私は登山が趣味ですが、
その醍醐味は汗をかいて頑張って山頂に立った時の景色と達成感でしょう。
標高8848mのチョモランマの山頂に立つと凄い達成感なのでしょうが、
これが標高599mの高尾山でも、
平地からは見えない景色を見ることができます。
仕事や勉強やスポーツや芸術の世界も同じだと思います。
どんな小さな分野でも、
努力を重ねて一番になれば、
他の人と違った景色を見ることができます。
勉強で東大に合格するのは難しいかもしれないけれど、
特定の教科でクラス一番になれば一目置かれます。
勉強が苦手でも、
足を鍛えて運動会の徒競走で一着になれば注目されます。
絵や音楽のコンクールで金賞を取れば、
大きな励みになります。
商売も、
特定の商品を地域で一番売れば、
メーカーや問屋から特別扱いしてくれます。
山頂に立つって、
そんなことなんだと思います。
「私は普通が良い」
「別にナンバーワンにならなくてもいい」
と言う考えもありだと思います。
無理をしない無難で平穏な生き方も良いかもしれません。
でも、
「山頂から見る景色」はやっぱり格別なのです。
偶然とか運良くとか「たまたま」ではなく、
狙って一番になった経験が一度でもあるなしでは、
人生が大きく違うような気がするのです。
安心安全だけれど感動の無い生き方。
苦労と努力は必要だけれど感動体験のある生き方。
やっぱり私は後者が好きです。