一歩堂で扱っている靴は良い皮革を使ったものが多いので、
適切なメンテナンスをすれば、
履きこむほどに「味」が出てきます。
私が昨年「自分用」に購入したウォーキングシューズですが、
毎朝のウォーキングに使用してかなり履きこんでいます。
定期的に靴墨(クリーム)を塗り込んでいて、
こんな風になりました。
新品の時の写真(メーカーのホームページより拝借)と比較すると、
なんだか味と言うか風合いが出ているのが分かりませんか?
色々な経験を積んだ大人の顔に刻まれた皺が、
なんとも言えない魅力を醸し出す様に、
靴も良い経験を積むと履き皺が魅力的になります。
私の靴の場合、
左足に深い皺があるのは、
お客様の足を計測する際に左足を折ってしゃがむクセがあるからです。
また、
若い頃に剣道で左足を怪我してしまったことも関係あるようです。
こんな風に、
持ち主の人生や生活まで映し出してくれます。
前回のブログでは靴作りの物語について書き込みしましたが、
それが履く人の手にわたり、
更に物語が積み重なって行くのですね。
一歩堂では靴磨きの指導も無料で行っています。
是非、良い靴を大切に履いて、
足元からも魅力を発信して欲しいと思います。