～弦楽三重奏コンサート vol.5～
＜特集展示 絵と日々の道具 オープニング企画＞
ヴァイオリン、ヴィオラ：佐々木友子さん
ヴァイオリン：庄司愛さん
チェロ：渋谷陽子さん
時々、豪華なコンサートが開催される Kaede Gallery+fullmoon さん。
開催が年に数回で開催も不定期ということもあり、忘れたころに Webをチェックするといった感じだったのですが、去年の9月以来開催されていないな～、なんて思いつつたまたま金曜日にチェックしたら、なんとタイミングよくこのコンサートの開催を知りました。
危なかったです（汗）。
会場に到着するといつもと座席の配置が違います。
普段は一番奥に演奏者、手前側に観客というオーソドックスな感じなのですが、今回は部屋の真ん中エリアに演奏者の皆さんで、その周りを取り囲むように観客席が準備されています。
元々会場が20人程度でMAXということもありますけど、これだとどこに座っても最前列ですね（笑）。
一番手前側（皆さんを横から見る感じの席）に座って開演を待ちますが、元々狭い会場なだけに非常に演奏者との距離が近いです。
時間となり開演。
ただ、最初に渋谷さんが登場したときに、渋谷さんから「ちょっとぶつかりそうですね」といわれ、少し椅子を下げます（汗）。それくらい近い距離です。まあ、私自身も最初からもうちょっと下げとけよ、という感じではありますけど。
今回は名手３名ですけれども、トリオでの演奏というのは少なくって、ペアの組み合わせをいろいろ変更しての演奏になっていました。
・佐々木さん、庄司さんのヴァイオリン二重奏
・佐々木さん、庄司さんの二重奏に、通奏低音として渋谷さんが参加
・庄司さん、渋谷さんの二重奏
・佐々木さん（ヴィオラ）、渋谷さんの二重奏
・トリオでの演奏
いろいろな編成で楽しめました。
また、非常に近い席に座っただけあって、目の前で演奏される渋谷さんだったり佐々木さんのインパクトが大きく、おそらく聴く人が聴いたらバランスが．．．．ということになるのかもしれませんけど、自分はそんなことよりも至近距離で細かい手の動き等もみることができる席での鑑賞を楽しんでました。
面白かったです。
また、このギャラリーコンサートではいつものことですけど、全体的にゆるめの雰囲気での進行もまたいいものです。
個人的には、佐々木さんと渋谷さんのデュオではベートーヴェンの「２つのオブリガード眼鏡付きの二重奏曲」だったのですが、どうやらこの曲は１曲目が頻繁に演奏されるわりに２曲目は演奏機会が少ないとのこと。
ということもあったと思うのですが、この日は２曲続けて演奏するところを、１曲目を思いっきりキメたあとで、渋谷さんが「あ、２曲目もあるんだった」的な感じが見て取れたのもちょっと貴重というか面白かったです（汗．．．ゴメンナサイ）。
それにしても狭い会場で、至近距離で、素晴らしい演奏者の皆さんの演奏、本当に贅沢な公演でした。
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ただ、結構、演奏会情報収集を熱心にやっているつもりの私でもこの演奏会情報を把握したのが前日、楓画廊さんのWebをたまたまチェックしたときのことでした。
定員も少ないし、ギャラリーに足を運んでくれる人を優先にしたい、という思いもあるのかもしれませんけど、もうちょっとPRしても良いのかな、とは思いますね。
Webだとこちらがチェックしないと情報入手できないですけど、Facebook や Twitter（私は演奏会関連ではTwitterを使っていないのでひょっとしたらPRしていたのかもしれませんが）など、
プッシュ型の情報発信があっても良いかもしれませんね。
今回の演奏会も開催を知っていれば来たかった、というお客さんも結構いたのでは？ とは思います。
（Kaede Gallery+fullmoon 2000円）