「好み」より「譲れない条件」 | 靴の一歩堂店主のブログ

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「あなたは結婚相手に何を望みますか?」と言うアンケートを行うと、

一番は「やさしさ」となります。

他にも「夢がある」とか「前向き」なんて条件も上位になります。

顔の良し悪しや身長などの見た目、

学歴や年収や家柄などは下位になります。

 

ただ「絶対に譲れない条件は何ですか?」と言う質問の回答を見ると、

「年収は最低500万円以上」とか、

「はげ、デブ、ちびは不可」とか、

「浮気をしない」とか、

「公務員や上場企業など安定した職業でなくてはいけない」とか、

なかなか厳しい条件が上位となってきます。

 

実はこの逆こそが結婚相手に臨む「本当の理想」なのだそうです。

 

そう考えると「理想の相手」の現実は違って見えてきます。

「優しい」のは分かりますが、

自分だけに優しい人が実際でみんなに優しくてモテるのではありません。

「夢がある」と言っても田舎でのんびり暮らす夢ではなく、

会社で取締役まで出世して高収入を得ようという人が理想なんです。

「前向き」と言っても家庭を顧みずガツガツと働くのではなく、

仕事で無理しないで家族サービスできる職業についている人が理想になります。

もちろん「ある程度の見た目」は絶対条件です。



靴屋で買い物をする際にも同様であると思っています。

「歩き易い靴が欲しい!」と多くの方が仰いますが、

よくよくお話を伺うと「できるだけお洒落な靴が欲しい」ことが分かってきます。

「どんな靴をお探しですか?」とお客様に伺いますが、

私は会話の中から「絶対に譲れない条件」もそれとなく伺うようにしています。

それに照らし合わせて、

多少疲れやすいけれど「お洒落を優先した靴」とお勧めすることもあります。

 

この「妥協点」が想像を超えた高いレベルになると、

お客様は満足を超えて

「理想の結婚相手と巡り合った」ように、その出会いに「運命を感じ感動」してくれるのではないでしょうか。