天皇賞・春(GI) … 2026/05/03(日)京都競馬場


今週から7週連続G1が始まるが、早くもすっかり夏らしい陽気となり、暑さに弱い馬には辛い季節となる。今週は天皇賞・春、今回も香港競馬と日程が近く、中〜長距離の一線級は香港へ遠征したりしている。昨年の菊花賞上位馬達も参戦せずさびしいメンツである。それでも昨年の春天覇者、ダービー馬、3頭の牝馬などが参戦して盛り上げる。馬場状態は少し心配ではありますが、古馬唯一の長距離G1を楽しみましょう。


◎③アドマイヤテラ115牡5武豊…13戦6勝2着1回のレイデオロ産駒、母父はハーツクライ。一昨年の菊花賞3着馬であり、目黒記念ではホーエリートを破って初重賞制覇となった。昨年のJCでは、落馬しながら先頭でゴールした。前走の阪神大賞典では、中段に控えて差す競馬で、レコードの圧勝。これで武豊騎手とのコンビでは、4戦3勝、菊3着1回となった。今回も好調の盾男を鞍上に迎え、これといった不安材料は無い。断然の1強と信じて、大本命に推す。


○⑫へデントール118牡5Cルメール…10戦6勝2着2回のルーラーシップ産駒、母父はステイゴールド。前走の京都記念は、青葉賞8着以来、2度目の着外に沈んだが、骨折休養明け初戦であり、ここへの叩き台であった模様。元々菊花賞2着馬であり、昨年の覇者であるとおり、条件はドンピシャである。鞍上ルメール騎手とのコンビで、前走を除くと5戦4勝2着1回と相性もよく、復調状態だけが心配である。それでも実績十分であり、2番手に推す。


▲④アクアヴァーナル105牝5松山…17戦4勝2着7回のエピファネイア産駒、母父はディープインパクト。 前走を含めて、3000mのレースで、1勝2着2回とパーフェクト連帯。しかも前走の阪神大賞典では、アドマイヤテラの2着に好走した。京都コース勝ちの実績もあり、条件はそろった。坂井騎手がケンタッキーダービーに参戦するため、松山騎手への乗り替わり、鞍上弱化が心配であり、牝馬の好走も少ないが、3番手に推す。


☆⑪タガノデュード117牡5古川…27戦5勝2着2回のヤマカツエース産駒、母父はハーツクライ。父は2000mで好走した馬であり、血統的な距離不安はある。それでも、前走大阪杯で、勝ち馬クロワデュノールを凌ぐ上がり34.8の末脚で4着に好走した馬。展開の助けが必要かもしれないが、ハマれば一発があるかもしれないと考えて、押さえることにする。


△⑦クロワデュノール122牡4北村友…9戦6勝2着1回のキタサンブラック産駒、母父はCape Cross。前走の大阪杯を含めて、G1を3勝している実績馬。実績上位とはいえ、京都コース経験も、2400m超の長距離経験もなく、不安材料が多い。前売りにて、単勝1.6倍の圧倒的1番人気に推されているが、それほど信頼できるとは考えづらい。それでも地力はあると考え、押さえることにする。


△⑧シンエンペラー118牡5岩田望…15戦3勝2着3回のSiyouni産駒、母父はGalileo。兄は凱旋門賞馬ソットサスで、長距離適性は高いと考えられる。ホープフルSとジャパンカップで2着、ダービー3着と、5歳世代の有力馬であり底力は高い。こちらも坂井騎手の不在にて、岩田望騎手への乗り替わりが不安材料ではあるが、押さえることにする。


△⑬ミステリーウェイ107せん8松本…38戦6勝2着8回のジャスタウェイ産駒、母父はHigh Chaparral。戦績が示すとおり、勝ち鞍よりも2着が多い惜しい馬。既に8歳ではあるが、昨年の暮れにアルゼンチン共和国杯で初重賞勝ちを収めたとおり、衰えは感じられない。京都コースも3000mも経験はあるが、3着2着と勝ってはいない。それでも今回、なんと言っても唯一の逃げ馬であり、展開の利があることは明白である。3着以内に粘るかも?と考えて押さえることにする。


皐月賞(GI) … 2026/4/19(日)中山競馬場


先週の残念な桜花賞が終わり、今週は皐月賞である。すっかり初夏の陽気で、快晴の良馬場でできそうである。2歳G1馬2頭を筆頭に、トライアルを含めて重賞勝ち馬が勢揃いして、かなり豪華なメンバー構成となった。唯一、スプリングS勝ちのアウダーシアの不出走だけが残念である。メンバーが豪華な分、難解なレースであり、群雄割拠、どの馬にもチャンスがありそうである。ニューヒーローの誕生に期待して、牡馬クラシックの第1弾を存分に楽しみましょう。



◎⑫グリーンエナジー111牡3戸崎…3戦2勝3着1回のスワーヴリチャード産駒、母父はSingspiel。スワーヴリチャード産駒のG1馬といえばレガレイラ、ホープフルSと有馬記念を勝った中山巧者。この馬の前走は、中山2000mの京成杯、今回と同距離同コースで、上がり最速33秒8で差し切り、快勝した。上原厩舎3頭出しの筆頭であり、前走の結果を信じて、本命に推す。


○①カヴァレリッツォ116牡3Dレーン…3戦2勝2着1回のサートゥルナーリア産駒、母父はハーツクライ。重馬場の朝日杯FSを好時計勝ちした、最優秀2歳牡馬。前々走のデイリー杯2歳Sでは、アドマイヤクワッズのレコード勝ちのアタマ差2着に惜敗した。新馬勝ちを含めて、3戦ともにマイル戦ではあるが、血統的には距離が延びても大丈夫である。今回は短期免許で来日中の名手Dレーン騎手が鞍上になり、初東上、初の中山コースと、ハードルはいくつかあるが、2歳チャンプの実力を信じて、対抗に推す。


▲⑮リアライズシリウス113牡3津村…4戦3勝5着1回のポエティックフレア産駒、母父はステイゴールド。唯一の重賞2勝馬、負けたのは、初の関西競馬となった、重馬場の朝日杯FS5着のみ。勝った新潟2歳Sは、2着が後に阪神JF3着となるタイセイボーグ、出世レースの共同通信杯の3着は、ロブチェンであり、世代上位の実力は確かであるため、単穴に推す。


☆⑰アドマイヤクワッズ112牡3坂井…4戦2勝3着2回のリアルスティール産駒、母父はZoffany。唯一、カヴァレリッツォに土を着けた馬。朝日杯FSでは、最後方から追い込んで、届かず3着に惜敗した。前走の弥生賞では、中段前めからの競馬で3着と脚質を試した感じである。外枠ではあるが、叩いた上積みに期待を含めて、特注に推す。


△⑤アスクエジンバラ112牡3岩田康…7戦2勝2着2回のリオンディーズ産駒、母父はマンハッタンカフェ。小倉1800mで未勝利を勝ち、札幌でオープン勝ち、その後は重賞に挑戦し続けている。馬券圏内を外したのはマイル戦のみ、1800m以上では堅実な戦績である。京都2歳S2着、ホープフルS3着、そして前走のスプリングSではクビ差2着に好走した。この馬で勝てていない鞍上ではあるが、3着候補として押さえることにする。


△⑧マテンロウゲイル111牡3横山和…5戦2勝2着3回のエピファネイア産駒、母父はCandy Ride。2000mを中心に使われており、連を外していない堅実派。初重賞挑戦の京成杯では、グリーンエナジーに豪快に差し切られ、クビ差の2着。前走の若葉Sでは、好時計で、2馬身差の完勝であった。グリーンエナジー本命だけに、京成杯2着馬も当然押さえる。


△⑭ゾロアストロ111牡3岩田望…5戦2勝2着2回のモーリス産駒、母父はディープインパクト。マイルの新馬戦は2着に負けたが、1800mの未勝利戦を快勝した。東スポ2歳Sはアタマ差2着に惜敗したが、前走のきさらぎ賞は1番人気に応えて貫禄勝ち。やはり、マイルよりは1800mの方が合っている。2000mは未経験ではあるが、血統的には十分範囲内と思われる。好時計の東スポ2歳Sの実力を評価して、押さえることにする。


桜花賞(GI) … 2026/4/12(日)阪神競馬場


結果的には、1〜3番人気で決着した先週の大阪杯。馬場の見極めがポイントだったとはいえ、勝ったクロワディノールは強かった。今週は、牝馬三冠の初戦である桜花賞、2歳チャンプは出走するものの、主役不在の感があり、荒れる要素は十分と思える。チューリップ賞の勝ち馬タイセイボーグ、フィリーズレビュー勝ちのギリーズボール、○地のビッグカレンルーフ、ソダシの妹マルガなど、出走してほしい馬たちは多くいるが、それぞれ事情があるのは致し方ない。それでも3勝馬2頭を筆頭に、重賞馬4頭が参戦し盛り上げる。百花繚乱、乙女の戦いを楽しみましょう。


◎⑭ドリームコア109牝3Cルメール…4戦3勝3着1回のキズナ産駒、母父はハービンジャー。母ノームコアはG1馬で超良血馬。3勝馬であり、前走は府中マイルのクイーンCを圧勝した。そのクイーンCでは、馬群を割る勝負根性をみせており、混戦に強いと信頼する。鞍上は引き続きルメール騎手であり、人気でも本命に推す。


○⑦アランカール107牝3武豊…4戦2勝3着1回のエピファネイア産駒、母父はディープインパクト。母はオークス馬シンハライトと超良血馬である。阪神マイルのOP野路菊賞を3馬身半差で圧勝し、阪神JFで1番人気となった。阪神JFでは最後方から外をぶん回して5着に惜敗したが、前走のチューリップ賞では武豊騎手に乗り替わり、脚を測ったような3着で権利を得た。2歳当時から期待してきた馬であり、先週の忘れ物を取りに来た鞍上にも期待して、対抗に推す。


▲⑩ナムラコスモス108牝3田口…6戦2勝2着3回のダノンプレミアム産駒、母父はジョーカプチーノ。初勝利まで4戦を要したが、初戦の6着以外は全て連帯している堅実な馬、1勝クラスのこぶし賞を勝ったあと、チューリップ賞に挑戦し、2着と好走した。勝ったタイセイボーグの分まで、頑張ってほしいと期待を込めて、単穴に推す。


☆①フェスティバルヒル107牝3坂井…3戦2勝3着1回のサートゥルナーリア産駒、母父はハーツクライ。半兄はG1馬ミュージアムマイルで超良血馬、父がリオンディーズとサートゥルナーリアの違いはあるが、クラシックで期待できる血統である。新潟2歳Sでは、豪脚を見せるも3着、前走のファンタジーSを快勝した。そのあと、骨折休養に入り、今回が休み明けとなる。状態は心配ではあるが、素質に期待して特注に推す。


△⑪ジッピーチューン106牝3北村…3戦1勝2着2回のロードカナロア産駒、母父はCity Zip。好成績を残している、戦歴3戦馬。好調なロードカナロア産駒であり、鞍上も先週G1勝ちの北村騎手。前走クイーンCでは、重馬場の未勝利勝ち直後で11番人気であったが、2着に好走した。ノームコアを本命視する以上は、2着馬も押さえことにする。


△⑫スウィートハピネス109牝3高杉…4戦2勝2着1回のリアルインパクト産駒、母父はワークフォース。阪神JFでは、2着馬と差のない4着に好走した。前走エルフィンSでは、1番人気に応えて、上がり最速で差し切り勝ち。若き鞍上も含めて、勢いを買って押さえることにする。


△⑰ブラックチャリス105牝3津村…4戦2勝2着1回のキタサンブラック産駒、母父はトゥザワールド。武幸四郎厩舎2頭出しの人気がない方。ファンタジーSでフェスティバルヒルと接戦を演じた素質馬。年明けを待って出走したフェアリーSでは、上がり最速で快勝した。ステップ的には少し間が空いたが、仕上がりよく、今年は乗れている津村騎手にも期待して押さえることにする。