隙のある人は魅力的? | 靴の一歩堂店主のブログ

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私の愛読書・銀河英雄伝説は、

魅力的な登場人物が多数出てきます。

主人公からして軍事と政治の天才でありながら、

女性にはうぶで初体験で一発でき婚になってしまいます。

その部下で「疾風」の異名を持つ決断が早く素早い用兵を得意とする提督が、

好きな女性に求婚するのに決断できなくて7年も要してしまったり、

ライバルを陥れることで出世を目論む卑怯者が、

家庭では理想の夫と父だったり。

完璧な人間がいないのが、

この物語の大きな魅力なのです。





実際の世界も少し抜けている人の方が魅力的なような気がします。


と言うのも、

清廉潔白であるためには、

公私共に常に気を抜くことができませんから、

肝心の本業に割くエネルギーが割かれてしまうからではないかと思うのです。

失敗の無い完璧な人になろうとする一番楽な方法は、

何もしないことですから、

新しい事に挑戦する事のない面白みの無い人になってしまうからではないかと思うのです。


思えばかつてのリーダーたちは、

今の基準で言えば失格者ばかりです。

ケネディは浮気を繰り返していましたし、

田中角栄は公然の愛人がいました。

大酒飲みだったり、

ヘビースモーカーだったり、

借金まみれだったり、、、

そんな人が歴史を作ってきたのです。


今はどんなに政治や経営の手腕が優れていても、

愛人がいたり、

喫煙者ではトップになれませんし、

逆に何一つ具体的な政策を持っていなくても、

クリーンなイメージがあれば選挙で当選してしまいます。


選挙公報の自己紹介欄に

「家族・愛妻、子供二人、愛犬1匹」何て書く人も増えていますが、

政治には関係無い事です。

それよりも〇〇企業で営業として実績を上げみたいな内容を書いて欲しいものです。

少し前の日本の首相や都知事のように実はバツイチって方が親しみが持てます。


かく言う私は、、、

隙だらけのだらしない人間なので、

以上の書き込みは言い訳以外の何物でもないのですけどね。