金満家の食通に食事に招待された時のはなし。
「君は熊の手を食べたことあるかい?」
「いえ、まだ未体験ですね」
「そーか、じゃあ今日は熊の手をご馳走しようか」
熊の手は脂が乗って非常においしい。
蜂の巣を右手で叩き落とし、蜂蜜を手ですくって食べるので
右手のほうが甘くておいしいらしい。
豪華な中国料理屋に個室を取り
熊の手を注文した
料理が出てくるまで散々熊の手の話しを聞かされた
でも出てきた熊の手は左手だった
面目をつぶされた金満家は料理長を呼びつけた
「おい、君。私はいつも右手しか食べないのを知ってるだろう、え」
「お客様、この熊は左利きでございまして・・」