02/10 サックス×ピアノ Live @ドクター可児 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

サックス:三浦玲太さん(お名前は「りょうた」と読みます)
ピアノ:小林浩子さん

可児さんでのお酒&食事をいただきながらのライブ、今日はサックスの三浦さんとピアノの小林さん。開演30分前くらいに到着し、いつものようにビールとつまみを注文して準備万端(笑)。

すると隣の席には若手演奏家さん。お話したことはほとんどないのですが、演奏は何度か観させてもらったこともあり、かつ、ちょっと疑問に思っていたこともあり、ついお声がけ。気さくに応じていただきましたけど、お相手にしてみれば「誰? このおっさん」状態ですよね(汗)。
演奏会後のお見送りのときなどは全然かまわないと思うのですが、こういったプライベートの場ではちょっとなれなれしすぎだったとちょっと反省。

ほぼ時間通りにお二人が登場。
まずはお二人で2曲「Be our guest」と「チャルダッシュ」。

こういう書き方はちょっと失礼かもしれないですが、三浦さんの第一印象からすると非常にワイルドな印象をうけるのですが、演奏は繊細で一つ一つの音を丁寧に演奏しているという感じをうけます。特に「チャルダッシュ」の高音部分、どんな楽器で演奏される場合でもちょっと緊張感が漂うような感じがありますけど、綺麗に演奏しきっていました。

また、演奏だけでなくトークなどに関しても非常に丁寧で落ち着いていて、まさに好青年、という感じです。

その後は小林さんのピアノソロで「タイスの瞑想曲」や「トルコ行進曲」など親しみやすい曲を3曲。曲間のトークも含めて手慣れているというか非常に安心感のある演奏ですね。

また、トルコ行進曲では、椅子に座った三浦さんもあたかもピアノを演奏しているかのような指の動きをしているのが印象的。まるで、(エア)連弾しているかのようです。

その後もう1曲デュオで演奏したあとで、一旦休憩。食事を追加注文(笑)。

再開後の最初は今度は三浦さんの無伴奏ソロ。サックスの非常に優しい音色を堪能させていただきました。また、非常に距離が近いですので、純粋(という表現も正しいかは別ですけど)なサックスの音だけでなく、三浦さんがボタンを操作する音も結構聞こえてくるのですが、それもまた邪魔にならないというか、ほどよいアクセントです。

その後、ソプラノサックスに持ち替えての「G線上のアリア」。ちょっと違った音色を堪能させていただきました。ちょうど演奏が終わったところで可児さん名物の柱時計がなったのもグッドタイミング(笑)

プログラムも最後はピアソラさんの曲を3曲。「エスクアロ」(意味としては「鮫」)では、冒頭にピアノでジョーズのテーマが聞こえてきたので、「お~そういう曲なのか」と思ってしまったのですが、実は小林さんの遊び心のアドリブだったそうで、ひっかかりました(笑)。

お二人は大学時代から共演が多いそうですが、トークのネタ的にもそういった安心感的なものが伝わってくる感じでしたね。お二人は年齢的には数ヶ月の差らしいのですが三浦さんが小林さんのことを随分とお姉さん扱いしていたのも面白いです。おそらく、過去になにかネタにされたかなにかあったんだろうな、と想像。

全体を通してお二人の雰囲気がよくって、もちろん演奏も素晴らしいですし非常に居心地がよいライブでした。

お二人は、翌日(2/11)にもりゅ~とぴあで開催される「千の風音楽祭」にも参加されるそうです。そのときにはもうお一人、サックスの田村亮太さんも一緒に演奏されるとのことです。
サックス2本(それも【Wりょうた】(笑))、にピアノという編成もなかなかないと思いますね。

(ドクター可児 事前申込み 2000円)


チラシ。三浦さんは随分とワイルドな印象を受けますが、これでも以前に比べてやわらかい印象となるように撮影しなおした写真、とのことです。以前のバージョンも見てみたい気がしますね'(笑)。







ピアノソロでトルコ行進曲。ですが、三浦さんもピアノを演奏しているかのような右手の動きです。