新入社員の時に支給されたボールペンが先輩が使っていたもので、
インクが無くなると芯だけを支給されました。
その他にもいろいろ細かな節約があって
「なんて細かな会社なんだろう」って思ったんです。
「そんなにケチケチしないで、その分売上を上げればいいじゃないか!」って。
でも、自分が経営者になると考え方が違ってきます。
資金計画を立てていると、
利益を1%増やすのって大変なことだって分かったんです。
会社員時代は価格を上げるのに猛反対していたんですが、
今はどうやって価格を上げるか?を一所懸命頑張っています。
しかもお客様に納得していただいたうえでです。
どうやって費用を抑えるのかについても、
真剣に考えるようになっています。
仕入れが1%違うだけでも1年で見ると大きな違いになってくるんです。
その1%の違いだけで赤字になるか黒字になるのかが変わってくるのですから。
ただね、
この1%を確保するのに決して無理をしてはいけないとも思っているのです。
仕入れ先に強引に値引きを迫ったり、
社員の給与を下げたり、
お客様が納得のゆかない値上げをしたりなどです。
これがなかなか難しい。
だからお店の経営ってやりがいがあるのでしょうね。