それでも勝つ可能性はあると考えて、単穴に推す。


△⑥セイウンハーデス116牡7幸…20戦6勝2着2回のシルバーステート産駒、母父はマンハッタンカフェ。既に7歳ではあるが、今年も大阪杯5着、安田記念4着とG1でも好走している。前走は、毎日王冠勝ちと、このコースを一番得意としている。引退レースと発表されているが、何とか最後に一花咲かせたい思いをくんで、押さえる。


△⑨ホウオウビスケッツ114牡6岩田康…23戦4勝2着5回のマインドユアビスケッツ産駒、母父はルーラーシップ。一昨年の秋天は、ドウデュースの僅差3着と好走した、そのときも毎日王冠2着がステップであった。前走も、3年連続の毎日王冠2着と、衰えは感じられない。展開次第かもしれないが、昨年のような強力な逃げ馬は不在であり、一昨年の走りが出来れば、3強の一角を崩すかもしれない。


△⑪シェイクユアハート117牡6古川…31戦7勝2着9回のハーツクライ産駒、母父はSri Pekan。血統的には晩成型とはいえ、昨年末にG3を勝ち、今年に入ってG2を2勝した。特に前走の札幌記念勝ちが鮮やかで、骨っぽいメンバー相手に、中段から差し切ってレコード勝ちした。ようやく本格化とのコメントがあるように、6歳で覚醒したのかもしれない。距離は合うと思うが、初の府中コースであり、かなり売れ過ぎの感はあるが、一応押さえる。



菊花賞(GI) … 2026/10/25(日)京都競馬場


先週は、モンローウォークがクビ差で秋華賞を制したが、単勝1.1倍3馬身差で圧勝したファインモーションと比べると、随分と物足りない内容であった。今週は牡馬三冠のラストを飾る菊花賞、なんと言っても二冠馬ロブチェンが三冠馬になるか否かが注目される。全馬未経験の3000mだけに、波乱の可能性もあるが、三冠馬誕生時の2〜3着は比較的人気馬が来る傾向もある。昨年は青葉賞馬が初めて菊花賞を制したが、今年はどうなるか。お天気が気になるところですが、熱い戦いに期待しましょう。



◎⑧ロブチェン119牡3松山…6戦5勝3着1回のワールドプレミア産駒、母父はGiant's Causeway。父ワールドプレミアは菊花賞馬。二冠馬であり、ホープフルSを含めてG1を3勝している。唯一の敗戦は共同通信杯で、タイム差なしの頭+クビ差の3着。勝ったときも着差は僅かであり、勝負根性が凄い馬だと思われる。前走の神戸新聞杯も、2着アルトラムスをハナ差で押さえて勝利した。マイナス材料は、500kgを超える大型馬であることぐらいかもしれないが、キタサンブラックとかゴールドシップもそうであったように、過去には500kg超えが勝った例もある。今回は未経験の3000mという距離になるが、自在性があり、折り合いも付く馬である。さらに、父ワールドプレミアと祖父ディープインパクトが菊花賞馬であり、血統的にはこなせるはずである。抜けた1番人気ではあるが、他に推せる馬が見当たらず、本命に推し三冠馬誕生に期待する。


◯⑪アスクエジンバラ115牡3岩田康…10戦2勝2着2回のリオンディーズ産駒、母父はマンハッタンカフェ。札幌1800mのOPコスモス賞勝ち、それ以来勝ち鞍は無いが、京都2歳SとスプリングSで2着に好走した。そして、G1にフル参戦し、ホープフルS3着、皐月賞4着、ダービー10着と惜しいレースが続いた。前走のセントライト記念も、休み明けにて、先行して僅差の4着に惜敗した。叩いた今回は、調教も絶好調でさらなる上昇が見込めるだけに、福永厩舎2頭出しへの期待も込めて、対抗に推す。


▲⑩ダノンヒストリー牡3Cルメール…4戦3勝2着0回のエピファネイア産駒、母父はTizway。父エピファネイアは菊花賞馬であり、母シーザリオに父シンボリクリスエスという良血馬。そして半兄はダノンベルーガ、半姉にボンドガールを持つ3億9,000万円の高馬。新馬戦で、アウダーシアとグリーンエナジーという後の重賞勝ち馬に勝って、東スポ杯2歳Sで1番人気に推された素質馬。そのレースは、出遅れが響いたのか、7着に惨敗した。そして、夏の北海道で1勝クラスと2勝クラスの2600m戦を古馬相手に圧勝した。今回、菊花賞実績のあるルメール騎手に乗り替わることもプラス材料であり、クラシック組と未対戦のこの馬を、単穴に推す。


☆⑨ゴーイントゥスカイ117牡3武豊…6戦2勝2着0回のコントレイル産駒、母父はTapit。父コントレイルは菊花賞馬であり、祖父も菊花賞馬ディープインパクトである。新馬勝ち後の京都コース2戦は、荻野騎手を鞍上に連敗したが、武豊騎手に乗り替わって、青葉賞を勝ち、ダービーでも僅差の4着に好走した。前走のセントライト記念は、無理をせず脚を図ったようなレースで、僅差の6着であった。休み明けを叩いた上昇もあり、鞍上が得意な京都コースに変わり、好走が見込めるため、特注に推す。


△③アウダーシア113牡3津村…6戦2勝2着2回のキズナ産駒、母父はルーラーシップ。父キズナは菊花賞不出走も菊花賞馬ディープインパクト産駒であり、先週の秋華賞勝ち馬もキズナ産駒であった。母リリーノーブルはオークスでアーモンドアイの2着という実績馬である。スプリングSでは、アスクエジンバラを退けて勝利したとおり、差し脚は強烈である。前走のセントライト記念でも、休み明けながら、ゴーイントゥスカイと同じ上がり最速で差してきて、3着と好走した。今回もハマる可能性はあり、押さえることにする。


△⑭マジョレルブルー牡3戸崎…6戦3勝2着1回のコントレイル産駒、母父はシンボリクリスエス。父は菊花賞馬であり、母父も長距離で生きる血統である。実際に京都を含む2400mで勝利している。未勝利勝ちに4戦を要したが、その後3連勝中と勢いがある。鞍上は引き続き秋華賞勝ちの戸崎騎手、長距離に定評のある友道厩舎、2頭出しの人気がない方である。菊のラッキー枠14番を引き当てたこともあり、押さえることにする。


△⑯ショウナンハヤナミ108牡3池添…3戦2勝2着0回のレイデオロ産駒、母父はディープインパクト。レイデオロは菊花賞未出走ながら産駒は、菊花賞で3着続きと好走している。当初、出走予定はなく、今回追加登録料を払っての参戦となるだけに、本気度は高い。元々、京都2000mのリステッド若駒Sを快勝し、将来を期待されていた馬であるが、骨折し休養に入った。前走の神戸新聞杯は10着ながら、0.9秒差であり、本番で巻き返すチャンスはある。


秋華賞(GI) … 2026/10/18(日)京都競馬場


秋のG1の第二弾は、牝馬三冠の最終戦、秋華賞。桜花賞馬スターアニス、オークス馬ジュウリョクピエロの参戦がなく、G1馬不在の秋華賞となった。オークス3着以内からの直行がトレンドのところ、今年は該当馬がなく、一筋縄ではいかないようにも思える。それでもG1連対馬、トライアル上位組がそろって参加して盛り上げる。なかでも、ローズS勝ちモンローウォークは、4連勝の無敗馬、圧倒的な1番人気に推されている。最近のトライアルではローズSよりも紫苑S組が活躍しているだけに、傾向破りとなるか。良馬場で開催されそうなので、ハイペースのスピード競馬で差し決着を期待する。いずれにしても百花繚乱、3歳乙女の戦いに注目しましょう。



◎③マスターソアラ107牝3武豊…3戦2勝4着1回のシスキン産駒、母父はダイワメジャー。紫苑Sの勝ち馬であり、負けたのはクイーンCのみという堅実派。クイーンCの勝ち馬はオークス2着のドリームコアであり、2着馬は桜花賞3着のジッピーチューンと、レベルの高いレースであった。そこで4着に好走しており、素質は高いといえる。前走の紫苑Sでは、重馬場で時計は遅かったが、中段から差して鮮やかな勝利であった。今回、鞍上強化にて、京都が庭の武豊騎手に乗り替わった。蛯名正義厩舎との競馬学校同期コンビの初重賞勝ちにも期待して、本命に推す。


◯⑬ドリームコア111牝3Cルメール…7戦3勝3着1回のキズナ産駒、母父はハービンジャー。母ノームコアは、2000m香港カップG1勝という良血馬。桜花賞は2番人気ながら惜敗し、オークスは2着に好走した。休み明けの紫苑Sでは、重馬場も影響したのか3着に惜敗した。鞍上は引き続きルメール騎手であり、秋華賞連勝中と得意にしている条件でもある。休み明けを叩いて、状態も上がってきている今回、初戴冠の可能性もあり、対抗に推す。


▲⑧モンローウォーク114牝3戸崎…4戦4勝のキズナ産駒、母父はSebring。マイルの新馬戦勝ち後、1800mを3連勝した。前走のローズSでは、直線うまなりで、2着馬エンネに3馬身差を付けての圧勝。無敗馬でもあり、現在単勝1.5倍の抜けた1番人気に推されている。2000mが未経験で、京都コースも初、先行脚質だけにハイペースに巻き込まれて失速する可能性もあり、オッズと見合わないと考えるが、一応3番手評価とする。


☆⑨スウィートハピネス110牝3佐々木…7戦2勝2着1回のリアルインパクト産駒、母父はワークフォース。元々、阪神JFで4着に好走した実績馬、京都コースのエルフィンS勝ちもある差し馬。オークスでは5着とはいえ、勝ち馬と0.1秒差という僅差に好走した。差し脚鋭く、流れ次第では好走する可能性も高いと考えて、特注に推す。


△⑥ラベルセーヌ牝3荻野…4戦3勝5着1回のキズナ産駒、母父はPower。3月の未勝利戦を経験馬相手に勝利し、直後にフローラSに挑戦し5着に惜敗した。オークス出馬は叶わなかったが、東京と新潟で連勝して、ここに駒を進めてきた。前走の2勝クラスでは、古馬相手に2馬身差を付けて快勝と、底を見せていない魅力がある。キズナ産駒の上位独占にも期待して、押さえることにする。


△⑫カナルサンマルタン104牝3岩田望…3戦2勝2着1回のリアルスティール産駒、母父はDistorted Humor。新馬戦でロデオドライブ相手に1番人気で2着した素質馬。その後、未勝利戦とスイートピーSを連勝した。スイートピーSの上位馬達は、すぐに1勝クラスを勝ち上がっており、レベルの高いレースであった。春のクラシック出馬は叶わなかったが、底を見せていない魅力に期待する。


△⑭サムシングスイート106牝3松山…8戦2勝2着3回のサートゥルナーリア産駒、母父はヴィクトワールピサ。2000mで2勝2着2回とオール連対しているとおり、距離適性は高い。スイートピーSで4着した後、1勝クラスを勝ち、紫苑Sに挑戦し上がり最速で追い込み、僅差2着と好走した。マスターソアラに半馬身差まで詰め寄った脚は、ハマれば強烈と考えて、押さえることにする。