12/31 IkiatariBattati na LIVE 大晦日スペシャル | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ピアノ:川崎祥子さん

-ゲスト陣-
クラリネット:伊奈るり子さん
チェンバロ:笠原恒則さん
ギター:坂井崇人さん

2018年になりましたね。今年もよろしくお願いいたします。

最初の記事は去年の大晦日に開催された川崎さんのいきあたりばったりなライブです。ブログなどでも「ゲストがいらっしゃる」ということは軽く告知されていましたし、私はなんとなくの情報で笠原さんは事前につかんでいたのですが他の出演者情報はなし。

楽しみにしていました。

開演20分くらい前にコンチェルトさんへ行くと、スピネットが準備されており笠原さんは予想通り。そして奥の方にはクラリネットの伊奈先生。こういうお祭り的なライブにはぴったりですね。

お客さんも普段以上にどんどんいらっしゃいます。
大晦日という特殊ではありますけど、逆にこういうときには時間が取れないという方もいらっしゃるでしょうね。

そして、開演ちょっと前には川崎さんとよくコンビを組んでいるギターの坂井さんも。最初は坂井さんは観客席に座ったのですが、

「ギター持ってきてないの?」
「車にはありますけど」
「持ってきて!!」

という感じで、一旦退場しギターを持ってくることに。結局坂井さんは最後まで観客席に戻ることはありませんでしたね(笑)。

超満員の中開演。ゲストはいらっしゃいますが、コンセプトは変わらず。お客さんのリクエストを受けつつ、演奏曲は「いきあたりばったり」(笑)。

最初は川崎さんのソロで始まりますけど、途中で伊奈先生に耳打ちして「これ」って感じで初めて伊奈先生とのセッションが始まったり、
笠原さんとのセッションでは正直「チェンバロ」と「ピアノ」のデュオでの演奏というのは、非常にレアケースだと思うんですよね。

そして笠原さんの提案だったらしいのですが、簡単なコード譜だけ演奏者4名で共有して、後はアドリブで繰り返す、なんていう演奏も。

楽譜も読めない私にとっては、ホントに信じられません(笑)。

同じコードパターンを繰り返しているようなのですが、曲がまるで生きているかのようにいろいろと表情を変えていきます。
しっとりと進んだり、ノリノリの音楽だったり、それでも阿吽の呼吸といいましょうか違和感なく皆さんの演奏が調和されるのが面白いですね。

また、調和するだけでなく、アドリブソロなども普段だったらアイコンタクトなんでしょうけど、この日はときどき直接声でやりあったりして(笑)、そんなのも面白いですね。

あとは確か2部の最後だったと思うのですが、川崎さんと坂井さんのデュオで川崎さんのオリジナル曲の「紅風」も。
まあ、この曲はお二人で演奏したことがある曲ではありますが、それでもいきなりであれだけ息のあった演奏をするのはさすがだな~、と。

そんなこんなで第3部まで、普段のいきあたりばったり感を残しつつも、とってもスペシャルなライブとなりました。
非常に楽しかったです。

今年も一年ありがとうございました。

川崎さんの演奏を聞くのは2017年29回目(笑)。惜しくも30回には届かず(笑)。

(コンチェルトさん 1set500円×3set)