01/21 本間美恵子+Euphorbia「そして、大地へ」~マリンバづくし~ | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

マリンバ:本間美恵子さん
ピアノ:品田真彦さん

ユーフォルビアの皆さん
フルート:市橋靖子さん
ピアノ:川崎祥子さん
パーカッション:本間美恵子さん

ユーフォルビアの結成10周年記念公演。メンバがひとりずつプロデュースする3回シリーズの最終回はマリンバの本間さん。
ただ、私は川崎さん、市橋さんの回を観にいけていないのでこのシリーズ初めてになります。

開場時間ちょいすぎくらいにスタジオAへ。
すると受付に市橋さん。

私の「出演者なのに余裕ですね~」という挨拶に対して「いや~前半は出番がないので」と笑いながら応えてくれます。

そのときにはなんとなく納得してしまったのですが、後半には出番があるわけですし、やっぱりあんまり普通ではないでよね(笑)。

座席を確保して開演までロビーにユーフォルビアの10年の資料などを眺めます。

歴代のTシャツだったり、公演のチラシだったり。
写真なんかを見ると皆さんお若いし(ちょっと失礼か(笑))、

 

一番最初の公演には「ユーフォルビア」という名前はまだ記載されていないんだな~、とか、
 

川崎さんの自作曲の「紅風」とか「ユーフォルビア」は初期の頃から演奏しているんだな~、というのも新鮮な発見ですね。
※私はこの辺の曲は川崎さんのCD発売に合わせて作った新曲かと思っていました。

そして開演となり前半は本間さんのマリンバ特集。
マリンバソロだけでなくピアノの品田さんをゲストに迎えての演奏となりました。

前半は5曲。なかなかマリンバが主役の演奏会ってないですし、ジョイントコンサートなんかだとあっても1曲くらいですから、これだけいろいろな雰囲気の曲をまとめて聴けるのは貴重ですし楽しいですね。

しっとりと優しい曲もあり、波打つような連打というかロールが非常に美しい曲もあり、まさしくジェットコースターのような曲もあり、マリンバの魅力満載ですね。

マリンバもなかなか使うことがないという2mを越えるサイズのマリンバで5オクターブといったかな? ちょっと大きめのものを使用していることもあって、本間さんの横の動きもなかなか見どころですよね。
特に本間さんも演奏前に説明していましたけど、右手で2本のマレットをもってそれでロールするというのはなかなかすごいワザだな、と。オマケに逆の手は普通に演奏しているわけですからねぇ。。。
お見事です。

そして品田さんとのピアノの共演も素敵でした。

本間さんは結構動きますし、さらにはマリンバは音のタイミングとかも普通の楽器とちがって独特だと思うのですがさすがですね。

チゴイネルワイゼンも非常に軽快な演奏でしたし、最後の黛敏郎さんのシロフォンコンチェルティーノはさすがに打楽器のためにかかれた曲だけあって迫力とキレと見所、聴き所満載でした。

お二人にブラボーです。

休憩中には 10th Anniversary にちなんで 10(ジュー)th(ス)ということで、ロビーでジュースが振舞われたりしたあとに、後半はいつもの3人組のユーフォルビアでの演奏。


品田さんはユーフォルビアTシャツに着替えて客席にいらしてました。

まあ、ユーフォルビアさんのライブはいつも楽しいですけど、さすがに10周年記念ライブシリーズの最後ということもあってか、とにかくテンションが高いです。


お客さんを巻き込んでの非常に盛り上がる楽しい時間となりました。

途中、本間さんがシンバルを空振りしたり、川崎さんがアドリブを頑張りすぎてどうにかなっちゃったというような場面もあったようですが、そんなのもすべてネタにして笑い飛ばしてしまうのもいいものです。
やっぱりこういう音楽は楽しいのが一番と思わせてくれますね。

また後半は壁に10周年を記念していろいろな「10」が映像で流されていました。風景旋律なんかだと映像が公演の重要な要素ではありますが、今回の公演には「必須」のものではないと思うんですよね。

それでも、ちょっとでも和んで楽しんで欲しいという気持ちだと思うのですが、こういうところにこだわるのも素敵だな、と。

今後も11周年、12周年、20周年、20年後(笑)と素敵な音楽を届け続けて欲しいですね。

(スタジオA 通常2000円ですが年間パスポート使用)