アメリカでは今、アクシデンタル・アントレプレナーが増えているそうです。
アクシデンタル・アントレプレナーとは、不慮の起業家とも言うべき存在で
外部環境のせいで否応なく起業した人たちのことを指します。
平たく言えば、就職難で再就職が難しいので
それなら「いっそ自分でやるか」という起業家です。
日本でも既存のベンチャーは惨々たる状況ですが
アメリカ同様
景気低迷を受けて、大企業からスピンアウトしたかたちの
起業が増えているといいます。
完全な独立もあれば、人的、資金的に関係を維持した起業があるという。
私はこれにひそかに期待しています。
これは私の持論ですが
企業経営の上で組織運営が確立した企業での就業経験は欠かせないと考えています。
企業は人が集まって運営されるものである以上
組織とは何か
組織内での行動規範は何かということを身を持って学ばないと
なかなか自分の血肉とすることができません。
だから正直に言うと
学生起業家や組織運営が確立した企業での就業経験が乏しい経営者を
あまり信用していません。
日本のベンチャー経営者の質が低いのは
安直な起業ブームと
それに便乗した輩のせいと考えています。
こういう傾向のあったところに
大企業からスピンアウトしたかたちの起業家が増えるのは
私が最も重視する企業倫理、モラルの向上において
一定の役割を期待できるのではないか
そう考えています。
