現在、一歩堂は販売している靴の中で
現在でも変わらず売り場に並んでいる靴は1種類しかありません。
スーパーリアルシステム社の900番と言うパンプスです。
製造中止になったために扱えなくなってしまったモデルもありますが、
多くは靴メーカーが現在でも製造していて、
一歩堂が営業のやり方を変え続けたために売り場に並んでいないのです。
今現在一歩堂の店頭に並んでいる靴の中で、
10年後にもお店で販売している靴はごく少数になるとも思っていますし、
そうするべきじゃないかって思っています。
「〇〇年変わらぬ味」を売りにしているお店がありますが、
そういったお店の店主と話をすると、
「実は時代に合わせて少しずつ変えているんです。
いや、進化させているって言った方がいいかな」
と言う言葉が返ってきました。
前出のパンプスも
実は細部が微妙に変化しています。
ロングセラーってそんなものなんだと思います。
「ヒット商品を生み出すよりもロングセラーを作る方が難しい」
「話題の繁盛店を作るよりも長く続くお店を作るのが難しい」
と言うお話も伺いますし、私もそれを実感しています。
長く続けるためには、
過去の体験に固執することなく、
どんどん変化(進化)しないといけないんですね。