フルートアンサンブルデュレーブ
浅利守宏さん
安澤未咲さん
栗原茉莉子さん
佐藤未梨さん
渡辺優子さん
手島尚子さん(友情出演)
この日もいろいろな魅力的な公演がありましたけど、秋葉区文化会館にデュレーブさんの公演へ。デュレーブさんはクラシックストリートなどでは観たことはありますけど、通常の公演は初めてです。
開場時間ちょっと過ぎくらいに到着してプログラムを確認しつつ開演を待ちます。
今回はゲストの手島さんを含めて6名ですけれども、いろいろな編成での演奏みたいですね。
時間となり開演。
まずは全員でパガニーニの主題と変奏。女性陣は皆さん水色だったりコバルトブルーだったり、青系のドレスであわせていますね。皆さん美しいです。浅利さんが非常に紳士的なイメージがあるだけあって、いつにも増して「浅利さんと美女たち」という雰囲気です。
メロディー自体はよく耳にする曲ですけど、それがまたフルートのみでの演奏というのはなかなか面白いです。
その後、フルート四重奏のあとに、浅利さんと手島さんのデュオ。
この短い時間の間にお二人は衣装を変更しており、浅利さんは上下黒で統一、手島さんは真っ赤なドレスです。黒と赤という組み合わせはピアソラさんのタンゴエチュードに合わせてのことでしょうね。
衣装だけでなく演奏もちょっとワイルドな浅利さんというのもなかなか新鮮でした。
10分の休憩後に第2部。
まずは晩秋にあわせた唱歌など3曲を全員でしっとりと。休憩時間の間に皆さん衣装チェンジで今度は色とりどりのドレス。これまた非常に華やかです。
特に手島さんはこの時点ですでに3着目ですね。浅利さんは、通常の(笑)紳士スタイルに戻っていました。
第2部の後半は浅利さんの語りを交えながらの「プリンセス・マーメイド」。ストーリーに沿ったちょっと切ない音楽でした。ただ個人的には、浅利さんの落ち着いた声も素敵ですけど、女声での語りだったらまた違った雰囲気になったのかな、とも思いました。
さらに休憩をはさんで第3部。
ひょっとしたらここでも皆さんドレスを変更するのかな? とも思いましたけど、さすがにここでは変更なし。個人的にはちょっと残念(笑)。
第3部はまずは安澤さんのソロからスタート。
正直、こういった演奏会でソロを担当する(それもリーダの浅利さんではなく)というのは非常にプレッシャーになるのでは? とも思ったのですけど、ちょっとオリエンタルというか不思議な感じがする曲を見事に表現しきっていたと思います。
その後もフルートアンサンブルの定番曲(らしい)だったり、ネコを題材にした曲でフルートの美しさ、表現の豊かさなどを堪能させていただいて最後は「アルルの女」でかっこよく締めとなりました。
アンコールまで含めると2時間半。たっぷりでした。
一部、ピッコロやアルトフルートなどをいいアクセントにしてはいましたが、伴奏のピアノ等もなくフルートのみでの演奏.。また全体的に非常に上品というか、デュレーブさん独特の雰囲気がありますよね。
本当に「フルートを聴いたな~」ということを実感させてもらえる公演でした。
(秋葉区文化会館 2000円)