大阪杯(GI) … 2024/03/31()阪神競馬場


春のG12戦目の大阪杯となり、さらなる熱戦に期待したいところであるが、例年どおり、主役級がドバイに遠征していることもあり、今年もメンバー的には少し寂しい状態となっている。明け4歳の皐月賞馬とダービー馬は出るものの、世代レベルが低いだけに、信頼性に欠ける。ここ数年は、このレースが初G1制覇となる馬も多く、伏兵の台頭にも気をつけたいところである。週末に向けて怪しい空模様であったが、桜も咲き、良馬場になりそうなのが、何よりである。


◎②ローシャムパーク1165戸崎…11622回のハービンジャー産駒、母父はキングカメハメハ。母の祖母は名牝エアグルーヴという良血馬。前走は慣れない香港で飼食いが悪く8着に惜敗したが、復調した今回は、大いに期待できる。オールカマーでタイトルホルダーに勝利した実績馬であり、初冠載のチャンスである。前走と重馬場以外は、馬券圏内をキープしており、今後の活躍に期待を込めて、人気でも本命に推す。


⑧プラダリア1165池添…15420回のディープインパクト産駒、母父はクロフネ。クロフネ肌にディープインパクトという血統は、2021年の大阪杯の勝ち馬レイパパレと同じであり、距離とコース適性は高い。前々走の有馬記念は惨敗したが、重賞で堅実に走っており、前走は京都記念2200mにて、ベラジオオペラに快勝した。渋った馬場も得意であるが、良馬場でも結果を残しており、対抗に推す。


⑤スタニングローズ1145西村…13522回のキングカメハメハ産駒、母父はクロフネ。母の母は名牝ローズバドという薔薇一族の良血馬。昨年はマイルにも挑戦したが惨敗した、やはり阪神のG1秋華賞を勝っているとおり、2000m辺りの距離が合うと考えられる。今回は、長期休養明けで、人気を落としているが、素質は高く、いきなり好走しても驚けない。復活の期待を込めて、単穴に推す。


①ミッキーゴージャス1074Mデムーロ…7520回のミッキーロケット産駒、母父はディープインパクト。母はミッキークィーンという超良血馬であり、22勝でオークスに挑戦した程の期待馬。立て直した後は、2000m3連勝し、前走はG3愛知杯を快勝した。まだ格下感はあるが、本格化した今なら、このメンバー相手に好走する可能性もあると考えて、特注に推す。


⑥ジオグリフ1125北村…14321回のドレフォン産駒、母父はキングカメハメハ。芝2000mG1皐月賞であり、イクイノクックスに先着した馬。皐月賞の後、馬券圏内を外していたが、前走中山記念で復活の兆しとなる3着に好走した。アルアインの様に、皐月賞のしばらく後に大阪杯勝利という激走に期待して、押さえる。


⑬ルージュエヴァイユ1125菅原…12423回のジャスタウェイ産駒、母父はフランケル。昨年は、エプソムC、府中牝馬S、エリザベス女王杯と、3戦連続2着した実績馬。前走の京都記念は、休み明けで馬体重も増えており、8着と惜敗したが、叩いて上向いた今回は、違うはず。牝馬でも通用すると信じて、押さえる。


⑮リカンカブール1085津村…10521回のシルバーステート産駒、母父はZoffany。過去に阪神2000m勝ちもあり、右回りでコーナー4つの条件は、【5101】と抜群の成績である。昨年のチャレンジCこそ、ベラジオオペラに負けたが、前走の中山金杯を快勝しており、2000m適性は高い。穴馬として、押さえる。