- 米国製エリートは本当にすごいのか?/佐々木 紀彦
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山本七平は、著書「日本人とアメリカ人」の中で
- 日本人とアメリカ人―日本はなぜ、敗れつづけるのか (ノンセレクト)/山本 七平
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日本人のファッションデザイナーに共通した欠陥について言及している。
彼がニューヨークで会った有名な日本人のファッションデザイナーは、
日本のデザイナーが成功できない理由を語っています。
「若い方は、本当にいいアイデアをお持ちなんです。
しかし、アイデアは浮かぶもので、
それを浮かべるのは仕事ではございませんでしょう。
アイデアを構成するのが仕事でございますわね。
一つのアイデアを製品として構成するにはどうしたらよいか
それが生みの苦しみで、
その間のあらゆる障害を排除することが仕事でございましょう。
それが全然、理解できず
アイデアを持っているから自分はデザイナーだと思い込んでいる方がございましてね
これ戦後教育の欠陥じゃないかと思いますんですけど」
耳の痛い指摘です。
私もアイデアはよく浮かぶ方で
それで自分はそこそこ優秀だと思っていたりしますが
実は実現にまで持ち込めたアイデアは少ない。
極端な話、アイデアの浮かぶ人はたくさんいます。
しかしそれを実現できる人は少ない。
なぜならいざ実現となれば
全体の工程の策定、組織内の調整等々と面倒なことが多く
それを片付けるには多大なエネルギーを要し
簡単には実現しません。
でもその障害を超えることができて初めて仕事をしたと言えるわけで
アイデアを披露した程度で
悦に入っているのは半人前と言うべきでしょう。
アイデアを提案しただけでは半人前
アイデアを実現できて一人前
所期の期待した実効をあげてはじめて優秀といえるのだと思います。