08/06 奥村和雄門下生 Summer Concert 第56回小さな音楽会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

奥村和雄門下生の皆さん

ゲスト
 鍵冨弦太郎さん
 小形響さん
 湯原拓哉さん
 加藤礼子さん

毎年恒例の奥村先生門下の演奏会。
夏はアンサンブルですね。毎度のことですが、公演名は「小さな音楽会」となっていますけど、
出演者の人数だったり豪華さからすると全然小さくありませんね。

最初はお子様達のアンサンブルから開始ですけど、いつも書いているように思いますし、私はもう驚きませんけど、
皆さんホントにいい演奏です。演奏最後の弓を振り上げるところまでしっかりキマッていますね。
凄いな~、と思います。

その後がゲスト4名による弦楽四重奏。
鍵冨さんの挨拶のあとに演奏ですけど、これだけのメンバの演奏が聴けるというのがホントに驚きというか贅沢です。


ただ、自分にとってさらに凄かったのは
鍵冨さんと小形さんをソリストに迎えてのバッハの2つのヴァイオリンのためのコンチェルト。

ゲストのお二人の演奏が素晴らしいことには全然驚かないのですが、バックを固める皆さんの演奏もとにかく素晴らしい。

もちろん、奥村先生ご本人を始めとして、チェロには奥村景さんもいらっしゃいますし、何人かサポートには入っていますけど、一門のメンバでこれだけの編成で、これだけの演奏ができるというのが本当に驚きです。
こういうのはサポートが入ったとしても、合わないメンバがいるとそちらの方が目立ってしまって全体の演奏レベルは下がると思うのですが、そういった違和感というか残念なところがないんですよね。
とにかく驚きでした。

この曲のあと、鍵冨さんと小形さんがステージ袖に戻った後、鳴り止まない拍手に対して小さいお子さんがお二人にでてくるように促しにいったのがなんとも微笑ましい光景でした(笑)。

休憩後もキッズチームによる演奏「メリーさんの羊変奏曲」。
(もちろんさすがに「一流」の演奏というわけではありませんが)目を閉じたときに聴こえてくる音と、ステージ上で演奏しているお子様のかわいらしさのギャップがなんともいいです。

そして最後は全員での合奏。ゲストの皆さんも普通に演奏に加わります。「バロック風日本の四季」ということですが、四季に合わせて、季節にあった童謡をアレンジした曲が組み込まれていて、曲としての面白さはもちろんあるのですが、やっぱり演奏がいいんですよね。

コンミスの位置に座ったのが(はっきりとは判別できませんでしたけど、多分)村田さんだと思うのですが、時折聴こえてくるソロも素晴らしいですし、演奏している雰囲気も堂々としていて、すごいな~、です。
全体のまとまりも素晴らしいです。

とにかくレベルの高い演奏を楽しまさせていただきました。

(音楽文化会館 無料)