『どうする家康』岡崎大河ドラマ館 | みののかみのブログ アメブロ版

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美濃国出身・在住のみののかみが日々気付いたこと・感じたことを書き出すもの也

史跡および日帰り天然温泉の訪問記が殆どと成り候

NHK大河ドラマ『どうする家康』の放送が

1月に入って始まり、📺

ドラマの舞台の地に必ず出来る大河ドラマ館も

徳川家康ゆかりの地の

岡崎・浜松・静岡にオープンする。🏛️🎊 

この『どうする家康』大河ドラマ館の3館で、

まず徳川家康出生地の岡崎の大河ドラマ館が

この1月21日にオープンしたので、

早速開館2日目の午前中に行ってきた。

大河ドラマ館が開館する岡崎・浜松・静岡は

徳川家康が天下人になる過程で

順番に本拠地を移して行った場所だが、

大河ドラマ『どうする家康』のストーリーは

第一回からしばらくは、

家康の出生地であり戦国大名としてスタートした

三河国の岡崎城が主な舞台となる。

家康はやがて三河国の隣国の遠江国を領有すると

遠江国の浜松城に本拠地を移転させるが、

従属していた今川家から独立し

甲斐国の武田信玄と直接対決するまでは

三河国岡崎城でのシーンも多くなる。

 

岡崎の大河ドラマ館は、

その岡崎城の跡の一角にある

「三河武士のやかた家康館」を使用している。

すなわち、家康の出生地で最初の本拠地に

大河ドラマ館が出来たことになる。

「三河武士のやかた家康館」は、

岡崎城の歴史ガイダンス施設で、

天守閣や曲輪・堀を見学する前後に

岡崎城主だった家康やその前の松平一族郎党の

歴史や岡崎との関わりを知ることが出来る。

何十年も前から本丸と国道1号線の間にある

本瓦葺きの重厚な建物は、以前から知っていた。

実は私は自動車運転免許証の取得の講習で

岡崎市内の合宿制自動車学校に行っていて、🚘

大学1年の終わりに3週間ほど

岡崎市内に滞在して、講習休みの日には

この岡崎城跡と三河武士のやかた家康館も

自動車学校前から路線バスで遊びに訪れた。

そしてその後10年に一度ほどの割合で訪れ、

目の前の国道1号線はそれ以上に通過していた。

 

岡崎城跡の岡崎公園は、その名の通りの

名鉄名古屋本線の岡崎公園前駅が最寄り駅だが、

岡崎公園前駅は普通電車しか停車しないため、

名鉄名古屋本線のすべての列車が停車する

一つ隣の東岡崎駅から歩いてみることにした。

東岡崎駅はすぐ北側に乙川が流れていて、

岡崎城も乙川の河畔にあるため、

乙川河畔をまっすぐ歩けば行き来出来る。🚶

距離は1.3kmで、路線バスに乗るまでもなく、

天気が良ければ、川沿いの風景を眺めながら

のんびり歩くのも良いと思った。🚶

また名鉄東岡崎駅前は、北東側が再開発され、

ペデストリアンデッキを進んだ先に

立派な徳川家康銅像も出来ていて、

名古屋本線の列車の車窓からは銅像を眺めたが、

近くで目の当たりにしたいと思っていた。

 

毎年の大河ドラマ館の常だが、

オープン当初はとくに、土日祝日には

入場待ちの大行列が必ず出来るので、

開館時刻の9時を目安に岡崎へ行く。🕘

岐阜で路線バスから名鉄名古屋本線に乗り継ぎ、

東岡崎駅まで基本的に電車一本で行けるのだが、

名鉄岐阜駅に到着した時刻の関係で

豊川稲荷行き急行電車に乗車したら、🚊 

神宮前駅で4分後に特急が来ると分かり、

鳴海駅あたりで特急が急行を追い抜くと知って、

神宮前駅で後続の特急電車に乗り換えた。🚆

 

東岡崎駅に到着したら、

まず北東側のペデストリアンデッキに上がり、

その先端近くに建つ徳川家康銅像を見る。👀

騎乗して弓を持つ徳川家康像は、

「海道一の弓取り」の異名を

意識してこの姿になったのだろうか。

日本全国あちこちに、

この姿の地元英雄の銅像は多いのだが。

銅像の台座の西側側面には「徳川家康」、

東側側面には「厭離穢土 欣求浄土」とある。

平和な世の中を築こうという、

この「厭離穢土 欣求浄土」の8文字は、

徳川氏の天下人に至るまでのスローガンだが、

戦争が止まない現在の世の中でも

世界中で叫ばれるべき言葉だと思う。

 

徳川家康銅像から地上へ下りると

すぐに乙川の河畔の歩道に出て、

岡崎公園の敷地まで河畔を歩く。🚶

途中に岐阜の銀行の支店がすぐ近くにあり、🏦

翌日からの平日に猛烈な寒波が襲来する予報から

生活費となる現金をATMで下ろしに立ち寄った。

そして銀行の支店から徒歩5~6分で

岡崎公園の駐車場の脇に出た。🅿️🚗

公園利用者用の有料駐車場は、案の定、

駐車待ちの車列が出来ていて、

やはり鉄道利用で訪れて大正解だと思った。

岡崎城は、室町時代の築城以来、

乙川と伊賀川の合流点に面した小高い丘にあり、

(画像は大河ドラマ館内にあった、

ドラマの時代当時の想像図。)

その “丘の岬” の形容が岡崎の名前の由来。

駐車場横の歩道からも少しばかり坂を登り、

登りきったところに公園施設が広がり、 

徳川家康像などを見ながら

大河ドラマ館の三河武士のやかた家康館へ行く。

大河ドラマ館(三河武士のやかた家康館)は

復興大手門や観光案内所や売店とともに

公園の広場を囲む建物の一つで、

隣の売店建物で入場券を販売していて、

まずはその列に並ぶ。

9時にここに到着するつもりだったのが、

岐阜の路線バスや名鉄電車のダイヤの事情、

そして

東岡崎駅前で徳川家康像を見ていたことから

25分ほど遅れて到着していた。

するとやはり若干の行列が出来ていた。

しかし岡崎城の「グレート武将隊」の

メンバーの何人かが広場に出ていて、

大河ドラマ館前で “家康公” に挨拶された。

思わず、

グレート武将隊も登場したテレビ番組を思い出し、

「先日のNHK📺『家族に乾杯』を観ました。」

と伝えると喜ばれて、名刺をいただけた。

 

10分ほど行列で待って大河ドラマ館に入場する。

館内はまず『どうする家康』の紹介があり、

ドラマで使用中の衣裳や小道具も並んでいる。

壁面に掲げられた説明パネルは、

市販のガイド本などと内容は全く同じだが、

一生懸命に順番に読んでいく入館者ばかりで

行列が全然前へ進まない。😥

徳川家康の生涯をおおかた知っていて

ガイド本も購入済みの私は、

行列の背後から説明パネルをざっと眺めて

ちっとも進まない行列には並ばなかった。

もともと私は、美術館や博物館の特別展でも、

入場者が多く行列が出来ているところでは

高身長と視力の良さを活かして

行列の背後から展示品を眺めることが多く、

行列にずっと並ばなければいけないと思う

日本人の国民性だろうか、

歴史書やガイド本で内容を確認出来ないのかと

色々思いながらマイペースで展示室を進んだ。

 

この岡崎大河ドラマ館は、

三河武士のやかた家康館での常設展示中から

地下階の大展示室で

徳川家康の生涯や家康に至る

三河松平氏の一族郎党についての

展示と説明があり、大河ドラマ館でも

その展示・説明はそのままだった。

ただし、地下階の展示室入口の

本多忠勝(山田裕貴さん)初陣時の写真パネルや

家康の甲冑の「金陀美具足」は

写真を撮らないわけにはいかなかった。

 

大河ドラマ館の見学ルートは

再び1階に戻って別の展示室や映像を見る。

大河ドラマ館ならではの

衣裳や小道具の展示と登場人物の映像があり、

最後に主演の松本潤さんのインタビューなど

ドラマの紹介映像があって終わった。

 

大河ドラマ館を退出したら、

広場の向かいにある土産物売り場の

「おかざき屋」をのぞき、

クリアファイルや土産菓子を買った。

岡崎は、大昔から八丁味噌・三河木綿・

むらさき麦・花崗岩の石材など、

特産品を数多く産出している地域で、

岡崎土産も色々な種類があって楽しい。

大河ドラマの舞台の地としても、

これほど地場産の土産に恵まれた土地は

代々の大河ドラマ館の土地の中でも

珍しいほどではないかなと思った。

 

この後、花崗岩の名産地・岡崎ならではの

城跡の中にあるたくさんの石像をめぐって

岡崎城天守閣を間近に眺めて、

伊賀川の河畔の曲輪にある

「東照公(家康)公産湯井」を見て、

その近くから天守閣を見上げ、

城跡を出て伊賀川の河畔を歩いた。

1月16日放送のNHK『鶴瓶の家族に乾杯』で

笑福亭鶴瓶さんと松本潤さんが歩き

徳川家康家臣の子孫の蜂屋氏を紹介された

理髪店がある通りを伊賀川の橋から眺め、

岡崎城跡の西側から南側へ歩いた。🚶

 

乙川の河川敷を名鉄東岡崎駅方向へ戻り、

「桜城橋」のたもとで市街地へ出ると、

中央緑道の中に「徳川四天王」の石像が

4体全部そろっていた。

 本多忠勝

  酒井忠次

   榊原康政

    井伊直政

やはり、「石都」と称されるほどの

花崗岩の石材で有名な岡崎らしいオブジェだ。

徳川四天王全員そろっているが、

井伊直政は遠江国の井伊谷出身で、

徳川家康が遠江国浜松城に移ってから

色々活躍していたため、

この岡崎にはほとんど縁がなかった。

 

乙川沿いに楽しみながら歩いて

名鉄東岡崎駅前に戻る。

昼食をどこで食べようか駅前を歩き、

徳川家康銅像のすぐ前の

新しいカフェへ行き、そこのランチにした。

食後にアイスティーも飲みながら

ゆっくりとSNSもやりながら過ごして、📱

東岡崎駅に戻って名鉄電車に乗った。🚊

自宅への帰り道は、

名古屋から自宅近くへ直通で走る

15:50発の高速バスに乗車しようと思い、

名鉄名古屋駅で名鉄を下車して

高速バスの発車まで名鉄百貨店で過ごし、

百貨店に隣接する名鉄バスセンターから

高速バスで帰路についた。🚌🛣