11/29 コンチェルトインストアライブ 飯田万里子さん チェンバロ | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

チェンバロ:飯田万里子さん
 
飯田さんの演奏は今までも何度かは聴いたことがありますが、ほぼ笠原さんとの共演でした。その公演の中で飯田さんのソロも聴く機会は何度かありましたけど、飯田さんソロの公演は初めてです。
 
ただそれもそのはずで飯田さんもトーク中にソロ公演は10年ぶりくらい、とおっしゃられていました。ちょっと意外です。
 
開演20分くらい前に到着。すると入り口にマネージャーの「ベリーさん」がお出迎え。
さらにチェンバロの前には「ろばさん」のぬいぐるみが。なんともファンシーな世界です(笑)。
※ただそのときにはぬいぐるみだと思った「ろばさん」ですが、実際に座ることもできる椅子になっているそうで。びっくりしました。
 
お客さんも既にかなりいらっしゃいますし、最前列の端の方を確保しつつ、時間まで展示中の長野順子さんの銅版画の作品を鑑賞。なんだか非常に繊細でファンタジーで版画とは思えないですね。
 
時間となり開演。飯田さんは「ベリーさん」を抱えて登場です。
かなり緊張していたそうで、緊張をほぐすためにも「ベリーさん」「ろばさん」の力を借りたということなんですね。
 
まずはジブリおよびディズニーからスタート。
私は笠原さんとのツインチェンバロでバロック以外の曲も頻繁に耳にしていますので全然違和感ないですし、自分はこういうのも非常に好きです。
 
その後も、王道のバロックはもちろんですけど、クリスマスソングあり、ドラマの主題歌ありバラエティ豊富な内容でした。
 
また演奏も素敵でしたけど、飯田さんのトークもなんだかふんわりとした飯田さんのお人柄がでていましたね。お堅い曲の説明などは極力控えめで(笑)、
 
・チェンバロの音が好きでチェンバロを始めて、普段もバロック以外の曲もよく弾いているということだったり、
・ペダルがないことなどでチェンバロ用に編曲が難しいけれども、最近は少しずつコツがつかめてきたような気がする、
・今回の会場の蔵織は非常に音が響いて心地よい、特に自分にも響きが返ってくるのがうれしい、
 
などなど、気さくな感じで非常に親しみやすく、いい雰囲気でしたね。
 
最後はとまらない拍手に応えてのアンコールは「Tomorrow」。個人的にはこの曲を聴くとジュニア合唱団を思い出してしまいます。飯田さんも大好きとおっしゃられていましたけど、いい曲ですよね。
 
とても、素敵なインストアライブでした。
 
(ギャラリー蔵織 500円)
 

会場の正面には「ろばさん」が。最初は普通のぬいぐるみだと思っていました。
 

クリスマスソングでは足に鈴をつけての演奏も。リズムをとるだけでなく最後思い切り鳴らすあたり、受けていましたね。
 

終演後、ロバさんに座る飯田さん