東京都の営業自粛要請の対象が発表されましたが、
果たして靴屋は?
どうも対象に含まれているのかどうかはっきりしません。
同様にアパレルや雑貨屋さんなんかもわかりにくい。
一般市民の不要不急の外出自粛が要請されていますが、
健康維持のため一日一度のウォーキングなどは推奨されているようです。
歩きやすい靴が無い方にとっては急を要する買物となりますので、
一歩堂はお店を開けることに決めました。
ただ、そうではない方にとっては、
靴は絶対に必要なもの(生活必需品)ですが、
お手持ちの靴がボロボロになっていない限り急を要するものではありません。
「要」だけれども「急」ではない。
何と微妙な位置づけなのでしょう。
ただ、これってとっても素晴らしい位置づけなんだと思います。
生活するために必要なものだけれど、
同時に「楽しい」と言う要素が多いものなんですよね。
どんなに歩いても疲れが少ない靴だったら、
今まで行けなかった旅行にも行けます。
そこで今までできなかった体験ができます。
歩きやすくってお洒落な靴だったら、
お洒落をして素敵なお店に行けるかもしれません。
そこでお友達や恋人と今まで以上に楽しい時間を過ごせるかもしれません。
足を守り外出際に必要なものだと考えると「生活に必要なもの」なのですが、
考え方を変えると靴は「笑顔のために必要なもの」であったり、
「人生を豊かにするために必要なもの」なのです。
今は「不要不急」なもの以外は必要ないかもしれないけれど、
これがひと段落したときに一歩堂は人々の心を明るくする靴を提供してゆきたいのです。
洋服や雑貨なんかも同様です。
身体を暑さ寒さから守るだけのものではありません。
食事をするための容器や、
生きるために必要なだけのものではありません。
そんな人々の笑顔を提供する人たちと一緒に、
一歩堂は頑張ってゆきたいと考えています。
この状況でも営業を続けてゆくのは、
こうした考えもあるからなんです。