新潟市ジュニア合唱団
指揮:海野美栄さん
ピアノ:斉藤愛子さん
毎年の夏のお楽しみの新潟市のジュニア教室の定期演奏会。
最初は合唱。
例年ですと、りゅ~とぴあが会場ですけど今年は県民会館。りゅ~とぴあなら、できたら横側の席から観たいということもありますけど、県民会館だったらそれほどの席にはこだわりはなし。ということで、長蛇の列になっていると思われる開場待ちの列には並ばないように、開場時間しばらくすぎくらいに県民会館へ。
入場は既に始まっていましたけど、まだまだ長い列が残っていました。その最後尾にくっついて入場。
最終的に(私の席から見える範囲では)満遍なく席が埋まっていましたね。この日は天候が非常に悪かったのですが、そんなことでは客足は鈍りませんね。
公演は恒例の3部構成。
まずはクラシックステージ。
ヴィバルディの「四季」。四季自体はよく聴く曲ではありますが、その合唱版というとなかなか珍しいのでは?でも、しっかりした素敵な合唱で、本当にレベルが高いんですよね。
ただ、毎回書いているような気もしますが、ジュニア合唱の定期演奏会の楽しさは、第2部そして第3部にあると思うんですよね。
いろいろと趣向を凝らした第2部、そして、合唱ミュージカルの第3部。
コンクールで競うような「純粋な合唱」ではありませんけど、それが本当にいいんです。
まず第2部は「歌で世界一周」と題して、いろいろな国のいろいろな食べ物に関する歌。やっぱり、メンバの振りというかダンスが綺麗に揃っているのも良いですし、見ごたえあるんですよね。
・千手観音をイメージさせるような振りでは、できれば真正面から見たかったな~、とか(私はやや端よりに席を取っていた)
・男性団員さんの非常に息の長い声も印象的でしたし、
・ガンマンさんとか、昭和歌謡を思わせる派手な演出も楽しいものでしたし、
・フラダンスもかわいかったですし、
・アンコール? のムーンリバーもしんみりといい歌声でした。
ただ、第2部はなんといっても、ジュニア合唱団の伝統ともいえますけど、小学低学年のメンバと先輩がペアになってのダンスですよね。
個人的にはこの辺を見ているとなんだかジーンと来てしまいます。
いやいや、素晴らしい。
第3部はミュージカル。今年は「ブレーメンの音楽隊」。
主役の個別のメンバの演技、パフォーマンスもよかったですし、その他大勢に息の合ったフォーメーション変更等々もいいんです。
正直書けば、ミュージカルのストーリー自体はそんな問題ではなく、それを一生懸命演じているのを観るのがいいんですよね。
特に最後、順番にお辞儀しているところをみると本当に「よかったよ~、ブラボー~」と本当に感動するとともに応援したくなるんですよね。
天気は正直最悪といっていいくらいでしたけど、とっても気分よく帰らせていただきました。ありがとうございます。来週はジュニア邦楽ですね。こちらも楽しみです。
また、この定期演奏会も今までは事前整理券配布の入場無料でしたけど、今年から有料。おそらく会場が県民会館に変わったことの特別処置ではなく、これからもずっとでしょうね。
3月の3教室合同のスプリングコンサートはいち早く有料化されていましたけど、有料で全然問題ないと思うんですよね。それだけの価値は充分にあります。
(県民会館 630円 会員割引)