阪神ジュベナイルフィリーズ(GI) … 2024/12/14(日)阪神競馬場


新ダート女王誕生に沸いた中京から、阪神へ舞台を移して、今週は若き2歳女王決定戦となる。昨年は京都開催であったため、少し違った気もするが、やはり距離短縮組が活躍する傾向は継続されると考える。今年は重賞勝ち馬が不在であり、1勝馬の抽選も13分の7と多く、荒れる要素が満載にも思える。さらに土日は雨予報でもあり、難解になりそうである。



◎④アランカール107牝2北村…2戦2勝のエピファネイア産駒、母父はディープインパクト。母はオークス馬シンハライトと超良血馬である。1800mやや重の新馬戦を4馬身差で勝利したとおり、スタミナはある。前走は阪神マイルのOP野路菊賞を3馬身半差で勝利した。両レースともに上がり最速で差し切っており安定した勝ち方である。人気ではあるが、来春への期待を込めて、本命に推す。


○⑥アルバンヌ牝2坂井…3戦2勝2着1回のアドマイヤマーズ産駒、母父はAustralia。父はダイワメジャー産駒であり、朝日杯FSをはじめマイルG1を3勝している。この馬もマイルを3戦しており、新馬ではフェスティバルヒルの2着に惜敗した。それでも、その後未勝利とサフラン賞を2連勝した。好位から上がり最速で差し切って勝つ安定感もあり、対抗に推す。


▲⑦マーゴットラブミー牝2武豊…2戦2勝のリアルスティール産駒、母父はWar Front。京都1400mの新馬戦をレコード勝ちしたスピード馬。前走のマイル白菊賞は逃げて勝利したが、初戦は番手で競馬をしており、逃げ専門でもない。逃げても上がり最速で2連勝中であり、勝つ可能性はあると考えて、単穴に推す。


☆⑰タイセイボーグ104牝2西村…4戦1勝2着2回のインディチャンプ産駒、母父はAzamour。新馬勝ちのあと、ダリア賞2着、新潟2歳S2着、アルテミスS3着と惜しいレースが続いている。前走、やや重のマイル戦アルテミスSでも出遅れて、上がり最速で差してきたが3着に惜敗した。スタートが良ければさらに上位が見込める。大外枠で評価を下げたが混戦のとき程、経験が活きるはずであり、特注に推す。


△③ミツカネベネラ105牝2津村…2戦1勝2着1回のモーリス産駒、母父はダイワメジャー。新馬戦はフルゲートで、好位から進み差し切って勝利というそつのない競馬。前走のアルテミスSでも、好位からしぶとく2着を確保した。重賞勝ち馬が不在のメンバーなら好戦可能と考えて、押さえることにする。


△⑤ギャラボーグ牝2川田…2戦1勝2着1回のロードカナロア産駒、母父はSligo Bay。ダノンスコーピオンの全妹であり、良血馬である。兄ダノンスコーピオンは朝日杯FS3着のあと、NHKマイルCを勝ったG1馬である。1800mやや重の新馬戦では、勝ち馬に逃げ切られ2着に惜敗した。同距離の未勝利戦では5頭立てのスローペースとはいえ、好位から33.0秒の脚で抜けだして勝利した。馬場状態は心配ではあるが、マイル適正は高いと考えて、押さえることにする。


△⑧ヒズマスターピース牝2藤岡…3戦2勝2着0回のスクリーンヒーロー産駒、母父はDanehill Dancer。名門国枝厩舎の期待馬であり、調教師引退前の最終牝馬G1となる。出世レースであり、国枝厩舎の定番ローテーションとなる赤松賞を勝った馬。新馬戦こそ、2000mが長かったのか逃げバテなのか、6着に惨敗した。その後、マイルでは逃げ切り勝ちで連勝中。府中のマイルを逃げ切るのは容易ではないため、今回もあっさり鼻を奪うよなら恐い存在である。


チャンピオンズカップ(GI) … 2024/12/7(日)中京競馬場


先週のジャパンカップは、世界一の馬と天皇賞馬のデットヒートで、レコード決着と名勝負となった。昨年、一昨年と連覇したレモンポップが引退し、フォーエバーヤングは海外に専念とのことで、軸不在と思え、少々小粒なメンバー構成となった。それでも、G1・Jpn1の勝ち馬が並び、3歳馬の参戦もあり、なかなか面白いメンツがそろった。荒れるG1というイメージがあり、リピーターも活躍するだけに、手広く行きたい。



◎⑧ウィルソンテソーロ117牡6川田…26戦9勝2着6回のキタサンブラック産駒、母父はUncle Mo。一昨年と昨年の2着馬であり、このレースとの相性は抜群である。2年ともレモンポップに負けてはいるが、レモンポップ不在の今年は主役といえる。前々走のMCS南部杯Jpn1では、2着のシックスペンスに0.6秒差の圧勝をしており、調子落ちはない。前走のJBCクラシックは砂の深い船橋コースが合わなかったようで、5着に惜敗したが、得意の舞台なら信頼でき、連軸には最適と考えて昨年同様本命に推す。


○②ダブルハートボンド110牝4坂井…7戦6勝2着1回のキズナ産駒、母父はSmoke Glacken。連帯を外したことがない堅実な馬、中京コースでも3勝負けなしでコース適性は高い。前走のみやこSでは、不良馬場ながら番手から押し切り、レコード勝ちした。まだG3勝ちしかなく、格が足りないかも知れないが、久しぶりの牝馬優勝も含めて、対抗に推す。


▲⑨アウトレンジ115牡5松山…17戦7勝2着2回のレガーロ産駒、母父はキングカメハメハ。 前走のみやこSでは、休み明けで不良馬場、レコード決着と条件が合わず1番人気で7着と惨敗した。しかしながら、前々走の帝王賞Jpn1では、ミッキーファイトとタイム差なしの2着に好走しG1級の力があることを証明した。大久保厩舎2頭出しの人気がない方であるが、ダブルハートボンドとの親子丼の可能性まで考えて、単穴に推す。


☆⑦ラムジェット110牡4三浦…14戦5勝2着0回のマジェスティックウォリアー産駒、母父はゴールドアリュール。東京ダービーJpn1を勝ってから、G1級のレースを使われており、フォーエバーヤングを相手に好走してきた実績馬。1400m戦ではあるが、中京コースは2戦2勝と相性がよい。前走のみやこSでは、不良馬場で先行勢が残るなか、上がり最速で差して、4着に好走した。フォーエバーヤングを頂点とした強い4歳馬として、特注に推す。


△③メイショウハリオ115牡8武豊…31戦10勝2着4回のパイロ産駒、母父はマンハッタンカフェ。既に8歳ではあるが、帝王賞Jpn1を連覇するなど、G1・Jpn1実績は豊富な古豪である。今年に入ってからも、川崎記念Jpn1勝ち、JBCクラシック2着など、衰えは感じられない。今回は浜中騎手の怪我の影響で武豊騎手へ乗り替わるが、メイショウの馬には武豊騎手の方が似合うかもしれない。


△⑥ハギノアレグリアス牡8岩田康…23戦8勝2着4回のキズナ産駒、母父はジェネラス。G2連帯はあるもののG3勝ちしかなく、実績的には物足りないが、このレースとの相性は抜群で、一昨年6着、昨年4着と好走している。ここ2年よりも出走馬が弱ければ、3着以内にくる可能性もあると考えて、押さえることにする。


△⑯ルクソールカフェ114牡3Fジェルー…9戦5勝2着1回のAmerican Pharoah産駒、母父はMore Than Ready。本来なら▲辺りにしようと考えていたが、大外枠を引いたため、評価を下げた。それでも、ナルカミよりも中央の軽い馬場に適性がありそうである。前々走のジャパンDCでは、ナルカミの3着しかも2.4秒差の惨敗であった。しかしながら、前走の武蔵野Sでは、古馬相手に0.6秒差の圧勝であり、砂と距離の違いがあるとはいえ、今回のコースと距離なら善戦可能と考えて、押さえることにする。



ジャパンカップ(GI) … 2025/11/30(日)東京競馬場


先週のマイルCSは、単勝1.8倍のジャンタルマンタルが横綱相撲で勝利した。今週は、レイティング世界一のカランダガンが、JC参戦のために来日し、同様に横綱相撲となるのか。日本勢は、クロワデュノール、ダノンデサイル、タスティエーラと、三世代のダービー馬を筆頭に、G1馬が多数出走し迎え撃つ、豪華なメンバーとなった。確かにカランダガンの130というレイティングは高過ぎて、次点のダノンデザイルが125、それ以外は120程度とやや離れてはいる。過去に130を超えた日本馬は、イクイノックスを含めて数頭しかいない。それでも地の利を味方に、日本馬が勝つ可能性があるかもしれない。それでは、良馬場の熱戦に期待しましょう。


◎⑧カランダガン130せん4Mバルザローナ…13戦7勝2着5回のGleneagles産駒、母父はSinndar。3着1回を含めて、13戦全てが馬券圏内という、超堅実な馬。ドバイシーマと次走の英コロネーで2着のあと、G1を3連勝して、欧州の年度代表馬になった。今回のジャパンカップ参戦は、1着賞金5億にプラスして300万ドルの報奨金が上乗せされる、総額約10億を本気で取りに来た。世界一の実力馬を素直に評価して、本命に推す。


○⑭ダノンデザイル125牡4戸崎…10戦5勝2着0回のエピファネイア産駒、母父はCongrats。昨年のダービー馬であり、春のドバイシーマを勝った馬。そのときの2着がカランダガン、3着がドゥレッツァ。前走のインターナショナルは、少頭数で前に行かされて、タメが効かず5着に惜敗した。今回は、ダービーを勝った得意の距離とコースだけに、信頼できると考える。カランダガンに先着した唯一の日本馬であり、地の利も含めて、対抗に推す。


▲①ジャスティンパレス118牡6Cデムーロ…22戦5勝2着2回のディープインパクト産駒、母父はRoyal Anthem。今年の年末で引退が決まっているとのことで、毎回全力投球のレースとなる。6歳ではあるが、前走の天皇賞・秋では、団野騎手を鞍上に、3着と好走した。Cデムーロ騎手に乗り替わる今回は、明らかに鞍上強化であり、昨年流れが向かず5着に終わったリベンジに期待して、単穴に推す。


☆⑮マスカレードボール121牡3Cルメール…7戦4勝2着1回のドゥラメンテ産駒、母父はディープインパクト。ホープフルSの11着以外は、堅実に走っており、皐月賞3着、ダービーは僅差の2着。前走の天皇賞・秋では、1番人気に応えて、優勝した。今回も引き続き鞍上ルメール騎手であり、1番人気に推されているが、強い3歳馬の代表と考えて、特注に推す。


△②クロワディノール120牡3北村友…7戦5勝2着1回のキタサンブラック産駒、母父はCape Cross。今年のダービー馬であり、距離とコースは向くはずである。前走の凱旋門賞は14着に惨敗し、今回の出走もギリギリまで迷っていたとおり、状態面に不安がある。それでも、出走する以上は、それなりのデキにあると考えて、押さえることにする。


△⑰ドゥレッツァ120牡5Aプーシャン…13戦5勝2着2回のドゥラメンテ産駒、母父はMore Than Ready。一昨年の菊花賞であり、昨年このレースで2着同着となった。春のドバイシーマでは3着に好走した。不利な外枠を引いたことはマイナス材料ではあるが、ドバイでの走りに期待して、押さえることにする。


△⑱タスティエーラ120牡5Dレーン…13戦4勝2着3回のサトノクラウン産駒、母父はマンハッタンカフェ。一昨年のダービー馬であり、距離とコースは向くはずである。前走、天皇賞・秋では、2番人気ながら8着に惜敗した。叩いた今回は、上積みが見込めるはずであり、押さえることにする。