薫風之音
筝:藤崎浩子さん
尺八:鯨岡徹さん
毎年まさしく5月の風が薫る時期に開催されている砂丘館さんでの公演。私は今までなぜだか都合が付かずに今回初めて行ってきました。
開場時間ちょっと前くらいに砂丘館へ到着。
庭園をちょろっと見て回ります。
天気も良かったですし、建物と緑と空の青が綺麗ですね。
さらに風が気持ちよいです。
そんな中開場時間になってコンサート会場の「蔵」へ。
まずはお二人との距離が非常に近いです。
また、狭い会場ですし、椅子の間隔も広くはありません。
ということもあり、ゆったり観る為には最前列かな、、、と(笑)。
そしてお客さんで一杯の中、お二人が登場。
いつものスタイルといいましょうか、藤崎さんは左肩が開いた青のドレス。美しいです。
公演はいつもながらお二人の楽しいトークを交えつつ進行で非常に和やかな雰囲気。「砂丘館」という会場は特別に思い入れがあるそうですね。それでこの定例ともいえる公演も既に10回を超えているそうです。
「薫風之音」さん自体が去年10周年の記念公演をしていたくらいですから、なかなかの頻度といえるかと思います(笑)。
また、そういった会場での公演ということもあってかアットホームというか和やかな雰囲気が良いですね。お客さんの反応もダイレクトに伝わって、お二人のトークも弾んでました。
そんなこともあって、前半はプログラムとしては5曲の演奏だったのですが休憩前に時刻を確認すると40分も経っていたのにはちょっと驚きました(笑)。楽しいトークは時間を忘れさせますね。
休憩時間には砂丘館の和室で抹茶とお菓子の振る舞いも。
なんだかまったりとさせていただきました。
後半も含めてプログラムは「花の香りに誘われて」と副題がついているように、「花」にちなんだ曲で、
・薫風之音オリジナル曲
・日本の歌謡曲
・邦楽器のためのオリジナル曲
とバラエティに富んでいましたけど、トークでの和やかさと対照的に演奏はやっぱりさすがです。
もちろん、定番の「波の音」や「鳥の鳴き声」といったネタ的な要素もありましたけど、特に邦楽器オリジナル曲「萌春」だったり「土声」は凄い迫力でした。
私は鯨岡さんのすぐ近くに座っていたのですが鯨岡さんは額に汗を浮かべて、表情も非常に険しく恐いくらいでしたし、藤崎さんも筝の弦を弾くだけでなく叩いたりいろいろな音を鳴らしたと、まさしく熱演でした。
薫風之音さんの硬軟おりまぜた(笑)、幅広くさまざまな魅力を堪能させていただきました。
お二人は今年も豪華客船での公演が控えていたりと、さらに大活躍のようですね。
(砂丘館 2000円)
砂丘館正面
いい天気です。
庭園いろいろ
この公演にはケーブルテレビが取材に来ていました。
休憩中に振舞われた抹茶とお菓子を綺麗に撮影しようとしているスタッフさん。
終わった後に一枚撮影させていただきました。