指揮、テノール:辻裕久さん
ソプラノ:佐竹由美さん
メゾソプラノ:押見朋子さん
バリトン:牧野正人さん
オルガン:山本真希さん
合唱:新潟東京コーラス
合唱:新潟市ジュニア合唱団
オーケストラ:りゅ~とぴあメサイアアンサンブルの皆さん
毎年、いろいろスペシャルな企画で楽しませてくれるオルガンクリスマスコンサート。
今年は名曲メサイア。私も早々に前売りチケットを購入し楽しみにしていました。
正直メサイアだけでも大曲ですけど、メサイアの前に第1部。
指揮も務めるテノール辻さんのソロに、オーケストラでの演奏、そしてオルガンのソロ。メサイアがどうしても合唱および声楽の皆さんがメインとなるような曲ですので、その分、それ以外の皆さんの紹介的な感じでしょうか。
オルガンの山本さんも前半はステージ上でポジティブオルガン、後半はメインのパイプオルガンでの演奏でした。中でも後半のオルガン2曲は音色も全然違った曲ですし、勝手なイメージだと最後の幻想曲はなんとなくバッハっぽくない感じもして面白かったですね。
休憩後はいよいよメサイア。
大人数の合唱も美しく大迫力ですし、ソロの皆さんも素晴らしいですね。特にやっぱりテノールの辻さん。指揮をしつつも自分の出番になるとさらっと指揮台から降りて観客席に向いて独唱。
私は声楽の方の指揮というのは初めて見ましたけど、指揮で激しく体を動かしつつも独唱の安定感はお見事ですね。さすがでございます。
また、途中ジュニアメンバ6名もオルガン前席に登場してまさに天使のような歌声、こころ洗われます。
そして「ハレルヤ」の大合唱。まさにこれを聞くためにこの公演に来ているといっても過言ではないですけど、キリスト教信者でもなんでもない私でもやっぱり響いてくるものがありますね。
素晴らしかったです。
また正直個人的には「ハレルヤ」以降は正直これまではあんまり記憶に残っていなかったのですが、ちゃんと聞いてみると素晴らしい見せ場ですね。
トランペット(というより、この曲では「ラッパ」といった方がよいのかもしれませんが)、バリトンの牧野さんもオルガンの山本さんの近くに移動して、オルガン、トランペット、そしてステージ上のチェロと非常に印象的な場面となっていましたね。
今回チェロはコンミスの枝並さんより出番が多いというか目立っていましたよね。
トータルすると3時間くらいでしょうか。
素晴らしい公演でした。
・・・ただ、あえて一つだけ苦言をいわせてもらうと、出番のないときのバリトン牧野さんの様子でしょうか。体格もあってピシっとしているのがキツイのかもしれませんが、座っている姿勢がややだらしなく見えたり、メガネを直したり、顔の向きを変えたりと結構動くのが気になるんですよね。女性陣は凜とした雰囲気を保っていましたし、歌声は素晴らしいだけになおさらちょっと残念でした。。
(りゅ~とぴあ A席会員割引 1800円)