東京の桜の開花宣言が遅れています。
でもね、
これが本来の姿ではないかと思っています。
私が田舎から出てきたばかりの40年前は、
お花見と言うと4月の上旬でした。
桜と言うと入学式とか、
入社式とか、
「出会い」を連想したものです。
今は桜の歌も「出会い」ではなく、
「別れ」とか「旅立ち」と言う歌詞になっている様な気がします。
3月下旬に満開になるのが当たり前になってしまったのですね。
以前勤めていた会社は千代田区九段にあったので、
4月上旬は毎日お花見の接待でした。
若手社員は始発で出勤して場所取りをするのが仕事でした。
夜は他の部署の接待のヘルプとしてお酒を注いだり、後片付けをしたり、、、
私の誕生日は4月6日なのですが、
入社して10年ほどは全て誕生日はお得意先に祝ってもらいましたが、
この10年は普通に家族でお祝いです。
こうして季節の変わり目が分かりにくくなると、
季節ものの商品の販売計画が難しくなります。
早めに企画した春夏もののキャンペーンが不発に終わったり、
急いで仕入れた商品が全然売れなかったり、、、
逆にブーツが売れてしまった例もあります。
本当に商売って難しいですね。
でも、
弱音を吐くわけにはいきません。
季節が読めなくなっているのは他のお店も一緒なのですから。
季節のせいにするのではなく、
お客様の気持ちになって、
4月からはガンガン働きますよ!