『麒麟がくる』大河ドラマ館をめぐる旅 その3、可児市の大河ドラマ館 | みののかみのブログ アメブロ版

みののかみのブログ アメブロ版

美濃国出身・在住のみののかみが日々気付いたこと・感じたことを書き出すもの也

史跡および日帰り天然温泉の訪問記が殆どと成り候

多治見駅からJR太多線可児駅まで乗車し、

可児駅で隣接する名鉄新可児駅へ移動し、

名鉄広見線御嵩行き電車に乗り換える。

明智駅まで1駅の名鉄広見線だが、

犬山駅-新可児駅間新可児駅-御嵩駅間

列車運行系統が完全に分けられ、

運賃収受システムも別になっていて、

新可児駅の改札は、

御嵩行きのりば二重改札になっていた。

しかしJR太多線からの乗り換えはスムーズで、

名鉄新可児駅

御嵩方面ホームに停車していた電車に乗ると、

5分も経たずに電車は発車した。

明智駅まで1駅だが、その距離は3kmほどあり、

運賃230円に納得出来た。

 

5分ほどで明智駅に到着する。

かつては名鉄八百津線が分岐し、
その当時のままの広い構内と
立派な駅舎を持つ明智駅
現在は1時間に片道2本ずつの
新可児―御嵩間の区間列車のみが停車する。
明智光秀生誕地をPRする幟旗がはためく
この明智駅から南へ20分ほど歩くと、
可児市の大河ドラマ館会場
花フェスタ記念公園で、

地図上では明智駅から花フェスタ記念公園まで

一本道が続いている。

 

国道21号線を横断し、

瀬田地区の集落に入っていくと、🚶

道路は細くなるのに、

他府県ナンバーのクルマが次々に入ってくる。🚐

花フェスタ記念公園が目的だろうか、

あるいは近くの明智城跡が目的だろうか。

この案内板を過ぎると、
明智城跡の周囲への駐車を監視する係員が
交差点ごとにいて、
城跡目当てのクルマが入ってこないよう
目を光らせていた。❎🅿️🚗
あまりにも路上駐車が絶えないならば、
警察にも出動してもらって、
次々に違反切符を切ってもらっても良いと思う。
そして同時に、
可児駅新可児駅から走るバスを
可児市もバス会社も積極的にPRすべきと思う。
 
瀬田集落の中の道路が
花フェスタ記念公園の西縁の県道に出ると、
ここにも明智の歴史をPRする幟旗があり、
花フェスタ記念公園の西出入口へ入る。
200mほどアプローチ道路を進むと
公園西出入口のロータリーがあり、
その先に公園のゲートがある。
ゲートの手前にバスのりばがあり、🚏
バスの時刻表を覗いたら、
立っていた係員から
「20分ごとにバスがあります。」と言われた。
可児駅新可児駅からシャトルバスがあるならば、
駅の構内にも、市外のあちこちにも、
「可児市の大河ドラマ館には
 鉄道+シャトルバスでお越しください。」
とPRの広告を出してほしいと思った。🚏🚌
 
入場有料の花フェスタ記念公園は、
ゲートで入場料を支払うのだが、💴
可児市の大河ドラマ館も、
公園のゲートで入場券を購入する。
可児市の大河ドラマ館は、
花フェスタ記念公園の
屋内展示施設を使用していて、
入館すると、
ドラマの紹介コーナーは、
県内3館の中では最大規模に感じた。
登場人物の等身大写真パネルは、
お牧の方と明智光安に加えて
光秀股肱の家臣の
藤田伝吾(徳重聡さん)も加わっていた。
またこの可児市の大河ドラマ館は、
ドラマの紹介コーナーと
史実の説明コーナーが分けられていて、
『麒麟がくる』のドラマ紹介を
ぐるりと観て回った後に、
室外の緩やかなスロープを上りながら
史実説明のパネルを観て回る導線になっていた。
この日は入場客が多く、
史実説明のパネルは、
多くの人が立ち止まってじっと読んでいたが、
書かれていることは
すべて歴史ガイドの本をいくつも読めば
同じことだけれどとぶしつけに思ってしまい、
人混みを掻き分けて、
パネルはほとんど一瞥だけで
足早に史実説明コーナーを通過した。 
 
大河ドラマ館の館内をひととおり回ると、
屋内展示施設の2階で、
オープン直後のこの3日間のみ、
大阪・岸和田市の本徳寺所蔵の
有名な明智光秀肖像の実物が
ここで特別公開されていたので、見てきた。
しばらくは、
同じ可児市内の郷土歴史館で展示されていると 
チラシが頒布されていたが、
隣の土岐市方面へ山道を入る久々利地区にある
クルマでしか行けない郷土歴史館へ赴くまでもなく
この大河ドラマ館で
明智光秀公の肖像画を見られたのはラッキーだった。
この日に可児市の大河ドラマ館へやって来て、
明智光秀公の肖像画に出逢えて、
本当に良かったと思った。
嬉しくて、嬉しくて、言葉に出来なかった。
 
この可児市の大河ドラマ館は、
土産物やグッズの販売も充実していた。 
大河ドラマ館の
すべてが県内の3館で最大規模で、
明智光秀が
ここの土岐氏支流明智氏であると確信する
可児市ならではの力の入れようとも思えた。
 
そして大河ドラマ館の出口に
「ニッポン城めぐり」アプリの
可児市大河ドラマ館のQRコードがあり、
写して、県内大河ドラマ館3館制覇を達成した。
QRコードの前にいた係員に申し出ると、
可児市の大河ドラマ館用のクリアファイルと、
先着300名に進呈される木の枡をもらえた。
 
大河ドラマ館3館全部めぐって、
旅の目的は遂行出来た。
ずっと移動してきたためか小腹が空いて、
大河ドラマ館の前で販売していた
肉巻きおにぎりと
みたらし団子を買って食べて、🍙🍡
花フェスタ記念公園を後にした。
シャトルバスには乗車せず、
明智城跡の方へ歩いて回って
帰路につこうと考えていたが、🚶
西出入口のロータリーへ出ると、
明智城跡の付近には駐車場が無い旨の
立て看板があった。
時刻は午後4時前。🕓
クルマで来ず、
交通機関で来て良かったと思った。
 
花フェスタ記念公園を出てから、
明智城跡の案内板を頼りに歩いて行く。🚶
今年の大河ドラマ放送と
大河ドラマ館のオープンに合わせて
案内板や幟旗を新調したのだろうが、
このおかげで難なく進めて、
明智氏の菩提寺の天龍寺の前を通り、
明智城跡の前へ出た。
近くにある飲料自販機にも
明智氏の桔梗紋が描かれ、
明智城跡の散策マップも建てられている。
大手門の付近まで行ったが、
山上の曲輪とは反対の方角にある
「明智光秀産湯の井戸跡」が気になり、
城下の瀬田集落へ下りて、井戸跡を探した。
ちなみに明智城跡の山上の曲輪は
5年前に一度訪れている。
瀬田の集落の中には井戸跡は無さそうで、
可児市観光協会のHPを開いて見たら、
瀬田の集落から橋を渡ったすぐ先にあると分かり、
すぐに行けた。
井戸は随分昔から無くなっていて、
伝承のあった地が伝わっているのみだが、
説明板と幟旗は立っていた。
 
この後、可児駅まで移動するのだが、
距離は3kmちょっとあり、
名鉄明智駅へ戻ることも考えたが、
瀬田地区から西へ抜けたところに
東濃鉄道バスの可児車庫があり、🚌
とりあえず可児車庫まで歩いてみた。🚶
かつての明智荘のエリアを歩くため、
『麒麟がくる』の前半の舞台なのだなとも思った。
国道21号線の付近には
ロードサイド店舗や大型量販店が建ち並ぶが、
そちらには行かず、
瀬田集落に近い県道御嵩可児線を歩く。🚶
東濃鉄道バスの可児車庫にたどり着いたら、
可児駅へ行くバスがないか探したが、
可児車庫から出ているバスは
東京や名古屋へ往復する
長距離の高速バスのみで、
近距離の路線バスは無い様子だった。
 
仕方がないので可児駅まで歩き通す。
「かに・しゃこ」🦀つながりで❗❓
魚介類などを食べられる飲食店は無いかなと
歩きながら沿道を見回したが、
日曜日の夕方ということもあり、
飲食店はどこも開いていなかった。
しかし東濃鉄道バスの可児車庫まで来たら
花フェスタ記念公園から可児駅までの
全ルートの2/3以上も歩いていて、🚶
すぐに広見地区の中心市街地に出て、
可児駅も近かった。
結局、名鉄広見線にもバスにも乗車せず、
明智の地を「あ、ケチ❗」な❗❓
1円も使わない徒歩で移動した。🚶
 
広見地区を抜けて可児川を渡り、
可児駅にたどり着いたのは17:05頃。🕔
17:14発のJR太多線の岐阜行き
ちょうど間に合った。
JR太多線普通列車は、
普通列車ではないレベルの
ゆったりとしたクロスシートの車両で、
岐阜駅に到着するまで心地良く過ごせた。