第1部
柳本さん門下の皆さんのソプラノ、テノール独唱
ピアノ独奏:馬場睦さん(ゲスト)
伴奏:柳本さん、斉藤晴海さん
第2部
ソプラノ:柳本幸子さん
ピアノ:田中幸治さん
第3部
みんなで一緒に歌いましょう
伴奏:柳本さん、栄長敬子さん、斉藤晴海さん
ソプラノ柳本さんは新潟で《のばら》、新発田で《ともしび》という2つの歌声ひろばを主宰されていますけど、もうかなり継続されていてメンバも非常に多いですね。
それで、こういった個人の門下の発表会がりゅ~とぴあのコンサートホールで開催されるというのがまずすごいことだな~、と。
開演ちょっと前に入場し、2階正面の後方に席を確保しました。もちろん発表される方もこの時点では客席で控えているということもあるのかもしれませんけど、こういった発表会にしてはかなりのお客さんの数です。
そしてそれは開演後も途中入場の方も多くきていましたね。開演が12:10と結構早い時間ということもあったと思いますし、第2部の柳本さんのステージには遅れたくない人もいらっしゃったと思いますが、びっくりするくらいですね。
第1部は門下の皆さん14組(ピアノとソプラノで両方出演されている方もいらっしゃいましたけど)。
とにかく、皆さん非常に楽しそうに歌っているのがいいんですよね。
私の予想以上に(と書くとちょっと失礼ですけど)非常に声がでているのに驚きですし、りゅ~とぴあのコンサートホールで独唱するというのは気持ちよいのだろうな~、とも。(私自身は歌いたいとは思いませんけど)。
皆さんお若いときの経験者というわけではなく、柳本さんの歌声ひろばで歌い始めたかたもいらっしゃるのでは? と思うのですが、ホントに素晴らしいことだと思います。
衣装も非常に華やかでまさに「晴れ舞台」という感じがしましたね。
ただ、今回は14組のご出演でしたけど、各「歌声ひろば」の参加者はもっと多いはずで、おそらく順番が周ってくるのも定期演奏会の数回に1回だとは思うのですが、そういったところも気合が入るというか心待ちにされるんだろうな~、と。
そして第1部の最後には若手ピアニストの馬場さんの登場。
非常に華麗で鮮やかなワルトシュタイン(の第1楽章)でした。フルで聴きたかったですね。
短い休憩時間のあとは、柳本さんと田中さんのステージ。
最近、このコンビでは数多くの本番をこなされていますし、4月のだいしホールでもリサイタルがありますね。
それにしても、やっぱり柳本さんの歌はいつ聴いても素晴らしいですね。シャープでかつ、色気があるというか、聴き惚れます。
そして第3部はステージ上に50~60人くらいメンバが登壇、そして、客席も交えて「歌いましょう」。
まずは準備運動ということで身体全体を軽く動かしたり、発声運動。
私は肩をちょっと動かせばちょっと痛みが走るし、声を出そうにもなかなかでないくらいですけど(汗)、この時点で観客席からもなかなか大きな声がでてくるのがさすがですね。
そのまま10曲以上。さらに途中、男声合唱、および全員合唱も。
柳本さんは普段の指導は「合唱」ではなく「ソロ」であり、基本的に違うけれども助け合って歌うというのもまた楽しいというようなことをおっしゃられていました。
ただ、私は正直細かい技術というのはわかりませんけど、このメンバで合唱団を組んだらそれはそれで素晴らしいものになりそうな気がしましたね。
全体を通して、とにかく皆さんが楽しんでうたをうたっているのが印象的でした。
あとはやっぱり柳本さんの歌が素晴らしいのはもちろんですけど、人柄というかリーダーシップというかカリスマ性みたいなものが特に際立っているな~と。そうでなければ、これだけ大勢の人がついてきませんよね。
今後もますます大きくなっていくんだろうな~、なんてことを考えました。
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開演前に白山神社を通ると梅が綺麗に咲いていました。
あと半月もすれば桜も満開でしょうか。
(りゅ~とぴあ 500円)