バスクラリネット:伊佐瞳さん
ピアノ:斉藤伸宣さん
新大院生のラ・フィーユ後にしばし時間調整してから、駅南のMONK'S MOOD へ。元々予想はされていましたけどかなりの悪天候。そんな中お店へ到着。
実は開場時刻には5分ほど早かったのですが、外で待つのも厳しいですし中で待たせてもらいました。
中では伊佐さんと斉藤さんのお二人が最終リハーサル中でした。
そして開場時刻となり無事最前列に着席。
ジントニックとピザを注文して準備万端(笑)。
ただリハーサルを終えたあとの開演までもお二人は奥(にあるのかどうかも確かではないですが)の控えとかにも戻らずに、その場でとどまって随分と余裕というかリラックスムードです。そんな時に注文したピザがテーブルへ。お二人にも近いし、チーズの香りも漂いますし、ちょっと申し訳ない気も(笑)。
そして悪天候で残念ながら来れなかったお客さんもいらっしゃるようでしたけど、満席状態でのなか開演となりました。
伊佐さんの明るく、非常に親しみやすいトークでライブは進行。
演奏曲はスタンダーとオリジナル曲が半分くらいずつでしょうか。
こういったライブではかなり珍しい構成だと思うのですが、そういう構成ができるというのも素晴らしい特徴だと思いますね。
で、演奏に入るとトークから雰囲気が一変。なんともしっとりと聴かせる非常に心地よい演奏ですね。もちろん伊佐さんがメロディを吹くことが多いですけど、斉藤さんがソロだったりメロディを担当するときにはバスクラという楽器を生かしてベースを鳴らしてみたり。
いいコンビネーションだと思いました。
伊佐さんはトーク中でもジャズだとバスクラは使われるときには「激しめな演奏をすることが多く、ゆったりした演奏はあまり好まれないこともありますが、伊佐さん自身はいろいろやっていきたい」というようなこともおっしゃられていましたけど、
自分のやりたいことがやるのが一番だと思いますね。ただ、私はバスクラは静かな雰囲気な曲に使われるのかな、なんて思っていただけにそこからしてびっくりなところもありますね(汗)。
また斉藤さんのオリジナル曲もいいですね。
伊佐さんは「あやしい曲です」というような前振り(笑)をする曲もありましたけど、そういうふうに言われるとそうかな? と思ってしまいかもしれませんが、普通にムーディでいい曲だと思いました。
そんな感じで進行して前半終了。
ジントニックもピザも美味しゅうございましたけど、曲を聴いていると、がっつり&ごくごくと飲食するのではなく、ちょっとゆっくり目に飲みたいと思ってしまいお代わりはジンライム(笑)。
後半も前半と同様にオリジナル曲とスタンダード曲をおりまぜながらの進行。
自分はやっぱりオリジナル曲が面白いですね。全体的に新潟の風景だったり街の情景を曲にしたものが多いですけど、中でも古町~万代~信濃川という3部作が面白い趣向ですよね。
古町と信濃川は元々斉藤さんのオリジナルで既存の曲のようでしたけど、万代の曲は伊佐さんと斉藤さんの合作?の曲(メロディとコードとおっしゃられていました)のようです。
聴いた印象としては非常にチャーミングというかかわいらしい曲だなと思いましたけど、おそらく今後のライブでも大事に演奏されていくのかな、と思いましたし、今後もいろいろ編曲だったりアドリブの内容などで聴くたびに印象がかわるんだろうな~、なんてことも。
そしてライブ後半は盛り上がる曲を並べて、最後はアンコールでも会場手拍子で盛り上がっての終演となりました。
非常に楽しい夜を過ごさせていただきました。バスクラとピアノ、そしてお二人のとても素敵なコンビネーションですね。
今後も(3月とか4月も)継続して本番があるようです。ますますのご活躍を楽しみにしたいと思います。
ライブ後お店をでると猛吹雪で前が見えないくらい。ひるんで落ち着くのをちょっと待とうかと思いましたけど、電車なので遅くなってもいいことはないのでなんとか駅まで歩きました。
電車も出発時間に「ポイントが動かないので発車が遅れます」なんてアナウンスも入り「やばい」と思いましたけど無事数分の遅れで出発。ほっと一息でした。
(MONK'S MOOD JAZZ CLUB MC 1000円)