東京交響楽団
■ロビーコンサート
第1ヴァイオリン:福留史紘さん
第2ヴァイオリン:小関郁さん
ヴィオラ:大角彩さん
チェロ:伊藤文嗣さん
毎回非常にレベルの高い演奏が間近で観ることができるロビーコンサート。
今回は弦楽四重奏。
10分くらい前に到着し、フロアに座って開演を待ちます。
この床に座って鑑賞するというのもなかなかありません(笑)。
時間となり皆さんが拍手に迎えられ登場。
福留さんが、
・今日の本公演のドヴォルザークのチェロ協奏曲はいわゆる「ドヴォコン」と呼ばれて非常に評価が高い。
・今回のロビコンで演奏する曲は作品番号がドヴォコンの次の番号
・気づいてみたらロビコンのメンバ中4人中3人に名前に「ふみ」がついている(笑)。
などを簡単に紹介したあとで演奏に入りました。
わかっていますけど、非常に美しいハーモニーです。
ヴァイオリンとかヴィオラの素晴らしい演奏を聴いたときには、なんというか音がどこから鳴っているのかわからないような感覚を覚えることがあるのですが、今回も空間に溶け込むような響きを堪能しました。
演奏後、何度も拍手に応えて再登場しつつ、終演となりました。
時間的に40分くらいだったこともありアンコールはありませんでしたけど、十分楽しまさせていただきました。
本当にお得な公演、、、というか、東京交響楽団さんによるサービスですよね。ありがたいことです。
■本公演
指揮:シモーネ・ヤングさん
チェロ独奏:アリサ・ワイラースタインさん
ロビコン後、隣の音文で合唱の演奏会をみたあと再びりゅ~とぴあへ。
いつもの? 一番お安い席(パイプオルガン脇)で開演を待ちます。
お客さんの入りは、、、まあ普通という感じでしょうか。
団員さんが揃ったあとで、今日の主役のシモーネ・ヤングさんとアリサ・ワイラースタインさん登場。特にアリサさんは後ろ姿だけですし、女性に対してこういう表現もいいのかというのはありますが、お二人ともに非常に「貫禄がある」という印象ですね(身体的にはそんな感じでもないのですけど)。
シモーネ・ヤングさんは指揮の前に眼鏡を着用していましたね。
「ドヴォコン」を聴くのは6月のもぎオケ+新倉瞳さんに続いて2度目。
特にもぎオケではスライドなどで各楽器の活躍どころなどを説明しながらの演奏だったこともあり、今回の演奏を聴くのにも「あ~そんなのもあったな」的に思い出せることもありました。
ただ、アリサ・ワイラースタインさんのチェロもオケもどちらも素晴らしかったのですが、今回は「P席のつらさ」のようなものを感じてしまいました(汗)。もちろん、そういうことがあるからこその価格ではあるのですけど、今回は座った位置も独奏席のちょうど真後ろくらいで、
かつ、チェロですから座っての演奏ですし、どうしても音も非常に遠くから聴こえてくる感じになってしまいます。でも、価格を考えると十分なんですけどね...
ちなみに、今年は東響の演奏をP席で何度か観させてもらっていますが、
・ピアノ協奏曲
→もちろん演奏者が見える側の席が取れればですけど、ソリストさんも良く見えるし私にとってはS席並みの満足度。へたをすれば遠目のS席よりも個人的には好きかも。
・ソロなしの通常の交響曲など
→指揮者の表情も見えるし、ソロが誰が吹いているかもわかるし、十分お得。
・ヴァイオリン協奏曲
→結構動いてくれるし、十分楽しめるけど、やっぱり前から見たいという気持ちが強くなりますね。
・声楽、チェロ協奏曲
→価格を考えれば聴かせて頂けるだけで十分ですが、やっぱりちょっとつらいかな。
という感じですかね。でも、こういうのも一度は聴かないとわからないわけですし、良い経験です。今後もピアノ協奏曲のときには優先的に狙っていきたい(笑)ですね。
休憩後はブラームス4番。
シモーネ・ヤングさんは楽譜なしでの指揮(なので当然眼鏡もなし)でした。
個人的にはブラームス4番はそんなになじみのある曲ではないのですが、そんな私にも「やっぱりいいな~」というのがわかる演奏でした。
さすが東響ですね。
次回(3月)の公演はいよいよ新潟定期100回目の公演ですね。こちらも楽しみにしたいと思います。
(りゅ~とぴあ 会員価格 1800円)