12/3 東京交響楽団 第104回 新潟定期演奏会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

■ロビーコンサート

ヴァイオリン:福留史紘さん
ヴァイオリン:水谷晃さん
ヴィオラ:大角彩さん
チェロ:伊藤文嗣さん

開演15分くらい前にりゅ~とぴあへ到着。既にそこそこのお客さんがいらっしゃいましたが、私は1stヴァイオリンのさらにちょっと外側くらいのフロアに腰を下ろして待ちます。

そんな中、係員さんがバックミュージックのスイッチをON。
プログラムをちゃんと見て、ちゃんとクラシックに詳しい方ならすぐにわかるのでしょうけど、私はまったくわからず(汗)。普段はこんな音楽ならさないよな~、と頭の中が??? 状態でした(汗)。

そんな中、4名が登場しまずはヒンデミックさんの曲。
なんだか趣向がこらされており、楽譜どおりに弾くとなんだかアンバランスというかバラバラというか、一言でいうと「下手」に聴こえる曲。
なかなか面白かったです。ただ私は原曲がすぐには思い浮かばないので、それがわかればもっと面白かったんだろうな~、とも。

ただ、やっぱり「下手」とは言っても一つ一つの音は綺麗なんですよね。うまく表現できませんけど、初心者の「ド」は聞きづらい「ド」ですけど、この曲は「あれ?」とは思うけど、不快感はないというか。

そしてMCは福留さんが担当されていたのですけど、開演前の音楽は綺麗な原曲「さまよえるオランダ人」とのことで、ようやく納得です。

その後は、皆さんの実力を発揮する普通の?素敵な曲です。
いつも思いますが、素敵な弦楽器の音を聞くと本当に音がどこからでてくるのかわからないというか、音が空間全体に溶け込んで混ざり合っているような感じがするんですよね。心地よいです。

アンコールはハイドンの「ジョーク」だそうですが題名どおり、ちょっと観客をだますかのような曲ですね。もちろん私もだまされました(笑)。

普段はコンサートマスターの水谷さんがこの日はセカンド。でも、水谷さんは本当にアクション大きく楽しそうに演奏されますよね。最初のヒンデミットの曲とかアンコール曲などは音だけでなくちょっとしたアクション、表情でも魅せてくれました。

いつもながらこんな演奏が間近で見れるのは本当にありがたいです。

■本公演

指揮;ジョナサン・ノットさん
ホルン独奏:クルストフ・エスさん
ホルン:ジャーマン・ホルンサウンドさん
コンサートマスター:水谷晃さん

ロビコンのあと、Noismの「NINA」の公開リハーサルを観たり、県民会館でのジュニア展を観たりして時間を調整して改めてりゅ~とぴあへ。
ただ「NINA」のリハーサルの緊張感になかなか肩と首が凝ってしまったり、歩き回ったりして身体は結構お疲れモード。

 

なんだか、東響の公演のときにはこんなことになることが多いな~、と思いましたけど、改めて考えると、東響公演のときにはロビコン(もしくはその他のイベント)から出歩くわけだから疲れるのも当然なのかな、なんて。

今回の公演の前半はホルン特集。
まずは「ハンブルグ協奏曲」。独奏がクルストフ・エスさんで、その後ろ最前列にナチュラルホルンを構えた奏者が4名。
そして弦は5名のみ。なかなか珍しい配置ですね。

またナチュラルホルンを使っているにもかかわらず曲は現代曲っぽく難解な感じ。なんだか落ち着かないままに終わってしまった感じでちょっとあら??? と。

次がジャーマン・ホルンサウンドの4名の奏者がステージ前方に並んでのシューマンの曲。で....誠に情けない話ではありますが、この辺は疲れがピークに達してうつらうつらと、のんびりと。眠ってはしまわないように自己注意はしていましたけど、正直あんまり記憶がないのでございます。毎度もったいなし。

なんだかFBなどでいろいろ感想を見ると随分と「イケメン」さんだったらしいですけど、私はいつものパイプオルガン横の席だったこともあり、良くわからず。その点でも残念。

20分の休憩でちょっと目が覚めたけど、またゆっくり聴いていようかな~、なんて思ったメインの「英雄」...ですが、正直目が覚めました。
なんだかすごいアツく、圧倒される感じ。

特に指揮のジョナサン・ノットさん、アツすぎでしょう。指揮台からはみ出るのでは? と思うくらい大きなアクション、指揮っぷり。
あとは時々叫んでいるような声が聞こえてきたような気がするのは、気のせいなんでしょうか。本当に叫んでいたような。。。

座席上、指揮者は正面から非常に良く見えるわけですが、これほど指揮者に目を奪われたのは初めてでございます。

それに応えてのオケの演奏も素晴らしいものだったと思います。非常に小気味良く、かつ、キレのある音を堪能させていただきました。
コンマスの水谷さんの動きも激しかったですね~。

正直、この日の演目をみたときには前半のプログラムの方が面白そうだな、なんて思っていたのですが完全に逆をいかれました。
すごい「英雄」でした。

(りゅ~とぴあ D席 1800円 会員割引)