「思い出せん」
友が二人、何やら頭を悩ませている。
どした。
何が足りないのや
「いやね、都道府県を書いてみたんやけどね」
「なんど見返しても2つ足らない」
どれどれ…
君ら、ここで問題です。
平城京。大仏。法隆寺。鹿。せんと君。さて、何県。
「あ。」
「あ。奈良県か」
奈良県の人に謝っとき。
さて、あとひとつか…
「そやねん、奈良を入れてと。これで47やろ」
「あとひとつやな」
………答が判るまで悩んどきなさい。
今更ではありますが、おくりびとを観てきました。
偶々、近所の市民ホールで上映会がありましたのでな。
大筋は知ってましたが、どんな内容かまでは知らずに行きました。
嫁はんに、おくりびとって泣ける映画なん?って訊ねたぐらいでして。
結果。
最初から泣きっぱなし。
これはたまらん。
タオルがすっかり湿ってしまった。
観ていて一つ気付いたのだが、故人に対して、
何かしらの後悔を抱いていると泣けてしまうのではないだろうか。
もっと親孝行しとけば良かった、とか、
好きなようにさせてあげれば良かった、とか。
私よりも先に逝ってしまった、とか。
ああ、いい顔だね、満足な人生だったね、と誰からも笑顔で見送られる人生でありたいと強く思った。
絶対、いつかは人は死ぬ。
俺も必ず死ぬ。
その時、俺の周りに集まった皆が、にこにこと笑ってくれているような、
そんな人生を送りたいものだ。
こういう事を書くと、またお叱りをうけるのだろうが。
秋田県の八峰町で、下校途中の小学生の前を熊が横切ったそうだ。
体長70cmというから、まだ仔熊だろう。
学校からの連絡を受け、猟友会が駆除したという。
うちの樂ちゃんで今、体長50cm強かな。
勿論、柴犬と野生の熊を大きさだけで比べるのは愚かではあるが、
それにしても他に方法は無かったのだろうか。
睡眠薬とか、臭いや音で怖がらせて奥山に追い込むとか。
リラックマだのテディベアだのクマのプーさんだの、片方では可愛いと頬を緩め、
リアルな熊は例え小さかろうと射殺する。
北極熊を守る為に温暖化を防止しなければと振り上げた拳は、身近な恐怖に振り下ろされる。
熊に違いは無いのだがね。
かく言う俺も、日々を矛盾の中に生きている。
いや、生きざるを得 ない。
偉そうに言ったところで、先ほども弁当で肉を食ったところだ。
自らの手も汚さずに手に入れた肉だ。
昨日は家の中に入ってきた蜂を殺した。
本質は同じだ。
ただ俺が、並外れて熊が好きなだけに過ぎない。
対象を熊から鯨に換えたら、日本を責める人達の気持ちも判らなくはない。
結局、人は傲慢なのだろうな。