会社の同僚が、今日、祗園祭を観に行くそうな。
なんでも、関東出身の奥様の起っての希望らしい。

「つくね君は行ったことある?」

ありまっせ。というか、若い頃は三条近辺で働いてましたからね。
あれね、出勤時間にあたると大変でしてね、通りのこちら側から向こう側へ渡れない。

山鉾巡業ってのは、えらくゆったりゆったりしてますからね。
だんじりみたいに、どわぁぁぁぁぁぁって引っ張りゃいいのに、
のたぁ~のたぁ~って。ま、それが風情があるんでしょうがね。
でね、一度きちんと観とこうかと思って、連れと三人で出かけたですよ。
綺麗な女の人やら、可愛い女の子やら、クールな女性やら、
もうキョロキョロ見渡しながら

「山鉾はどうなの」

それでね、あんまり人が多いもんだから、途中でヤんなっちゃって。
三人でビアガーデン上がってジョッキうぐうぐしてたから、
結局山鉾は観てないんす
ま、祗園祭ってのは鉾よりは綺麗なお姉ちゃんを見にいくと思ってくれた方が。



「……昔から芯がブレない人なんだねぇ」



俺は一旦眠ってしまうと、大抵のことでは起きない。
環境が変化しても、全く意に介しない。
以前、格闘技の夏合宿で野営をしたが、星空のもと、地べたに寝ッ転がってスヤスヤと眠れた。

が、ここ最近、昼寝が浅くて、やや凹んでいる。
暑いのは大丈夫。扇風機一つあれば乗り切れるし、幸いにも寝室は風通しが良い。
クーラーもあるが、滅多に点けなくて済むぐらいだ。
折角の太陽光発電も勿体無いしね。

問題は近所で建築中のマンションだ。
きゅいぃぃぃぃん、ぎりぎりぎり、がんがんがん。
ちゅぅぃぃぃぃん、どっしゃぁぁぁん、と矢鱈と賑やかなのだ。

流石の俺もこれでは眠れない。
いや、寝ることは寝るのだが、眠りが浅い。

耳栓をして眠ると、心臓の音が気になって眠れない。
部屋を閉め切ってクーラーを付けるのもアリだが、起きた時に体がだるい。
もう少しの辛抱だと思う。
内装が始まってしまえば、これほどの音は出ないに違いない。
恐らく、来月の中頃までには何とかなるのではないだろうか。

来月の中頃には、きっとゆっくり昼寝が出来る筈だ。

あ。


総選挙って八月末だっけか。


常日頃俺は、読む人が作品の中に入り込みやすいように言葉を選び、文章を構築していく。
そうすることで、判りやすく、情景が浮かぶ話になるよう心掛けている。
とは言うものの、これがなかなか難しい。

どうしても余計な肉が付いてしまったり、似たり寄ったりの表現に偏ってしまったりする。
長い文章になると、なおのこと目立つ。
己の貧困な語彙や拙い表現力に頭を抱え込んでしまう。


さて。
今月末、本が出ます。
70ページの中編。
今現在持てる限りの力を振り絞って書き上げた作品です。
本来ならば、是非とも皆さんに読んで欲しいのですが、ここに一つ問題がある。

万人向けの内容ではないんです。
有り体に申し上げると、大変に後味が悪い話でしてな。
一言でいうならば『厭な話』。
それも、生半可な厭さ加減ではありませんよ。
頑張って練り上げた分、凄~く厭小説になってしまった(笑

『あの乱蔵さんがこんな酷い話を』
と非難されるのが目に見えている。

けれども、これも『つくね乱蔵』なんすよ。
俺が贈るのは笑いや涙だけではありません。
絶望や恐怖もその一つです。

今回の作品は、苦しんで悩み抜いて、けれど楽しんで育てた大事な大事な我が子です。

『こんな酷い話を書くような人とはサヨナラだ』とお怒りになる人には、御期待に添えなくてごめんなさい。

けど、自信作なんです。
よろしくお願いします。
『怪集 蟲』
竹書房から7月30日発売です。

俺より厭な作品(誉め言葉。笑)を書かれた松村進吉氏、深澤夜氏との共著です。
お二方のがまた凄ぇんだ!
今朝のテレビで、ようやく見られたのだが。
でかいな、さすがに。
何がってガンダムっすよガンダム。
実物大ってんだから、18m。細部に至るまでキッチリと仕上げられている。
これが今、お台場の潮風公園に立ち上がっているのですな。

作ったのは乃村工藝社。
素材はFRP。白い塗装も微妙に色調を変えているらしい。
パーツごとに組み上げてクレーンで吊ったとか。
ただヌボーっと立ってるだけではなく、目が光ったりミストを出したりするらしい。
立ち姿も直立ではなく、やや右足を踏み出している格好とか。

ううむ。
俺はそれほどガンダムマニアではないが、そこまで仕上げた匠の技を見てみたい気はするな。
神戸では本当に鉄で出来た鉄人28号を作成しているらしい。

大仏建立ブームってのも、こんな感じで始まったのかもしれないな。

「そこでですね、つくねさんにも一つ作っていただけないかと」

おや、あなたは町内会長。

「つくねさんはプラモデルにお詳しいとか」

まぁ…好きなことは好きでしたけど

「次の夏祭りのイベントとして、お願いできないでしょうか」

や、頭を上げてください。町内会長みずから頼まれたとあっては、お断りするわけにはいかんでしょう。
判りました、お引き受けします。
で、何を作れば?

「天元突破グレンラガンを」

実物大で

「実物大で」


ちなみに。
天元突破グレンラガンの大きさは約5億光年です。

世の中、なんでも勉強だす。

俺は、ディスカバリーチャンネルってぇのが大好きで、

他に見るものが無い時は大抵このチャンネルに合わせてしまう。
世界の格闘技道場を巡ったり、歴史上、一番強力な武具は何か、とか、
まぁアメリカの人達ってのは好奇心が旺盛なんだねぇ、何でもかんでも調べてしまうわけだ。

そして今日、こ、これはっ!と俺の心を奪った番組があった。
『拷問と処刑の歴史』
ギロチン、ガローテ、ロングロープ、銃殺、電気椅子。
それぞれの特徴と欠点を判りやすくCGや実験で教えてくれるのだ。

ギロチンは瞬間的に首が落ちるから人道的だと言われているが、果たして本当か。
最悪の処刑器具と呼ばれるガローテは、どのような苦痛を囚人に与えるのか。
ロングロープと体重の密接な関係とは。
銃殺が精神に与える苦痛について。
電気椅子はどのように人間を死に至らしめるのか。

絞首刑のロープを囚人の左側に垂らすのには、明確な理由があったとはなぁ。
あれは、左側から引っ張ることにより、容易に首を折る為なのだね。

ええ、趣味の悪いことですね、それは判っておりますよ。
しかしながら、語弊があるのを承知で言うと、今後、物を書くのに非常に役に立った。
怖い話を書く時に、一番大事なものはリアリティだと思うのですよ。
その話がありえない設定であればあるほど、些細な部分を正確に書いておく必要がある。


あ。
若様が帰ってきた。
あたふたあたふた。
こんな番組をまじまじと見ている父の姿は見せられない(笑