ヴァイオリン：鍵冨弦太郎さん
ヴァイオリン：戸原直さん
ピアノ：湊元なつみさん
開場時間数分前くらいにだいしホールへ。すると予定の２～３分前に開場となり入場。
よく座る席（前よりの向かって左側）を確保して開演を待ちます。
この公演はもちろん若手男性お二人のヴァイオリンも楽しみではありますけど、ピアノの湊元さんの演奏を聴くのもかなり久しぶりということもあり、そちらも楽しみにしていました。
最初は鍵冨さんと戸原さんのお二人で登場。
まずはプレイエルのデュオの５番。聴いたことがあるわけではないのですが、聴きやすい曲というか非常に綺麗な曲という印象ですし、長身男性お二人の演奏は華がありますね。
どうやら、鍵冨さんも長身ですけど、戸原さんはその鍵冨さんよりさらに身長があるそうです。
ただ、これは私も良くわかっていなかったのですが、どうやら２楽章？の曲だったらしいのですが、曲間では拍手も。もちろん私も拍手してしまったのですが、軽い会釈のあと曲は継続。
プログラムに「デュオ５番」としか記載がなく単一楽章の曲と思ってしまいました。まあ、仕方ないですよね（笑）。
その後はお二人で曲解説とフリートーク（笑）を交えながらの進行です。こういう気楽な雰囲気なのもまたいいですね。
２曲目は「武満徹」さんの「揺れる鏡の夜明け」。４曲から構成されている曲ですけど、ちょっと不安を感じさせるようなメロディでもあり、情景が思い浮かぶような非常に美しくもあり、不思議な曲ですね。武満さんの曲は外国の方はよく演奏するのですが、日本人は意外と演奏しない、ということもトークであり「へぇ」という感じです。
前半最後はピアノの湊元さんも参加してショスタコーヴィチの曲。なんとなくのイメージでショスタコーヴィチってなんとなく重々しい曲というイメージがあったのですが、今回の曲は小品５曲から構成されており、そのうち２曲が映画音楽、残り３曲がバレエ音楽ということらしいですけど、非常に優雅な感じでした。２本のヴァイオリンとピアノ、非常に美しいハーモニーでした。
休憩後もヴァイオリン２本とピアノでの演奏。モシュコフスキーさんの曲は随分と技巧的な曲で演奏前のトークではなかなか難しい曲です、というようなこともおっしゃられていたのですが、
いざ演奏となると、額に汗も目立ち熱演でした（特に戸原さん）し、２本のヴァイオリンとピアノが激しくやり取りして迫力がありました。
またピアノも結構忙しいというか大変な曲でしたし、ちょっと注目して見ていたらサポートの譜めくりさんがうまくいっていないようなところも何度か見受けられましたけど、とっさにリカバリして演奏には影響がでていませんでしたね。そんなのもさすがでした。
最後はサラサーテで「ナヴァラ」。楽しげな曲を軽快に弾ききっての終演となりました。
アンコールは鍵冨さんと戸原さんのデュオで１曲演奏したあとに、やっぱり最後は３人での演奏で締めとなりました。
ヴァイオリン２本というのもそんなに聴く機会はないですし（といいつつ、前日のトリオペンナさんもヴァイオリン２本というのはありますが）、バラエティに富んだプログラムで非常に楽しめました。
いい演奏会でした。
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実のところ、開演前はちょっと心配なこともありました。
というのも、以前の鍵冨さんと湊元さんの公演時に細かいことではあるのですがいろいろと気になることがあって、湊元さんを応援している私にとっては観ていて非常につらい印象をうけるというようなことがあったのですが、
今回はそういうこともなく非常に気持ちよく観させていただきました。
・プログラムもちゃんと写真つき紹介されていましたし、
・公演中もちゃんとフルネームで紹介し「以前も共演してもらって今回もお願いしました」、ということで感謝も述べられていたし、
・曲中、そんなに長い時間ではないですけどピアノソロになるような場面では、鍵冨さんもさりげなく横にずれて湊元さんがよく見えるようにしてくれたり、
・曲の終了時には観客に拍手を促してくれたり、
・退場のときにはちゃんとレディファースト的に湊元さんを優先してくれてますし、
元々イケメンなんですから、こういったことをさりげなくしてくれるとさらにイケメン度というか好感度があがりますよね。ホントになんだかほっとしました。
正直書くとこの公演の開催を知ったときには、演奏は聴きたいけど万が一前回みたいにつらい思いをするのはいやだしな～、と躊躇する気持ちもあったのですが、
「前回はたまたま」と割り切って足を運んでよかったです。
（だいしホール 前売り 2500円）
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またこの公演の前、午前中に万代のビルボードプレイス近辺で開催されていたイベントで、
篠笛：渡辺百枝さん
ギター：小池朋博さん
によるデュオ「Sora」さんの演奏を聴いてきました。
渡辺さんの演奏を聴くのは先週の川崎さんとのデュオに続き連続ですけど、篠笛の美しさ迫力は相変わらずですけど、組む相手が変わると印象もやっぱり変わりますね。
曲も佐渡おけさをモダンにアレンジした曲だったり、ビートルズだったり、お二人のオリジナル曲だったりといろいろです。
まさに天に昇っていくような篠笛の鮮烈な音とギターが素敵に融合していました。
Soraのお二人はまさに万代近辺が地元とのことで、地元を活性化していきたい思いで結成し今年で丸３年。４年目に突入とのことです。今後のご活躍も楽しみにしたいですし、私もまた聴きたいですね。
※ただ、午前中だったしバスセンター近辺に比べるとどうしても「ふらっ」とくる感じでもないのでちょっとお客さんが少なかったのが本当にもったいないな～と思ってしまいました。
といいつつ、私も昨日渡辺さんのブログを見てたまたまこのイベントを知ったくらいなのであんまり偉そうなことはいえないのですけど（汗）。
