10/21 トリオ・ペンナ 第五回演奏会 トリオソナタの楽しみ5 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

ヴァイオリン:廣川抄子さん
ヴァイオリン、ヴィオラ:佐々木友子さん
チェンバロ:笠原恒則さん

 

ここ最近のスタジオA通いもここで一旦一区切り(土日も行きたい演奏会はありますけどスタジオAではなし)。先週の木曜日から数えて9日間で6公演。よく通いました(笑)。

また、内容も雰囲気も非常にバラエティに富んでいるんですよね。
邦楽器アンサンブルに、声楽、ヴァイオリン、音楽とダンスのコラボに、今日は落ち着いたバロック。それがそれぞれ非常によくってレベルが高いというのもすごいと思います。

 

やっぱりスタジオAというのが非常にフラットな空間で癖がないのでどんな公演もやりやすいということもあるのでしょうね。


というわけで今日はトリオ・ペンナさん。

 

今日で5回目の演奏会とのことですが、毎回バロック時代のトリオソナタにこだわった公演。
今回はイタリア~ドイツ、そして後半はフランスの曲という構成。

 

ヴァイオリン2本(一部ヴィオラ)とチェンバロのやさしいハーモニーです。
響きの良いスタジオAで落ち着いた雰囲気でまるで目を閉じればまるで宮廷にいるような感じに浸れます。恒例のブクステフーデさんの曲は今回もありましたね、こういった恒例プログラムがあるというのもなかなか面白いです。

 

また笠原さんの解説もいつも通り丁寧です。
バロックの初期と後期の曲の説明だったり、当時は作曲だけしている人はほとんどおらずみな演奏家でもあった、とか、ガンバとチェンバロは通奏低音部分を共演することも多いけど、マレさんの曲はご本人がガンバ奏者でもあったこともありガンバで弾くとうっとりするほど美しい(ただし今日はチェンバロで)、とか、いろいろ興味深いネタが多かったですね。

 

前日の伊奈先生とユーフォルビア、そしてパフォーマーのお二人の公演はなにが起こるか予想がつかないワクワクがいっぱいの公演でしたけど、今回のように大いなる定番というか、「こんな感じの演奏会なんだろうな」と予想していくとそれにぴったりはまったものがでてくる、というのもまたいいものです。

 

なんと言うか本当に落ち着いた大人の雰囲気の公演でした。

 

(スタジオA 1500円)