11/23 [演劇] 劇団@nDante 第11回公演「ロンリネス・デブリ」 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

劇団@nDANTE の皆さん。
 
萩原さんのピアノリサイタルのあと、音文でリレコンをちょろっと観て時間を調整してえんとつシアターへ。「ロンリネス・デブリ」の初日の公演をみてきました。
 
私も時々演劇もみるようになって、いろいろと情報を仕入れていると「演劇」の公演って思った以上に開催されているんですよね。そうなってくると全部の公演を見にいけるわけもないわけです。
 
もちろん、日程だったり、会場の地理的要因、入場料、なども重要なファクターなのですが、そんな中で今回の公演は、
 
・「劇団@nDANTE」さんは今年の劇王というイベントで新潟県の代表になったらしい。
 
・7月に見た 「劇団 Accendere」さんの公演で非常に印象に残っている大井南さんも今回ご出演されるらしい
 
などの理由もあって、見てみることにしました。
 
 
見た印象としては、
 
 
役者さんは皆さん魅力的だし、
特にヒカリ役の大井さん、加奈役の土屋さんは特に印象的でしたし、
入場受付に始まり、音響、衣装、舞台転換、ネタ(笑)、などいろいろなところに観客を楽しませようという意志、そして工夫が感じられました。
 
 
まだ公演が残っているので、とりあえずはこれくらいで。
 
(えんとつシアター 1500円)
 
[11/28 追記]
最終公演が終わったので感想を追記。
ちょっと否定的な感想もありますが、率直に思ったことを記録に残しておきたいと思います。
 
 
■まずはいろいろ凝った演出が多いなという印象。
・入場受付ではなんだか遊園地のアトラクションの入り口のような感じのつくりになっているし、
 
・音響もヒカリとデブリちゃんの心の中の会話とか、映像などもうまくつかっているな~、という感じだし、
 
・舞台転換もなんというか効果音と同時に「だだだだ~」と小道具とかを片付けるのもコミカルな感じだし、
 
・霧吹き?で水を飛ばすような演出は私はよくわからないけど、おそらく過去の作品のオマージュなんだろうな~、とか
 
いろいろ工夫されているし、観客を楽しませようという努力を惜しまないというかがんばっているな~、という印象。
 
■また出演者としては、
 
・やっぱり大井さんの少年役はお見事。Accendereとはまったく違った雰囲気だけどすごいな~、と思う演技力ですし、
 
・加奈役の土屋さんはとにかくかわいいというか献身的で魅力的な女性を演じていましたし、
 
・青年期の洋一役の佐藤さんもいい演技をしていました。ただ、やっぱり男っぽさはなかったかな、というのは仕方なし。
 
・ただ全員参加させるというコンセプトもあったからからかもしれませんけど、演技力がちょっと不足しているかなという方もいないわけではありませんが、それはまあ仕方ないんだろうな、と。
 
・デブリちゃんの小山さんは出番が少なくってちょっと拍子抜け(笑)。
 
■また演出に関しても、
コミカルな場面とシリアスな場面の2重構成となっており、飽きさせないような工夫をされているな~、というのは感じさせますね。
 
そして全体的に、一つ一つの場面をみれば非常に面白いというか細かく作っているな~、という感じがしたのですが、、、、
 

ツイッタなどではかなり絶賛されているようですし、「このセリフがジーンときた」とかほとんどが脚本を非常に褒めている感想がほとんどなのですが、完全に私の好みの問題なのですがストーリーになんとも入り込めなかったんですよね。
 
劇中劇というかコミカルな場面と、シリアスの場面が融合しきれていないというか、バラバラになっているような感じがして...その辺を無理やり組み合わせるのに力が注がれて、本筋のストーリーがありきたりで浅いな~、というか。
 
あとは私はあまり「言葉」というかセリフに反応しない人間なのでなおさらそういう風に感じるのかもしれません(たとえば歌を聴いても正直歌詞はどうでもよくって、メロディ重視の人間なんです)。
※これは今回の「アンダンテ」さんの公演に限った話ではありません。

特に、ストーリーとして「オリガミオル夫」とか「月に到達する方法」が全然納得できなくって(いくら演劇の話だとわかっていても)、その辺かなんだか非常に安っぽい感じがしてしまって本当に残念でした。

劇団としての力というか、いいところはたくさんあるのに、ただストーリーが私個人に合わなかったというのがちょっと残念で仕方ないんですよね。

ただ、次は面白いのでは? と期待させてくれるような劇団さんですし、実際に次回公演も見に行こうとは思っています。

11/28追記ここまで