石川昌代先生門下の皆さん
(独奏)
藤田みなみさん
丸山友紗理さん
松宮佳菜さん
鈴木莉歩さん
(連奏)
松宮佳菜さん/相田汐莉さん
三宅月海さん/鈴木莉歩さん
川上実李さん/川上加苗さん
阿部彩乃さん/石川辰弥さん
稲田夏帆さん/渡部彩葉さん
(独奏)
相田汐莉さん
三宅月海さん
川上実李さん
合唱:コーロ・スプラウトの皆さん
和太鼓;越王太鼓のみなさん
石川先生門下の皆さんが中心となって開催されている東日本大震災の復興支援のチャリティコンサート。
今年で9回目。こういった活動を継続して行うというのがなかなかできないことでもあり、素晴らしいことであり、非常に意義のあることだと思います。
去年はりゅ~とぴあでしたけど、今年は燕市文化会館。ちょっと離れていますけど、なんとかいけなくもないということで遠征(笑)することに。
ただ電車移動で燕駅に到着するのが開演40分前(一応、駅から徒歩20分くらいらしい)。タクシーを使うつもりでしたけど、あいにくタクシー乗り場はあるけどタクシーはいない。
ということで、まあ歩くか、、、ということで事前に燕市文化会館に掲載されていた案内部を頼りに歩き始める。
...とすると、心配したとおりに途中までは案内図の目安通りにたどり着いたものの、あともうちょいと思われるところでそれらしい建物が見当たらない。
かなり迷って、通りがかりのやさしいおじ様に道を聞いてたどり着いたのが開演10分過ぎたくらい。大失敗でした。
※最初からちゃんとした地図検索していけばよかったと後悔(涙)
ということで、曲が一段落するのを待って、3人目の松宮さんからホールへ入場。
でも、次の鈴木さんくらいまでは身体を落ち着けるのに一生懸命であまり聞き入るという感じではなかったです。
ただ、松宮さんのモーツァルトも鈴木さんのバッハも非常に心地よい演奏でした。
そして連弾パートへ。この辺から私も落ち着いてきました(笑)。
出演者は大学生だったり社会人になられている皆さん。連弾はお二人で合わせるのとか準備もいろいろ大変なのでは? と思いますね。
そして連弾パートの特徴として、皆さんの曲はJPOPだったり非常に親しみやすい曲ですね。
正直、最初にプログラムを見たときには、実力者の皆さんが連弾でこういった曲を弾くにはちょっともったいないな~、とも思わなくもなかったのですが、
聴いてみると、メロディは親しみやすいですけど、ちゃんとしたピアノ連弾曲としてのクオリティというか、なんとも非常に「豪華」な演奏でしたね。これはこれで面白かったです。
その後、再びピアノソロパートへ。
もうお名前もよく目にする実力者の皆さんですから、落ち着きもある一方力強さもありますし、さすがの演奏です。
ただ、最後の川上さんの紹介アナウンスで川上さんは「来年は社会人ということでこのコンサートも卒業」ということでした。
ということで、ここでようやく鈍い私はピアノソロを担当されている皆さんが大学生までで、現役?の「石川門下生」ということになるのですね。
そういった意味だと、卒業生も非常に多く参加されていますし、豪華な演奏会ですね。
そして第二部はゲストの「コーロ・スプラウト」の皆さんによる合唱。
夏の歌、復興支援の歌など5曲。ソロも決まってさわやかな歌声です。特に伴奏を石川先生門下の皆さんが担当するというコラボ企画がまた素敵だと思いました。
さらに、稲田さんはちょっと前まで実際に「コーロ・スプラウト」さんの伴奏もされていたそうで、それがこういった機会で再会するのもいいですよね。
で、ここまでが前半で休憩に入ります。が、既に2時間経過です。凄いボリュームですね。
休憩後の最初は「越王太鼓」さんの和太鼓演奏。
女性陣のしなやかな舞もあり、男性陣はいかにも男っぽい大太鼓に、なんとも大変そうな姿勢(腹筋をしているような)での勇ましい太鼓演奏。
やっぱり日本人は太鼓の音とか樽砧(今回はありませんでしたけど)は、本能というか心躍るものがありますね。凄いパフォーマンスでした。
そして最後は恒例のオーディオドラマ「月光」。
皆さんナレーションは本職ではないとは思うのですが、なかなかしんみりと聞かせてくれる演技素晴らしいですね。
途中挿入される皆さんの歌声も印象的ですが、やっぱり渡部さんが演奏する「月光」がいいですよね。
もちろん、普通に聴いても素晴らしい演奏だと思うのですが、こういったドラマ仕立てでうまく演奏が組み込まれていると、一層心に響いてくるものがありますね。やっぱりこういった音楽というのは単純な「音の集まり」ではなく、受け取る側の気持ちも含めていろいろ要素があるんだな~、と。だからこそ、CDでの演奏ではなく、ライブというか演奏会にせっせと通うわけですけど。
とにかくじ~んとくる演奏でした。
最後は会場の皆さんと合わせて劇中歌でもある「星の界(よ)」を歌って終了。
終了は3時間半を越えて4時間近かったでしょうか。
終演後に皆さんがお見送りに立って、キャンディを配るのも恒例でしょうか。
正直、個人的には「チャリティ」ということもありますし、もっと簡素なものでも充分だと思うのです。門下の皆さんの演奏だけでも非常に豪華ですし、料金を払って聴きに来る価値は充分にあります。
そこを妥協せずにゲストの方まで呼んで公演を準備するというのは当日の運営も合わせて本当に大変だと思いますが、だからこそ意義があるのかな~、なんてことも思います。
次回はいよいよ区切りの10回ですね。また、ぜひ観にきたいと思います。
(燕市文化会館 1500円)