12/03 イリーナ・メジューエワさん 組曲《展覧会の絵》 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ピアノ:イリーナ・メジューエワさん

 

メジューエワさんは好きなピアニストさんのうちの一人です。

 

CDも結構買っており、数えてみたら13組30枚のCD(ベートーヴェンのソナタ集が12枚組というのもある)を持っていました(笑)。メジューエワさんは非常にたくさんCDを出版されていますし、どれもレベルが高いですね。

 

新潟でのコンサートは4年ぶり。

※(後日訂正)4年ぶりと書きましたけど、りゅ~とぴあでの演奏が4年ぶりで新潟での演奏自体は2013年に潟響とのコンチェルトでの共演がありましたね。そちらも非常に素晴らしい演奏でしたが、つい失念してしまっていました....なさけなし(汗)。

 

メジューエワさんは見た目は非常に美しいし、どちらかというと華奢な印象ですけども「演奏はとても力強い」というのは、話には聞きますし、それはCDでも感じることはできますけど、
それを生演奏で感じることができるということで非常に楽しみにしていました。

 

※4年前の公演も観てはいますけど、そのときの公演はゴルドベルグ変奏曲などオールバッハ。ということでどちらかというと力強いというよりも非常に静謐で美しい演奏だったんですよね。

 

それに対して今日のテーマは「オーケストラ作品としても有名な曲」の特集、ということもあり、ことさらにメジューエワさんの力強さも含めて表現の幅の広さというものが感じられ素晴らしい演奏でした。

 

特に圧巻だったのは後半の「展覧会の絵」。

 

美しい外観からはちょっと想像がつかないくらいの迫力で、ちょっと荒々しさも感じてしまいますが、決して粗くはないんですよね。非常に強い音を奏でるときも、思いっきり弾むようにしたり、押し付けるようにしたり、観ても「お~!!、すごいな~」と感じてしまいます。

 

「展覧会の絵」はCD音源にもなっていますけど、やっぱり生演奏は全然違いますね。
どの曲も本当に圧倒されました。素晴らしかったです。

 

またメジューエワさんは「楽譜」に対して非常に思い入れがあるというのはどこかで聞いたことがあったのですが、今日も全曲、大事そうに楽譜を抱えて入場し、抱えたままお辞儀、そしてピアノへ着席という流れでしたね。なるほどな~、と納得してしまいました。

 

ただ、本プログラムだけでも十分満足だったのですが、さらにすごかったのがアンコール。

「展覧会の絵」終了後、ブラボーの声も多数かかり拍手もなりやまず、当然のようにアンコール。アンコール終了後、それでも拍手はやまず楽譜をもって再登場で2回目のアンコール。やっぱり2回くらいは良くあるよね、と思いつつ、「アンコールを2回もありがとうございます、素晴らしかったです」と思いつつ、感謝の意味も込めて拍手をしていると、、、、

 

メジューエワさんが楽譜をもって再再登場。楽譜を持っているのでステージに戻ってくる時点で観客からも「お~っ」という歓喜かつ驚きの声も起こります。
で、で、で、4回目、5回目と続き(笑)、さすがに終わりだよね? と思っているとさらに6回目が最新CDにも収録されているショパンのマズルカ。さすがにCDのアピールもかねてこれで終わりかな? と思ったら、さらに7回目!!

 

もうどこまで続くの(笑)? と思いましたけど、7回目でとうとうお開きとなりました。

本当にもうものすごい公演でした。大満足でございます。

 

アンコール曲の掲示もなかなかすごいことに(笑)。これだけ並ぶとこれだけで普通の公演みたいです。

 

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