私は会社員時代に採用の仕事にも関わったことがあるので、
その経験を活かして就活の相談も引き受けています。
今まで、
相談会に参加して、
一人以外は希望通りの職業に就くことができているのが自慢です。
正確に言えば希望通りの会社ではなく、
希望通りの職業に就いているのです。
ですので、
必ずしも世間一般で言う「一流企業」に就職できたわけではありません。
でも、皆んな楽しく働いていると言う報告を受けています。
要は面接の際に、
「私はこう言う仕事がしたい。
そのために努力をしてきました」
と言うアピールを嘘偽り無く自信を持って伝えることができるかどうかにかかっているのです。
会社選びも、
知名度より「どんな仕事をしているか?」を充分に調べるようにしているので、
ハズレがないのです。
こうして考えると、
企業やお店も人を募集する際に、
給与とか福利厚生なんかをアピールするのではなく、
「当社はこんな姿勢で営業をしています」と言うことをアピールすべきなのかもしれません。
いくら高い給与を保証しても、
いくら福利厚生が充実していても、
働き甲斐が感じられない職場だと毎日が地獄となってしまいます。
そして残念なことに、
ハローワークに行って求人票を見ても、
労働条件ばかりが詳しく書かれていて、
企業理念や仕事内容や営業活動について詳しく書かれたものはほとんどありません。
これでは時給〇〇円で、完全週休2日で、福利厚生がしっかりしている職場で、
言われた事を適当にこなし、
できるだけ楽をして責任を負わなくても済む仕事をして給与だけはしっかり貰いたい人しか集まりません。
そして、この求人票のフォーマットはそんな人が作ったのかもしれませんね。
兎にも角にも、
学生が就活に成功するためには、
自分はどんな事をしたいのか?をハッキリと定め、
それをさせてくれる会社をホームページなどでじっくり確認して探せば、
きっと良い職場が見つかるのです。
逆に言うと、
お店や企業が良い人材を募集しようと思ったら、
経営者の熱い思いや、
営業戦略を語る必要があるのでしょう。