新潟室内合奏団さん
指揮:松川智哉さん
独唱:小山瑠美子さん
県民会館ギャラリーで新大書道科の卒業展示をしばし眺めたあとに、会場の音文へ。開場時間を結構過ぎていたこともあり、既に結構なお客さん。
で、普段とは逆方向の向かって右側に席をとりました。
まあピアノだったらぜひ左側と思いますけど、それ以外でしたらそんなには気にしませんけどね。
このところ新潟ゆかりの独奏者を迎えることが多いですし、今回もソプラノの小山さんの独唱ですね。非常に楽しみにしていました。
前半は小山さんの独唱で「ロミオとジュリエット」。
抜粋で4曲、オケで序曲および間奏曲が1曲ずつ、そして小山さんの独唱が2曲という構成。
オケでちょっと乱れたかな~、と思ってしまうようなところもなくはありませんでしたけど、それ以上に小山さんの歌唱が素晴らしい。
小山さんの歌は個人的には今まで歌曲というか「うた」を聴く機会が多く、非常にクリアで歌詞も聴きやすいな~、という感想を抱いていたのですが、今回は歌劇だけあって、迫力があって私が観たことがある小山さんとは全然違いますね。
(歌手というものはそうなのでしょうけど)さすが演目によっていろいろな表現、パフォーマンスをするのだな~、と改めて感心しました。
また、4曲目の「ポイズンアリア」では表情も含めて雰囲気が一変したのも見所でした。
お見事でした。
ただ、時間がちょっと短くってあっという間に終わってしまいましたね。もうちょっと聴きたかったというのが本音ですけど、まあそれは仕方なし。
休憩後はブラームスの4番。
名前の通り「室内合奏団」ですので、オケの規模は小さいのかもしれませんけど、自分はその辺はあんまり気にならないんですよね。
(まあ私の聴く力のレベルが低いということなんでしょうけど(汗)))、まとまりのあるいい演奏でした。
新潟室内さんの次回公演は6月。ピアノの小黒秀星さんがソリストだそうです。新潟の演奏家さんをソリストに迎えるのは今後も続きそうですね。
こちらも楽しみにしていきたいと思います。
(音楽文化会館 1000円)